雀の手箱

折々の記録と墨彩画

春の日のできごと

2019年04月15日 | できごと
 「げにや年を経て 花の鏡となる水は散りかかるをや 曇ると言ふらん まこと散りぬれば 後は芥となる花と 思ひ知る身もさていかに われも夢なるを花とのみ見るぞはかなき。」桜川より

 毎年、この季節には、謡を愉しみます。桜を詠った曲目は、西行桜、熊野(ゆや)桜川など数多いのですが、私は桜川を好んで謡います。若い日と違ってしみじみと今の自分に引き重ねています。
 今はもう、誰に気兼ねもいらないので気のすむまで、引きこもりの日々、今が花盛りの庭の八重桜を見ながら謡っています。
 このように、暢気に過ごしていた先週末のことです。パソコンを立ち上げてみると画面はブルー一色で、一向に反応してくれないのです。サポートに電話しましたが強制終了してしばらく待ってみてくださいとの返事で、恐る恐る指示通りにやると、今度は今まで見たこともないオレンジ色一色に変わり驚きました。メーカーにお尋ねくださいとのことでサポートは終了です。
 メーカーは私の混乱とは違って、落ち着いたもので、再び強制終了して、裏面に返し、電話での指示通りに作業をして、しばらく放電し、「立ち上がるといいですね」とやさしく協力してくださいました。祈るような気持ちで操作してみると、何とか無事再開できました。

 2010年からの経年を思えば、もう寿命とわかっていながら、未練たらしく酷使してきたWindows7にも、お別れの決心がつきました。
 いっそガラケイをスマホに変えて対応とも考えましたが、パソコンを離れることは諸般の事情から出来かねるので、甥の友人でパソコンに詳しい人に家まで来ていただき相談に乗ってもらい早速発注しました。また慣れるまでが大変と頭の痛いことが続きます。


 苧環も咲き初めました




都忘れ





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