生物っていうのは別に生存を目的にしているわけではなくて
無意識に促される先天的行動バイアスとして 主観的気分として安心満足する行動を採っているに過ぎず
その行動の結果がたまたま生存に適した行動だった個体種に淘汰されているために
現状存在している生物の行動習性だけを観察すれば あたかも生存を目的に行動しているかのようにも見えるだけである
先天的行動習性が原因で絶滅しようとも それは「結果」である
それは先天的行動習性が原因で死なずに結果的に「種の保存」を目的にしているように見えても それもまた「結果」以上の意味はない
死滅したケースは「進化の袋小路」と称し 生き残ったケースだけをあたかも合理的目的選択であるかのように言い張るのは 理論的に支離滅裂で 生物学者達によるコジツケ以外の何物でもない
ヒトという種の生物は 進化の結果として科学技術を利用することが可能にはなったが
その扱い方についての「考え」は全くといって良い程持ち合わせていない
「キチガイに刃物」という例えがあるが 科学技術という刃物(道具)ばかりを研ぎ澄ませることにばかり邁進していて それを取り扱う方の人間性や倫理については 具体的な中身が何もない
そりゃ原発も暴走するわな
先天的な本能習性に人間性が組み込まれていると勝手に錯覚妄想して 生物学者達のコジツケを鵜呑みにしておけば気分的には安心なんだろうが
その気分的安心によって イジメや差別の原因は撹乱され 解決策を見失うことになる
「暴力的革命は理性が原因」などという雑な分析に基づいて保守主義を正当化するのは 論理検証の逸脱でしかない
ヒトは 多数派が認証する「権威」の言っていることに疑問を持たなくなる習性がある
ヒトという種の生物は 先天的に特定の「権威」に対して盲目的に服従することで 結果的に統率的協調性を発揮する習性があるからだ
そのため 哲学者と認証された研究者の多数が「権威」と認証しているオルテガの言っている内容に対して ヒトの大半は何ら疑問を持たない
ヒトは「権威」に対してバカになるのである
バカになった方が頭の回転が速くて便利なのである
戦争とかテロに使うためには バカの方が便利である
バカがバカに服従して暴走している方が安心に出来ているのがヒトという種の生物なのである
そしてバカは口々にこう述べる
「自分だけは 絶対に大丈夫」だと
Ende;