雀の手箱

折々の記録と墨彩画

春の気配

2015年02月13日 | 日々好日

 久しぶりの好天に、庭に出てみました。
 そこここから梅の便りが届くこの頃、家の3本の老木はまだ蕾ですが、数年前に、杖立温泉の帰途立ち寄った大山梅林で買い求めた苗木の南高梅が大きくなり、さすが若木、もう花を開いていました。
 昨年初めて収穫した実を梅干しに漬けてみたのですが、甕から取り出してみると、美しく、具合よく漬かっていて、腹具合の芳しくないあるじもおいしいと食が進みました。実離れも上々で、ふんわりとさすが南高梅と納得できる味でした。
 今年もきっと沢山の実をつけることでしょう。

 蕗の薹はなんだか質、量ともに今一つといったところです。画題にして、スケッチするとします。今は天ぷらでは食べられない連れ合いには吸い物に少しだけ浮かすことにします。

 椿谷は、賑やかに小鳥たちが藪椿で戯れています。

 遠くには出かけられないので、家の周囲で見つけた春の気配です。