スバラ式生活


まゆみ(酒匠・料理家・日本酒ライター)

レシピブログ → 居酒屋歳時記に変更 呑んだくれブログです。

もってのほか

2013-09-29 | 和食/主菜


これから秋の食材はいろいろ出てきますが、やっぱり山形のものといえばもってのほか。
紫色の食用菊です。
もってのほか、という名称で通じるのは山形だけかも???
この紫色の菊はお酢と一緒にすると色が綺麗になるので、酢と茹でたり酢の物にすることが多いかも。
定番はありますが、オリジナルレシピとしては南蛮漬けに入れるのがお気に入り。
画像は鯵の南蛮漬けですが、季節的に秋刀魚とか鮭を使うととっても美味しい。
紫菊のシャクシャクとした食感と独特の香り、これに魚の風味が意外と合うのです。



これは我が家の定番、おろし和え。
甘酢で和えたもってのほかと大根おろしを和えたもの。
酒のおつまみにも、箸休めにも。



そして、もずく酢と一緒にしても美味しいの。
これは、東北と南のコラボだーとか言いながら、八重山もずくと山形もってのほかを合わせましたが、市販のもずく酢と茹でたもってのほかを合わせても十分。
乾燥の菊でも美味しいいですよー。

もってのほかは、お酢を加えると色が綺麗に出ますが、実家ではあまり気にせず、普通に茹でて醤油をかけて食べたり、味噌汁に入れたりして楽しんでいます。
ドス黒い色だけど、味噌汁に入れるとこれがまた美味しいのよね。
最近はスーパーでも生の菊をみかけるので、まだ食べたことの無い方は是非お試しくださいませ。
菊の花びらをブチブチ取る作業も、なかなか楽しいもんですよ、ふふふ。
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