雀の手箱

折々の記録と墨彩画

木槿も異変

2014年09月04日 | できごと

 異常気象に翻弄された今夏でした。今も暑い盛りの9月初めのはずが、秋半ばを思わせる涼しさで冷房は不要です。

 庭の木槿の散った花を掃いていておやと思いました。薄紫の花が混じっているのです。目を上げると梢のところに背中合わせに咲き重なっている二輪の一つがやはり薄紫なのです。

 ヤマトシジミの蝶が訪問中で、瑠璃茉莉によく止まっている蝶です。まさか瑠璃茉莉の花粉を運んできたためとは思えませんし、何種類かの木槿がありますが、純白の一重の木槿は最初に花が終り、今も咲き続けているのは、宗旦木槿と、淡いピンクの花笠木槿です。酔芙蓉なら色変わりも解りますが,咲き始めの朝がブルーの色が濃く、夕刻には薄紫になって、元の木槿よりも一足先に散っていきます。

「槿花一朝の夢」とはよく言ったもので二日目には花を落とします。ただ、次々に咲き継ぐので一日花であることを忘れています。当分は窓辺を明るく彩ってくれ、朝、戸をあけるのが楽しみになっています。