デリーを出発したJAL30便は5月10日(月)早朝6時半、
羽田空港に到着した。コロナ禍であるため通常とは違う。
日本への上陸許可が出るまで機内で座って待つ。最初に北米への
トランジットの乗客が呼ばれた。続いて台北へのトランジット客、
たくさんの防護服を着ている乗客が立ち上がる。完全防備は
ほとんどが台湾人だったようだ。最後に日本で入国する乗客。
先を急いで良いのか分らないので、後からついて行く。
通常であれば入国審査であるが、入国前に手続きがある。
搭乗時と機内で配布された書類をチェックされたり、
回収されながら進む。係員がいるので迷う事はない。
撮影禁止箇所が多いため写真はこれだけ。
まず時間がかかったのは各種アプリのダウンロードと、
作動確認の所だ。スマホは必須、ない人には有料で貸してくれるが、
15日間で1万5千円。ここはインド携帯のSIMで対応。
次に抗原検査、容器に唾液を入れるのだが、レモンの写真を
見ながら(笑)おかしくて笑ってしまった。
ここまで約2時間。まぁスムーズな方かな。この結果が出るまで、
1時間半程度待たされるのであるが、これが苦痛であった。
待合所に充電コンセントがあれば・・・と要望したい。
ここで検体番号が呼ばれるのであるが、陽性なのか陰性なのかは、
呼ばれて係員に別室へ連れて行かれる人はたぶん陽性で、
横にある20席ほどの椅子に並ばされている人は陰性である。
このバーコードが日付と検体番号、私は5月10日の182番目である。
結果が知らされシールが貼られる。「(ー)陰性」だった。
ここで「陽性」になった場合であるが、実は陽性の方が良いのかも
しれない。陽性の人は隔離施設へ連れて行かれ8日目に「陰性」になれば、
無罪放免だそうだ。「陰性」の人は合計14日間隔離である。
私は感染経験者であるので(しかも3週間前)もしかしたら「陽性」の
可能性もあったわけだ。質問書の項目には感染経験を問う質問はなく、
聞かれもしないので答えなかった。またこれは自己判断であるが、
最近14日間で発熱しましたか?と言う質問があった。しかし・・・
何度と言う記載がなかったため、37℃台が発熱なのか?と考えた時、
正直に答えたら要らない先入観を与えてしまうし(笑)
VIP待遇になってしまうといけないので「なし」と書いた。
ここでどこのホテルに隔離されるのかがわかる。
待っている人が20人ほどになると、いよいよ入国審査所へ。
あとはターンテーブルから自分の荷物をピックアップする。
すると一匹のビーグル犬がやって来た。麻薬検査犬にしては小さい。
私は犬にはモテモテである。犬は私の2個ある荷物の1個の前で
お座りした。あっヤバイ、何か見つけたか? 麻薬はないよ。
係員が「肉類、野菜、果物は持ってますか?」と聞いた。
「あー、家を出る時に小さいレモンが1個余っていたので・・・。」
直径2cmほどのレモンを見つけるとは凄く優秀である。
待合い所から入国審査、ターンテーブル、税関、バスまでは
ずっとスタッフが付き添っているので迷う事はないし、
もちろん脱走もできない。
空港からホテルまでは30分ほどだった。
ホテルはアパホテルの横浜ベイタワーである。
駐車場で待っていると順番に呼ばれ、
チェックイン手続きをして隔離中の注意事項などを聞く。
そして荷物を台車で(一時帰国者は荷物が多い)自室まで運ぶ。
なお、脱走や道草をする人を監視するために、
全ての場所でスタッフがつきっきりである。
また、空港内には至る所に警官も配備されていた。
インドだったらライフル持った兵士だろうけど、
日本でも撃たれるのかな?
ここまで詳しい経験談は今まで読んだことがありません。
隔離体験もぜひ詳しくお願いしますね。
差し入れで必要なものがあったらご連絡ください。
横浜ならすぐ行けるよ。
こう言うレポートないんですよ。
で、数日前に帰国した人に聞いたのですが、
体験してみないと分からない事も多いんです。
なので毎日の記事をアップしていきます。
状況は変更される事も多々あると思いますが、
情報は多い方がいいと思っています。