雀の手箱

折々の記録と墨彩画

11月例会

2010年11月24日 | 日々好日
 風邪でお休みしたので、久しぶりの墨彩画の例会でした。
 軽くなったと好評でしたが、本人は納得していません。黄葉の見事な零余子(ムカゴ)を、織部の尺八の掛花入れにいれて、何枚か試みました。そのうちに枯れ葉に変わって、更に軽やかなたたずまいが、造化の妙を誇示しています。

 秋の名残の果実も気が進まないながらの提出です。今回では、つわぶきが本人には一番の気に入りでした。
 











最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あるがまま ()
2010-11-26 10:38:45
 洗練されて軽やかに変身、以前のつよい線やデフォルメも良かったのですが、こちらの画風も惹かれます。進化する雀さんは、納得されないようですが、見つづけてきたお仲間の批評に頷いています。文章についての
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに」は、絵もおなじ。と最近思います。

 力を抜いて 風のままに。
 吹かれる零余子がしぜんです。心のままに、愉快に遊んで描かれた石蕗の花。昔の面影 奈良の郷も目に焼きついています。 
 名残の果実 笑み割ける栗 山の匂いと色をしたアケビ。つややかな柿 熟柿のあるがまま、心のフィルターに掛けてみるとどれも今のふくら雀さんです。 すてきですよ! 
 よい絵をありがとうございます。ご精進の賜物ですね。
返信する
抜けない力 (ふくら雀)
2010-11-27 08:03:23
この齢でまだ力みが取れないのは、情けないを通り越して、あさましいとさえ思いはするのですが、持って生まれたさがなのでしょうね。

いにしえの高僧たちの遺されたものを目にするにつけても、「ああ、こんな境地になりたいもの」と憧れるのですが。

蛙さんと同じく、絵に向っていると時を忘れ、楽しく充足した気分になれるのですから、よしとしましょう。

「よい絵」と褒めてくださるとまた元気が出ます。別所沼の風物詩の写真も一緒に、いつも、ありがとうございます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。