書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

○冒涜。

2019年03月14日 16時54分01秒 | 意識論関連
犯罪被害者や遺族の中には「再発防止を優先して欲しい」という人もいて

「自分達のように苦しむ人が再び出ないようにして欲しい」との願いに基づいたものなのだが

梅沢富美男的に「こんな奴は死刑にしちまえ!」的に怒鳴り散らして無責任な多数大衆からの人気取りをしたがるヤカラの大声に掻き消されてしまいがちである

刑罰というものが犯罪に限らず事象の原因究明や再発防止策にとって害にしかならないことは 危険学や失敗学においては常識である

それでも無責任な大多数によって 本当の被害者の訴えや願いは踏みにじられてしまうのである

「死刑にしちまえ!」という強権暴力的意見は あたかも大衆観念上では被害者に同調しているかのようにも見えるのだが 本当の被害者や遺族を冒涜した身勝手な感情論にしかなっていないのである

大衆観念上では 多数派に同調することこそが正義だと錯覚しているのだが 被害者や遺族という少数派の意見を踏みにじり冒涜することは社会的正義には価しない

その場限りの多数派に同調しているだけであれば それはもはや深夜の渋谷で軽トラ転覆させている酔っ払い集団と何ら変わりはないのである

刑法懲罰という制度は 形式であり伝統であり経験則であり手続きである 合法でありさえすれば非合理な少数派に対する冒涜行為も正当化されてしまうのが保守派の論理であり 合理性のある改革であろうとのべつまくなし頭ごなしに否定することが可能となる

そもそも 合理的か非合理かの問題であるはずなのに 保守か革新かという別次元の話にすり替えられていることに 多くの大衆は気付いていない



Ende;
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○犯罪の再発防止。

2019年03月14日 11時43分18秒 | 意識論関連
アポ電強盗殺人犯3人

住所不定(長野県出身)無職の
須江 拓貴(すえ ひろき 22歳)

川崎市川崎区京町の土木作業員
小松園 竜飛(こまつぞの たつみ 27歳)

住所不定(長野県出身)無職の
酒井 佑太(さかい ゆうた 22歳)




犯罪者というのは家族親類までもが社会的制裁を受けるそうだが

子供の育て方なんていうのは全ての親が初心者である以上失敗例を経験知識として社会全体で共有周知することで再発を防ぎ教訓という形で社会的財産にすることが出来る

それをやらないというのは むしろ社会的には無責任だと言える

ヒトという種の生物は 暴力的な懲罰報復を短絡的に「解決」だと錯覚し 論理的具体性のある原因究明や再発防止を放棄する習性がある

これが失敗学や危険学では最もダメで無意味な対処であるとされているのである

本気で社会安全性を高めようという意志(目的意識)があれば 刑法罰を解決だと見なす現在の社会制度から見直す必要性がある

無責任に「死刑にしちまえ!」とでも怒鳴り散らして多数からの人気取りでもしておけば金儲けにはなるのだろうが それは金欲しさの本能的欲望の虜である

理性ロジックという言葉に対する観念的拒絶反応(主観的感覚)だけを頼りに「理性や人知を超越」などという非合理な話で満足している頭の悪さを認識すべきである



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