簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

半世紀も前の事

2011-10-03 | Weblog
 以前、新聞を読んでいて興味深い記事に出会った。
学研科学創造研究所長・湯本博文氏が書かれたコラムだ。

 その新聞記事は、もうすっかり忘れてしまっていて、時として思い出すことさえ無かった
有る出来事、それは多分に何となく懐かしくもあり、苦い体験でもあった半世紀以上も前の
思い出を鮮明に蘇らせてくれた。



 まだ小学生・・・、何年生の頃のことだったか定かに思い出すことは出来ない。
低学年だったと思う。
記憶が間違っていなければ、当時は集団下校などと言うものは無かった。
(有ったとしても、週に一回くらいのような気もしているが・・違っているかも知れない。)
 
 授業が終わると、多くの場合、校庭にランドセルを放り投げ、何人か集まれば三角ベース
ボールを、また鉄棒やウンテイ(と言ったように記憶しているが)にぶら下がり、ある者は
砂場で相撲に興じたりして放課後を遊び呆けていた。



 また、同じ方向に帰る者がいれば、二人・三人と連れだって、時には石やカンを蹴りながら、
そしてある時は畑から失敬した良く熟れたトマトを齧りながら・・・。
今のようにボランティアの見守隊も、親の付添いも無いので、自由気ままに道草を楽しんでいた。





 時には、下校する小学生を目当てに、正門に近い道路には、自転車に荷を乗せて、あるいは
リアカーを引いた屋台が時々来ては色々な物を売り捌いていた。
巧みな口上で幼心を掴むこれらの屋台は、時には好奇心をくすぐる、心わくわくするものでも
あった。(続)


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