雀の手箱

折々の記録と墨彩画

雪のある風景

2009年12月25日 | すずめの百踊り
 この国の南の端の九州に生まれ育った身には、多くて年に3回の積雪を見るくらいです。雪が降れば興趣深い眺めとして興奮しています。今年は12月に早い初雪でしたが積もることもなく、間もなく消えてしまいました。

 送っていただいたリンゴのお礼の電話を入れた山形は、今年はことのほか深い雪の中と仰っていました。軒までの雪の中で春の訪れを待つという雪に閉ざされる暮しは、雪の少ない地方に住む者には想像も及びません。

 足をかばううち、妙なひねりをして、室内を歩くのにも杖を突いています。故障をもつ身は、クリスマスイブの日もひっそりと自宅で過ごすことになりました。

 帰国後はクリスマスといっても、格別の往き来もなく、今年は鳥を焼くことすらせず、弟夫妻が届けてくれた刺身と、活きものの子鯛を塩焼きにして、純日本風のクリスマスイブです。あるじが買ってきたデザートのケーキだけが僅かにイブの夜らしさを演出してくれました。

 下の写真はホワイトクリスマスとは縁のない所に送られてきたArlington National Cemetery のクリスマス風景です。