いつの間にか蝉たちの合唱も途絶えがちとなり、虫たちの季節へと移ろうこのごろです。
敬老の日の行事も一段落のようです。八人に一人が高齢者と聞くと、世にはばかるのがなんとなく肩身の狭い思いがします。
今日は娘が帰ってきてくれているので夫の病院行きを任せて、一人芙蓉に向かいました。
写生してみて改めて琳派の人たちの捉える目の確かさを、取捨選択の妙を思いました。
いつもの綿を含んだ枯れ芙蓉ではない、花芙蓉を初めて描いてみました。
呪ふ人は好きな人なり紅芙蓉 長谷川かな女
呪うほど激しく人を愛したこともない身は、憧れのかな女を想いながらのひと時でした。
おまけの今年の葛です。