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夜も冷房を点けたままやすむ日が続いていましたが、台風9号が持ってきた雨と涼しさで、いきなり薄い肌掛け布団の出番となりました。
暑さが和らいだので今日は庭の草刈です。水引草が赤い粒を風にそよがせ、風船蔓はもう薄い茶色の風船玉に変わっています。蕾をつけたまま立ち枯れてしまった草花を夫は思い切りよく刈ってしまいます。桔梗の紫が目に鮮やかです。この優れものは四ヶ月を咲きついで、よく暑さに耐えてくれました。
瑠璃まつりも今年はお祭り状ではなく、まばらでした。大火鉢の水槽で布袋草がやたら背伸びして薄紫の花を誇示するくらいで、芙蓉と木槿の競演もそろそろ終わりです。
斜面では萩が今は慎ましやかに秋を告げています。彼岸花もあと数日の出番を待っていることでしょう。気がかりは千両の実が全く見えなくなってしまったことです。
写真は私のお気に入りの一枚を夫が表装してくれたものです。廊下の突き当たりの極小のプライベートギャラリーに掛けて楽しんでいます。
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彼岸花は今年は例年より2日遅れましたが、きちんとつじつまを合わせて白花から咲き始めています。
お寺参りや、来客の接待で何時もとは違う時間が過ぎています。
こうしたしきたりで親族が往き来するのは、昔は些か煩わしいと思うこともありましたが、今はなかなか良いものだと思うようになりました。
彼岸がわが身に近づいている証拠ですね。
作品が映えています。ご夫妻の麗しいお部屋にお邪魔して秋を楽しみました。ゆたかなものに囲まれて時がゆっくりながれている、雀さんのお歓びがつたわります。李朝の瓶もひかれます。 ありがとうございました。