今年の蟹のはじまりは、作陶した大小の皿への絵付けからでした。五月、魯山人の蟹の皿をなぞって、墨彩画の仲間や、弟と一緒に蟹を描きました。もともと好きな画題で、応挙と蕪村のコラボで描かれた蟹にまで手を出し、かくて、さまざまな蟹が横行することになりました。
「世人皆直行 我獨横行」とばかり時に時流に流されることなくゆったりと、時にはすばやく走る姿は見ていて飽きることがありません。
夏の季語として俳句に登場する蟹は、タラバや、ズアイ蟹、松葉蟹といった大型の海の蟹ではなく、主として淡水に棲む蟹です。
夕雨やをかに出揃ふ蟹の穴 暁台
紺青の蟹のさみしき泉かな 青畝
沢蟹のあらがふことを愛しとす 風生
蟹曼荼羅の蟹の俳人、今村俊三の句 蟹暮れてひたすらしぼむ盆の空
蟹を追ふ躓かざるも手を前に
などの句に共感します。
条福に漢詩を書いている夫の練習用の料紙を失敬して、興の赴くままに蟹、また蟹です。
これなら物議をかもすこともありますまいから、四畳半襖の下張りにでもしますか。 3枚です。
残暑と呼ぶには厳しすぎる酷暑の日々、どうぞお大事にお過ごしください。
「世人皆直行 我獨横行」とばかり時に時流に流されることなくゆったりと、時にはすばやく走る姿は見ていて飽きることがありません。
夏の季語として俳句に登場する蟹は、タラバや、ズアイ蟹、松葉蟹といった大型の海の蟹ではなく、主として淡水に棲む蟹です。
夕雨やをかに出揃ふ蟹の穴 暁台
紺青の蟹のさみしき泉かな 青畝
沢蟹のあらがふことを愛しとす 風生
蟹曼荼羅の蟹の俳人、今村俊三の句 蟹暮れてひたすらしぼむ盆の空
蟹を追ふ躓かざるも手を前に
などの句に共感します。
条福に漢詩を書いている夫の練習用の料紙を失敬して、興の赴くままに蟹、また蟹です。
これなら物議をかもすこともありますまいから、四畳半襖の下張りにでもしますか。 3枚です。
残暑と呼ぶには厳しすぎる酷暑の日々、どうぞお大事にお過ごしください。
<<input type="button" value="最初の画像に戻る" style="border-style:solid;border-width:1px;border-color:#3366FF;background:#FFFFFF;font-size:11pt;color:#3366FF;width:120px;height:20px;" onclick="pic993.src='https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/55/f52c01d78c768ee40386f1d7c4420aa2.jpg'">