雀の手箱

折々の記録と墨彩画

画題の花

2012年07月31日 | 日々好日
 オリンピックの映像に時間を忘れて見とれる日々です。開会式の演出に世界の祭典としての華やぎと、人間のたどり着いた科学の力を思いました。戦う選手たちもみんないい顔をしています。ことにメタルの期待のかかる選手たちのプレッシャーは、いかばかりかと胸が詰まるおもいです。








 新聞の集金の方からいただいた“おまけ”の朝顔の種を、あまり期待もしないで画題になるかと撒いておきました。その朝顔が毎朝水やりの度に目を楽しませてくれています。粋な“団十郎“色が咲いてくれました。団扇にも描きとめた色です。
 朝顔は深い紺色に限ると思い込んでいましたが、先日の朝顔市の映像で”団十郎”と呼ばれていた、このくすんだ淡い小豆色もいいものです。朝顔は日本の盛夏を代表する花と思うのですが、俳句の世界では秋の季語です。咲く時期が七夕の頃で、牽牛子ケンゴシと呼ばれたことからでしょうか。







朝がほや一輪深き淵の色    与謝蕪村


あさ顔の濃き藍の花のひとつより流れて空の色となりぬらし    太田水穂


 あるじの丹精する瓢箪もそれとわかる形をとりはじめて目に見えて大きくなってきました。毎年これがゴーヤだったらと内心思って見ているのですが、現金なもので、実が下がり始めると形の変化が楽しみなものです。


今年の瓢箪

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