昨年の夏至の頃、庭の改造を思い立って線路の再敷設、これに伴う鐵道レイアウト化を考えて庭に小さな山とその中腹から流れる水路を考えてみた。小川の原動力は小さな太陽電池パネルである。再生可能エネルギー云々の小難しい話では無く手持ちの素材で楽しんで見ようと思っただけのことである。
この池から羽化した塩辛蜻蛉が写っています。
太陽電池で駆動する水中ポンプ。仕様はブラシレスDC12V。
我が家には防災用にガチャポン付きの井戸があるが、普段は撒水に使うだけ、これでは勿体ないので池の水源に仕立て上げている。ところがこの池の基本は溜まり水、これで20年は運用してきたのでおおよその植生は理解しているつもりである。これに流れを加えるとどうなるのかが次のステップでの興味深い話となった。やってみたいのは上手く生育しなかったクレソン。この植物は流水を好むそうなので循環水ではあるものの池の水を流した水流で生育するか否かを試そうと考えている。
工事が竣工した頃の光景。
この一年近くの運用で見えたことは、エネルギー源がの確保が重要な課題であること。
日の短くなる時期は発電量が極端に減ってしまう。 太陽の位置が低くなると家屋の谷間の我が庭では日照時間が短くなる環境が課題。今更庭を広くする訳にも行かず悩ましい問題だなぁ。(^0^;)
太陽が天頂に位置する夏至の時期の設計なので太陽電池パネルを池近くに設置した。その状態で充分な発電量がであり、水流も豊かであることを確認出来たが、秋分の日を過ぎると発電量は僅かとなり流水時間も短くなった。
日射しの残るウッドデッキ上で壁に立て掛け設置にすると午前中は何とか発電し水流も確保出来た。
この写真は夏至の頃に太陽光発電所(^0^)の運用開始。
これは冬至の頃、ベランダに配置換え。予想通りのクレーム到来。(^0^;)
太陽電池パネルをお日様に追随させるの動的制御があるとより実用的、或いは常時日照のある二階ベランダから配線するのもいいのであるが、まず認可されないだろう。(^0^;)充電方式に切り替えるのも興味深いと考えている。
実は10年ほど前に充電方式の試作をしてAC100V発電プラントを作ったことがある。
屋根の上には本物の太陽電池を乗せてあるので無理することはないのであるが。(^0^;)
とりあえず、現在の状態を春分の日過ぎお彼岸過ぎまで続け、いずれ元の設置台に戻すことにしている。あと三ヶ月で一年間の運用となる。一年間の様子から次の年どうするかを考えたい。それも楽しむという観点からがいいようだ。
発電した電氣で水中ポンプを駆動し、その力で吸い上げた水はこの小川の最上部から流れている。出来上がった頃の川底は明らかにモルタルであることが分かるが、最近は自然の川底に近い色合いに変化している。
流れのある時はこんな具合である。真夏の太陽のエネルギーには凄いものがある。
さて、如何でしたでしょうか。地味な趣味といえる遊びでありますが、昨年は思い切って環境を作り直しました。今後どう展開するか気長に見守っていきたいと思います。