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麦の夜明け@下京区西七条掛越町:味玉と牛醤油と山椒の中華そば
今年の2月にオープンしたコチラ、開店当初から気になっていつつ、この日ようやく初訪。クルマは一軒トナリにある駐車場に駐めた。
なんでも、同志社大学拉麺研究会を創立し、卒業後は一旦製粉会社に就職、その後ラーメン鶴武者で修業の後、このお店を立ち上げたということで、オープン当初はSNS等で話題もちきりだったことは記憶に新しい。お店の外に手書きの「おしながき」。いずれのメニューも、かならず山椒が関わっているというのは珍しい。
店内に入れば券売機。紙幣は千円札専用のコンパクト機。この画像では各ボタンの記載内容が判断しづらい。
そこで、ボタン部拡大。基本の帆立と山椒の中華そばを味玉付きで選んでそのボタンを押した気がしていたのだが、
つい押し間違えてしまったようで「味玉と牛醤油と山椒の中華そば」の食券が出てきた。実はこのとき、押すべきボタンを間違えていたことに気づいておらず、「味玉と帆立と山椒の中華そば」を注文したつもりでいた。(ホンマ、アフォですわ)
カウンター席に着くと、それぞれのメニューと自家製麺のスペックが紹介してある。三種のメニューとも、ここまで山椒推しだと、逆に山椒ヌキのバージョンをやがては味わいたくなってくるんじゃなかろうか???と、思ったりする。
自家製麺の細麺は茹で時間短めらしく、注文してからさほど待たずに出来上がって来た。
帆立と山椒と銘打つわりには、ホタテの旨味の存在感を感じないなぁ…と思いつつ麺を啜る。それもそのはず。コレは味玉と牛醤油と山椒の中華そば。味玉は丸一個が載っていて、ガブッと噛み付くやつ。中の半熟具合は上々。食べている間、スープの複雑な旨味と、表層の油が案外多く、さらにはビー玉サイズの脂の球がけっこう浮かべてあることに気づく。これって、豚の背脂???けれどこのメニューは「牛醤油と山椒の…」のソレである。食べながら、未だにそうだと気づいておらず、あとでブログを編集する段になって初めて気づいたのだが、この中華そば、後からそのスペックを見れば、複数の醤油をブレンドしたタレ、昆布中心の出汁、牛オイルをかけている、とある。油の存在感は確かに感じるもネガティブなウシ臭さは皆無で、なかなか上手いこと作られた味ではあると感じていた。鉢の縁に添えられた山椒昆布ペーストをスープに溶かせつつの味変も、他所にはない独自性があってヨロシ。レアチャーシューは熱いスープの中でたちまちレアさ加減を失って行きつつあるのは仕方なし。存在感あるメンマは鶴武者に学んだ様子が見て取れるもの。
結局、食べ終わってお店を出てから、なおも食したのは「帆立と山椒の…」と思い込んでいたアフォはワタシだが、それはさておき、やはり話題になるだけのナカミを十分に伴ったものを食べさせてくれるお店だと確信した。ただ、メニューにい必ず山椒を用いるというのは、アイデンティティーとも思えるが、「俺のラーメンあっぱれ屋」のように、思い出したら無性にまたまた食べに行きたくなるような回帰性があるか?と問われれば、そうでもないように感じられて、その点で、やがて飽きられてしまう可能性もあるように思った。(という現時点での見立てが今後大きく外れ、人気店として定着される事をむしろ祈るところだ。)さて、今後どのように展開していくだろうか。いずれ、今一度「帆立と山椒」のヤツは味わいに行きたいところではある。
結局、食べ終わってお店を出てから、なおも食したのは「帆立と山椒の…」と思い込んでいたアフォはワタシだが、それはさておき、やはり話題になるだけのナカミを十分に伴ったものを食べさせてくれるお店だと確信した。ただ、メニューにい必ず山椒を用いるというのは、アイデンティティーとも思えるが、「俺のラーメンあっぱれ屋」のように、思い出したら無性にまたまた食べに行きたくなるような回帰性があるか?と問われれば、そうでもないように感じられて、その点で、やがて飽きられてしまう可能性もあるように思った。(という現時点での見立てが今後大きく外れ、人気店として定着される事をむしろ祈るところだ。)さて、今後どのように展開していくだろうか。いずれ、今一度「帆立と山椒」のヤツは味わいに行きたいところではある。
麦の夜明け (ラーメン / 丹波口駅、梅小路京都西駅、西京極駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
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