(つづき)
複乗(復乗?)シリーズの2回目は、福岡県宗像市の「グローバルアリーナ」。
スタジアムや陸上競技場、テニスコート等で構成される「グローバルアリーナ」だが、公共の施設ではなく民間の施設だそうである。
「赤間営業所~高六~猿田峠~田町~五反田~直方」を結ぶ「75番」が、「高六」で県道直方宗像線を一旦離れて「グローバルアリーナ」に立ち寄り、その後再び県道に戻る。
「グローバルアリーナ」に寄り道をするようになる前は、「(赤間方面)~平山口~高六~猿田峠~(直方方面)」という運行経路であり、「高六」のバス停は県道上にあった。
それが、「グローバルアリーナ」に寄り道をするようになってからは、「(赤間方面)~平山口~高六~グローバルアリーナ~高六~猿田峠~(直方方面)」という運行経路になり、「高六」バス停は、県道から分岐して「グローバルアリーナ」に向かう道路上に位置している。
なので、「高六」は、もともとは本線上のバス停であったものが、現在は「団地入口」のように、「複乗区間の途中のバス停」という位置付けになっている。
「複乗区間の途中のバス停」には、実質的な運行本数の2倍のバスがやってくることから、春日市の「須玖南八丁目」などのように“複乗地点(福岡女学院)に向かう方向のバス停では降車のみ取り扱うケース”(ただし、公式サイトでは「42番」と「45番」で扱いが異なる)や、「新宮町役場入口」などのように“片側にしかバス停を設けないケース”も見られるが、「高六」は特にそのような措置はなく、「高六→グローバルアリーナ→高六」などという利用も一応可能である(バス停の前後の停留所の案内はどちらも「高六」になっている)。
JR九州バス直方線の寄り道停留所である「蒲田団地」「トリアス久山」「東久原」は、寄り道しない便(本線をそのまま進む便)が大半である中の、ごく一部の便だけが寄り道を行う。
これに対し、ここ「グローバルアリーナ」には、「75番」の全便が停車し、「グローバルアリーナを経由しない便」というものが存在しない。
ということは、「(赤間方面)~平山口~高六~グローバルアリーナ~高六~猿田峠~(直方方面)」という運行経路が「75番」の「本線」なのだから、「グローバルアリーナ」に立ち寄ることを「複乗」と呼んでいいのか?というのは個人的にかなり疑問である。
「36番」の「イオンモール福岡ルクル」への寄り道は、従来のルートである「イオンモール福岡ルクルを経由しない便」がわずかにあることから、「複乗」という表現が当てはまりそうだが、「まほろば号」の「文化ふれあい館」や「国分小学校」などは、もともと「寄り道ありき」という印象もあるので、あまり「複乗」という感じがしない(←あくまで個人的な感想です)。
「75番」についても、もともと「グローバルアリーナに立ち寄っていなかった」という事実があるからこそ、「複乗のように見えているだけ」という解釈もできそうである。
「シューテングスター」では、「終点」の中でも「狭義の終点」に絞って取り上げているが、「みなもとのよりみち」では、自分自身で「複乗」の定義がよくわからない(「複乗」という用語を知ったのも実は数年前だし)ことから、このあたりは少し曖昧にしたまま進めていきたいと思う。
(つづく)
複乗(復乗?)シリーズの2回目は、福岡県宗像市の「グローバルアリーナ」。
スタジアムや陸上競技場、テニスコート等で構成される「グローバルアリーナ」だが、公共の施設ではなく民間の施設だそうである。
「赤間営業所~高六~猿田峠~田町~五反田~直方」を結ぶ「75番」が、「高六」で県道直方宗像線を一旦離れて「グローバルアリーナ」に立ち寄り、その後再び県道に戻る。
「グローバルアリーナ」に寄り道をするようになる前は、「(赤間方面)~平山口~高六~猿田峠~(直方方面)」という運行経路であり、「高六」のバス停は県道上にあった。
それが、「グローバルアリーナ」に寄り道をするようになってからは、「(赤間方面)~平山口~高六~グローバルアリーナ~高六~猿田峠~(直方方面)」という運行経路になり、「高六」バス停は、県道から分岐して「グローバルアリーナ」に向かう道路上に位置している。
なので、「高六」は、もともとは本線上のバス停であったものが、現在は「団地入口」のように、「複乗区間の途中のバス停」という位置付けになっている。
「複乗区間の途中のバス停」には、実質的な運行本数の2倍のバスがやってくることから、春日市の「須玖南八丁目」などのように“複乗地点(福岡女学院)に向かう方向のバス停では降車のみ取り扱うケース”(ただし、公式サイトでは「42番」と「45番」で扱いが異なる)や、「新宮町役場入口」などのように“片側にしかバス停を設けないケース”も見られるが、「高六」は特にそのような措置はなく、「高六→グローバルアリーナ→高六」などという利用も一応可能である(バス停の前後の停留所の案内はどちらも「高六」になっている)。
JR九州バス直方線の寄り道停留所である「蒲田団地」「トリアス久山」「東久原」は、寄り道しない便(本線をそのまま進む便)が大半である中の、ごく一部の便だけが寄り道を行う。
これに対し、ここ「グローバルアリーナ」には、「75番」の全便が停車し、「グローバルアリーナを経由しない便」というものが存在しない。
ということは、「(赤間方面)~平山口~高六~グローバルアリーナ~高六~猿田峠~(直方方面)」という運行経路が「75番」の「本線」なのだから、「グローバルアリーナ」に立ち寄ることを「複乗」と呼んでいいのか?というのは個人的にかなり疑問である。
「36番」の「イオンモール福岡ルクル」への寄り道は、従来のルートである「イオンモール福岡ルクルを経由しない便」がわずかにあることから、「複乗」という表現が当てはまりそうだが、「まほろば号」の「文化ふれあい館」や「国分小学校」などは、もともと「寄り道ありき」という印象もあるので、あまり「複乗」という感じがしない(←あくまで個人的な感想です)。
「75番」についても、もともと「グローバルアリーナに立ち寄っていなかった」という事実があるからこそ、「複乗のように見えているだけ」という解釈もできそうである。
「シューテングスター」では、「終点」の中でも「狭義の終点」に絞って取り上げているが、「みなもとのよりみち」では、自分自身で「複乗」の定義がよくわからない(「複乗」という用語を知ったのも実は数年前だし)ことから、このあたりは少し曖昧にしたまま進めていきたいと思う。
(つづく)