まだ、あの災害が起こるずっと前、ひかり味噌を使ったレシピを考案する依頼を受けました。
その時は当然のことながらやる気満々でしたが、今のこの状況では、アレが美味しいとかコレが美味しいとか軽々しく言えないような気がするし、実際にそういう気分にもなれませんでした。
でも、こういう時だからこそ、美味しくて安全な食材を紹介することにより何かの役に立つのではないかと考え、記事を書かせていただくことにしました。
ひかり味噌さんは信州にある会社ですが、地震の被害は無く、今も通常通りお味噌を作っているそうです。そして、被災地への救援物資の準備も進めているようで、微力ですがあたしも少しは力になれればいいなと思っています。
<材料> 2~3人分
・たけのこ.....(下茹でしたもの)根元の部分100グラム
・片栗粉.....100グラム
・塩.....少々
・水.....大さじ1
・味噌.....大さじ2
・だし汁.....大さじ2
・砂糖.....大さじ1
<作り方>
1.タケノコはすりおろす。
2.片栗粉、塩を加え、よく混ぜ合せる。
固い場合は水を加えながら混ぜる。
3.小さめに丸めて、揚げ油でじっくり揚げる。
4.小鍋に味噌ダレの材料を入れ、軽く煮詰める。
5.たけのこ団子に味噌ダレをかけて食べる。
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モチッとした食感に後味は爽やかなタケノコの風味。
揚げるのに時間がかかるし中心部分まで火が通りづらいので、小さめの一口サイズに丸めるのがポイントです。
味噌ダレは冷めると固めになってしまうため、お好みですがサッと火を通す程度でいいかも。
今回は春なので、食材はタケノコがテーマでした。
まだまだ先だけど、夏の食材でひかり味噌を使ったレシピを紹介する機会があるかもしれません。
その時はもっと復旧作業が進んでいるといいですね。
あまり神頼みはしないんだけど、毎日毎日遠い空を眺めながら祈っています。
早く、明るく楽しい本当の春がやってきますように。
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このハッサク、マーマレードだけでなく、料理にも使っていました。
この時は美味しそうな鰆が手に入ったので、思わず購入。
酒、みりん、醤油、そしてハッサクの絞り汁とハッサクの皮をすりおろして加え、鰆を30分くらい漬け込みます。
あとは網で焼いたら出来上がり。
ふっくらとした鰆に爽やかな漬け汁がしみ込んで、とっても美味しく仕上がり、家族にも好評でした。
こちらでもまだまだ地震が多く、おまけに毎日の節電節電節電。被災地に比べると大したことないものの、東京の水でも放射線が検出され、ガックリなニュースが続いています。
ところが、ビールに放射線防護作用があると聞き、これは有り難い情報!と、早速ヱビスを買いに走りました。
ヱビスは買い占めの対象ではないようで、酒屋にもスーパーにもたっぷりありましたよー、ホホホ。
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いただきもののハッサク。
中身は食べて、皮はマーマレードに。
皮を細く切る作業がちょっと面倒ですが、ほんのり苦味のあるマーマレードは毎日食べても飽きないジャムです。
息子も大大大好きで、食べ終わった後も「マーマレードはもうないの~??」と毎日言ってきました。
いつもは皮だけで作るのですが、今回はリンゴが少し残っていたので、2瓶分だけすりおろしたリンゴを加えてみたら、これが大正解。
ほんのりリンゴの風味が加わって、後味がとってもいいの。全部リンゴ入りにすればよかった!と思ったほど。
とは言っても、ハッサクだけのマーマレードを食べたら、やっぱりシンプルでいいねぇと思っちゃうんだけど。
あの日から随分経ちましたが、未だに地震がくると心臓バクバクいって放射能にはビクビクしています。原発に関しては言いたいこともあり、息子の事を考えると少しでも遠い場所へという気持ちもありますが....
現地で対応をしている方々に敬意を払い、普通の生活が出来ていることに感謝する毎日なのは変わりありません。
被災地が1秒でも早く復興することを願っています。
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