雀の手箱

折々の記録と墨彩画

久しぶりの絵筆

2013年09月10日 | すずめの百踊り

 慌ただしく過ごした2週間、絵筆をとることもなく過ごしました。変化する出来事への対応の切り替えが遅く、処理に入らざる手間と逡巡を重ねる自分に、あらためてしみじみと老いを自覚したことです。

 気が付くと庭を覆っていた蝉の大合唱も終章を迎えていて、虫のしみいるような声に交替していました。風も白々とした秋の気配を漂わせています。

 露草を一輪挿しに入れ、はや紅の粒を見せ始めた水引草をめでています。栗はまだ青青とした毬の中です。これからの画題に刺激されて少し元気が出てきました。