カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【ヴィシュヌ神の化身】 ~ ブッダ ~

2006年06月04日 22時52分59秒 | 神様・聖仙・聖者 / GOD & SAINT
ブッダとは、覚りを開いた人と言う意味で、
釈迦族の王子ゴータマ・シッタールダの事。
 (写真は、北インド:サールナートのムルガンダ・クティー寺院に
  日本人画家:野生司香雪が描いた壁画のひとつ。)

ヒンドゥー教とは全く関係のない異なる宗教の創始者を
ヴィシュヌ神の化身として取り込んでいる。

しかしそれは、誤った思想を説きアスラ(魔神)を
地獄へと導く指導者としてである。
つまり仏教は誤った道と見ているのである。

        

カリ・ユガと言う最悪の時代が始まった頃、
ビシュヌ神は神々の敵であるアスラを迷わせて、
神々を救済する為にブッダとして化身した。

そしてヴェーダ経典の教義に反する教えを説いた。
伝統的な智恵を軽蔑しカーストを無視し、
アスラ達に個人重視の詩想を植えつけた。

ブッダの教えを受けたアスラ達は、
地獄へ堕ちるにふさわしい行為を行ったとされる。
こうしてアスラ達は、
ヴィシュヌ神の化身であるブッダに退治された。

また、否定的な存在であるブッダを外して、
バララーマ(クリシュナ神の兄)を
ヴィシュヌ神の化身として加えている事もある。

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