整形外科の帰り道で、私の思い描く「日本の里山の秋」にぴったりの風景に出くわし、車を停めました。四季の変化に乏しい海外の友人たちへ配信するスナップに用にちょうどいいので数枚を撮影しました。
まさに「車を停めて坐ろに愛す楓林の晩 霜葉は二月の 花よりも紅なり」と、杜甫の詩の一節が浮かびました。
今年は紅葉の見ごろを、遠出ができなくて、半径5キロ圏内での紅葉散歩です。夫が歯の治療中のため流動食様のものしか食べられなくて、調理の時間と、通院の送迎に追われていました。
遅れていた庭のいろはもみじもこのところの冷え込みで彩りを増し、紅葉のときを迎えています。
この推移し、変貌の様々の美を堪能させてくれた後は、私には山なす落ち葉の片付けが待っています。軽いからいいようなものの、「林間に酒をあたためて紅葉を焚く」という風流は許されなくなっていますので、椿谷の肥料にと循環させます。