雀の手箱

折々の記録と墨彩画

石蕗

2010年11月27日 | すずめの百踊り

 毎年繰り返し描いている石蕗です。石蕗は今夏に他界した妹が殊に好んで愛しんだ花です。
 今年はなにか特別に色も鮮やかな気がます。

 戯れにノートを横にしたサイズのミニ屏風に、2枚連続で描いてみました。左右どちらからも連続性を持つように描いたつもりです。


 おまけの一枚は、郁子(うべ)の綿を、色を探るつもりで、何枚か引いて見るうち、色が決まったところで、決まったのなら、それから絵を作るべきだといわれての挑戦です。飛び出した駒、自分では気に入っています。











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2 コメント

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芸術の秋 ()
2010-11-29 11:17:39
雰囲気が変わりましたね。亡き人を思わせる石蕗の花、「特別に色鮮やか」で心にしみます。ミニ屏風も好ましいこと。右隻左隻のつながりも違和感なくしぜんです。おもしろい試み、発想に乾杯です。

 「うべ」は 究極のデフォルメで。削ぎ落としてエッセンスだけ。ふくら雀さんは悟りの境地でしょうか。シュールな雀さんは、大き過ぎて蛙には捉えきれません。必死で跳びついています。
 ますます楽しんでいらっしゃいますね。

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楽しむ境地 (ふくら雀)
2010-11-29 20:28:44
論語ではありませんが、同じ思いを持つものが集まっての切磋琢磨をよろこんでいる段階から、やがてそれぞれのやり方を認め、違いを納得して、それを楽しむ境地へと進化するのでしょうが、まだそのゆとりがありません。
まして、あからさまに批判されれば、内心、反発してみたりですが、それでも仲良く口さがない負け惜しみを言い合って今に続いているのは、好きなもの同士ということでしょう。

体調不良は絵に如実に表れて、人の目には「力が抜けてきた」と映るようです。当人としてはまだまだで、肩にも肘にも抜けてくれない力が入っています。
筆を持って紙に向う時間は何にも増して楽しいのですが。
蛙さんのセミプロ級の写真に触発されて、感性が養われています。
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