ちょっと早いのですが、昨日今年度の講義が終わりました。と云うことは1月7日(土)から我が大学は講義が始まったのです。そして来週はセンタ入試、次の週は後期試験、そして大学入試とイベントが目白押し。大震災のおかげでスケジュールが押せ押せになってしまったようです。とはいえ半年間緊張を強いられた仕事から解放されてホッとしています。 その反動で昨晩はグータラしてしまいました。(^0^;)
そして今日は一転して本業に専念してしまい家から一歩も出ませんでした。疲れた一日でしたけど仕事も先がちょっと見えてきました。
忙中閑ありで作業が一段落したところで十年近くかかってボロ市で集めてきた千円台から二千円台の格安根付けを並べて自己満足しておりました。 山盛りの商品からじっくり捜すと面白いものがあるのですけど、最近は極端にレベルが落ちてしまい手を出したくなくなっています。次第に大きくなって人形だと云えるものが殆どになってきています。 日本市場を舐めて欲しくないものです。 本格的なものを蒐集している方から見ればゴミだと思われる代物ばかりですが、手仕事から産み出されたものだと思うと貴重で、 自分で作ろうと思っても不可能です。(^0^;)
今年の干支の龍。一昨年のボロ市で見つけて密かに持っておりました。(^0^) 「瓢箪から駒」ならぬ「龍」が出てこようとしています。瑞祥の根付けを今年の隆盛を祈念して冒頭に掲載しました。どうぞ良い一年でありますように。
ところでこの蒐集?に転んだきっかけはホームページにも掲載していたことがある「蛙の腕相撲」です。 型取りしたプラスチックだと思って手を伸ばしたのですが、木製であることに気が付いて驚きました。越南製かなぁーと云う小父さんの言葉に驚きました。蓮の実の上で腕相撲をする蛙さんのユーモラスな格好にこちらも格好を崩してしまいます。
それから蛙根付けを幾つか集めました。最近は気に入ったデザインのものが見当たらなくなりちと残念です。
湯桶に浸かった蛙、順番待ちなんでしょうか桶には大小二匹の蛙です。
いつ頃入手したのか定かではありませんが、蛙と亀の組み合わせです。亀には蓮の葉が被さっていますが、茎には蓮根の穴まで開けてあります。
そして干支の良さそうなものもついでに手を出しますが、商売っ気たっぷりのものばかりで安くて良いのは滅多にありません。何とかましなものはこんなところです。 米とネズミは縁起が良いのです。
これは店の奥に置いてあったものを掘り起こした桃と猿です。猿と桃は中国では長寿延命のシンボルとのことです。 台座の底が傾いて立たなかったので負けてくれました。いまでもこの店の小父さんは覚えているようです。
誠にアンバランスな姿ですが、これで立ってくれるから嬉しいですね。台座を紙鑢でせっせと磨いて水平を出したことを思い出しました。
同じ猿でもこんなものがあります。
ところが、 猿と思って入手したら頭に小さなお皿があって河童でありました。(^0^;)
このような意外な結果も楽しいものです。
こんなデフォルメされた蜻蛉もありました。一度見かけただけでその後遭遇していません。
年に一、二個しか入手しないことにしているので結構真剣に選んでしまいます。 その世田谷ボロ市が1月15日(日)、16日に開催されるので楽しみにしています。 今年はどんなものを発見するか楽しみです。
興味ある方は楽市楽座の時代から四百年続いている世田谷ボロ市に出かけませんか。東急・世田谷線の上町か世田谷下車です。
ちなみに世田谷区は江戸時代は豪徳寺の猫招きの伝説で知られた彦根藩・井伊家の所領地でしたが、それ以前は小田原北条の重臣・吉良家所領でした。経堂を通る城山通りはこの時代の世田谷城址公園にちなんで付けられたようです。この頃始まった素朴な市が細々続いて現在に至ったわけです。 北条家が豊臣に滅ぼされ失業してしまった武士の子孫が我が家の近辺に結構住んでいます。(^0^)