雀の手箱

折々の記録と墨彩画

薬師寺の花会式

2018年04月05日 | 雀の足跡



 修二会としては東大寺のお水取りが有名ですが、薬師寺の修二会も、ご本尊にお供えされる10種の造花でいろどられた華やかなもので、花会式(ハナエシキ)と呼ばれて、奈良時代から絶えることなく続いているものです。

 25日から始まった七日間の修二会は31日が最終日で、夜8時過ぎに始まる鬼追い式は勇壮なもので、燃えさかる松明を振りかざす鬼が大暴れします。
消防と警察が警護する中で賑やかに進行しますが、火の粉を浴びると厄除けになるというので大勢の信者や観光客が詰めかけます。折角この時期に来合わせたのだからと、出かけました。暗闇のなか、松明と篝火での明かりなので私のカメラでは撮影は不能ですから興味のおありの方は花会式にリンクしてご覧ください。















 冒頭の画像はかつての薬師寺の姿です。薬師寺のホームページよりお借りしたものです。現在は東塔は解体復元作業が行われていて、覆屋の中です。 東塔も20年には落慶と告げられました。

櫻紀行

2018年04月05日 | 雀の足跡
天理のしだれ桜。3階の建物よりも高い大木でした。


 前日の桜に感動した私たちを見て、もう一つの桜をと連れ出した先は天理のしだれ桜でした。宿があることをよいことに何度も訪れている奈良のことですから、観光シーズンの人込みを避けるとなると、やはり明日香ということになり、天理参考館は初めてという弟達と、橿原考古学研究所付属博物館を見学したことがない私のためにコースが決まりました。
 どこも桜の盛りの時で、好天にも恵まれての花紀行となりました。

 次の日、近江八幡の白雲館での作品展に出品している妹に敬意を表しての訪問でも、時代劇のロケ地になる八幡掘は、まるで映画の中の一シーンのような風景に出来上がっていましたし、「たねや」本店でのお茶の休憩も、囲炉裏の脇のしつらえは桜の季節らしい華やぎでした。帰途に立ち寄った安土城址にほど近い滋賀県立安土城考古博物館周辺も桜並木でした。








聖徳太子誕生の所縁の寺 橘寺 境内の二面石 左と右に善悪の顔が彫られた飛鳥の石造のひとつ。


天理参考館 世界各地の民族資料の収集で有名。特にアジア関係はわが国最大。アイヌ関係や銅鐸など多数。以前は無料公開でしたが、新しい建物に替わってからは400円に入場料が必要でした。





近江八幡の八幡堀