雀の手箱

折々の記録と墨彩画

師走の日々

2012年12月10日 | できごと

 12月の声を聞くと、格別のこともないのになんとなく慌ただしい思いがつのります。

 毎年どなたか著名な方が慌ただしく彼岸に旅立たれるのですが、今年は,円熟の度合いを増して期待されていた歌舞伎界の勘三郎さんが急逝されました。夏祭難波鑑のいなせな舞台を彷彿して冥福を祈ったことです。

  ところで、手の痛みの位置が、寒さと共に次第に上にあがってきて、肩の関節が我慢の限界なので、レントゲン写真その他の検査を受けました。

 骨密度は若年者並みで、私の年齢では100%を越し、特に大腿骨の数値は139%と記載されていましたが、手が痛む原因は、頸椎の軟骨の減少とわかりました。まさしく加齢によるものです。今までこの状態でよく無事できましたね。といわれて、リハビリが指示されました。処方されている痛み止めを飲めば、痛みは軽減するのですが、血圧の数値が薬の飲み合わせでびっくりするほど上がるので、飲まずに我慢していました。

 同じ姿勢を長時間とらないように、PCも1日2時間と制限されました。

 今年も山形からラ・フランス、リンゴ、干し柿と、心づくしの果物が届いています。その中から今朝は、干し柿を、描いてみました。寒い風にさらされて、うまみが増すのは、人の生きる姿も同じようです。教訓じみた賛はいやなのでまだ思案中です。提出の作品にするつもりです。