アスラ(魔神)のバリ王は、特殊な祭儀を行って力をつけ、
インドラ神を破って都を奪ってしまった。
神々から救済を求められたヴィシュヌ神は、
バラモンの息子のヴァーマナ(矮人=わいじん=小人)
として生まれ変わった。
バリ王はヴァーマナに何か喜捨しようと考え、
「何か欲しい物はないか?」と尋ねた。
ヴァーマナは「3歩で歩けるだけの土地。」と答えた。
バリ王がそれを許すとヴァーマナは、
三界を覆うほどの巨人となり、
2歩で全世界を歩いてしまった。
ヴァーマナが「3歩目は何処に置いたらいいのか?」
と尋ねると、バリ王は自分の傲慢さを反省し
「自分の頭の上に置いて欲しい。」と答えた。
ヴィシュヌ神はバリ王が約束を守ったのと、
アスラながら善政をしいていた事で
3歩目にバリ王の頭を踏み、殺さずに地中に追放した。
このヴィシュヌ神の行為がいささか詐欺めいていたので、
気が引けたのか?遠い未来にバリ王が
神々の位に就くだろうと予言し、
1年のうち3日だけ地上に戻る事を許したと言われている。

南インド:タミルナードゥ州のマハーバリプラムと言う町は、
その名の通り「偉大なるバリの町」と言う意味。
また、ケーララ州のオーナムと言う祭は、
バリが地上に戻って来た事を祝う祭である。
≪ 関連記事 ≫ 
【インドの神様】 ~ヴィシュヌ神~
【ヴィシュヌ神の化身】 ~マツヤ~
【ヴィシュヌ神の化身】 ~クールマ~
【ヴィシュヌ神の化身】 ~ヴィラーハ~
【ヴィシュヌ神の化身】 ~ラーマ~
【ヴィシュヌ神の化身】 ~ナラシンハ~
【ヴィシュヌ神の化身】 ~ブッダ~
【ヴィシュヌ神の化身】 ~カルキ~
インドラ神を破って都を奪ってしまった。
神々から救済を求められたヴィシュヌ神は、
バラモンの息子のヴァーマナ(矮人=わいじん=小人)
として生まれ変わった。
バリ王はヴァーマナに何か喜捨しようと考え、
「何か欲しい物はないか?」と尋ねた。
ヴァーマナは「3歩で歩けるだけの土地。」と答えた。
バリ王がそれを許すとヴァーマナは、
三界を覆うほどの巨人となり、
2歩で全世界を歩いてしまった。
ヴァーマナが「3歩目は何処に置いたらいいのか?」
と尋ねると、バリ王は自分の傲慢さを反省し
「自分の頭の上に置いて欲しい。」と答えた。
ヴィシュヌ神はバリ王が約束を守ったのと、
アスラながら善政をしいていた事で
3歩目にバリ王の頭を踏み、殺さずに地中に追放した。
このヴィシュヌ神の行為がいささか詐欺めいていたので、
気が引けたのか?遠い未来にバリ王が
神々の位に就くだろうと予言し、
1年のうち3日だけ地上に戻る事を許したと言われている。

南インド:タミルナードゥ州のマハーバリプラムと言う町は、
その名の通り「偉大なるバリの町」と言う意味。
また、ケーララ州のオーナムと言う祭は、
バリが地上に戻って来た事を祝う祭である。


【インドの神様】 ~ヴィシュヌ神~
【ヴィシュヌ神の化身】 ~マツヤ~
【ヴィシュヌ神の化身】 ~クールマ~
【ヴィシュヌ神の化身】 ~ヴィラーハ~
【ヴィシュヌ神の化身】 ~ラーマ~
【ヴィシュヌ神の化身】 ~ナラシンハ~
【ヴィシュヌ神の化身】 ~ブッダ~
【ヴィシュヌ神の化身】 ~カルキ~