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ときしらずの宿 織花@大町温泉郷:チェック・イン 〜 夕食

先の記事にも書いたが、県境を跨ぐ移動を自粛するか、しないかについて、今年の夏はその判断が難しいことは重々承知している。そのことについてマスコミ・SNS上に賛否両論飛び交う昨今だが、要するに、各自の判斷であろう。というわけで、この宿を取ることにした。全二十室で全体的に広々としており、ソーシャルディスタンス的には十分以上の環境。もちろんコロナ感染拡大防止対策はバッチリ。それがため、マスク着用は当然にして、到着するなり強制的手指消毒&検温から始まる。それでこそ、今は正しい。

ロビーにはグランドピアノが置いてあった。見たところ、2本ペダルの日本楽器製造株式会社製。つまり、昭和62年以前に作られたもの。しかし演奏するための椅子は取り払われていて、鍵盤のフタも透明なテープで開くことができないようにしてあり、つまりは楽器としてそこに置いてあるのではなく、あくまでオブジェとして存在している様子で少し悲しげ。しかのし、ストリートピアノ的に開放すればしたで、ロビーが喧しくて仕方なくなる可能性も容易に想像できる。
それはともかく、この宿の特徴として、館内のパブリックスペースはすべて木の床か畳敷きで、スリッパのたぐいは履かないことにしてあること。つまり、素足か、靴下か、である。(逆に昨夏に訪れた中尾高原ホテル水車の、畳の上をスリッパで歩く異和感とは好対照だった。)
それはともかく、この宿の特徴として、館内のパブリックスペースはすべて木の床か畳敷きで、スリッパのたぐいは履かないことにしてあること。つまり、素足か、靴下か、である。(逆に昨夏に訪れた中尾高原ホテル水車の、畳の上をスリッパで歩く異和感とは好対照だった。)

早めにチェックインして、さっそく風呂へ。低張性中性高温泉の単純温泉。知らんけど。とにかく、他に客はまだなく、貸切状態。コロナの不安は、全く感じない。

風呂上がりには、料理長自慢の自家製ブルーベリージュース。美味いよ。決まってるやん。そんなん。

風呂から上って、二時間ほど宿の中でボケボケと過ごし、やがて夕食の時間。
食前酒は信州林檎ワイン。
食前酒は信州林檎ワイン。

そのあと、五一わいんのシルバーを注文。

先付:水菜と湯葉の浸し和え。

前肴:翡翠豆腐あさがお見立て・海老水晶包み・筍袱紗焼き・沢蟹甘露煮

…沢蟹甘露煮って言っても、それは丸ごと一匹をバリボリと噛み砕いて食うやつ。久しぶりの食感。昔、山の中の沢で底石をひっぺ返してはよく攫んだものだ。宇治の白山神社横の清流で、自分の子供達にもその体験をさせてやってことも思い出したりして。

鍋物:牛すき鍋。

お造り:信州サーモン。イコール、長野県産。

ここで、鮎の塩焼。御品書きに書かれていないサプライズ。たぶんあらかじめ仕組まれた演出なのだろうけど、こうして楽しませてくださるのは嬉しいことだ。

温物:毬のフタを開けると…

夏野菜の炊き合わせ鶏そぼろ餡掛け。

進肴:この宿の名物だという林檎のグラタン。む?焼きリンゴ?いや、ナカミはちゃんとグラタンだった。

食事:長野県産大町コシヒカリ・香物:自家製漬物・止椀:あおさ海苔 京花麩 三つ葉。
ゴハンは、その土地の米をその土地の水で炊くのが一番。イエで食うゴハンも、近江米に琵琶湖の水だw
ゴハンは、その土地の米をその土地の水で炊くのが一番。イエで食うゴハンも、近江米に琵琶湖の水だw

水菓子:オレンジに西瓜。パセリ。
感心したのは、この宿の食事では、海無し県の長野で有り得ないような海産物を出すような愚行はせず、魚の料理でもきちんと長野県産のものを選りすぐって提供してくださること。やはり、来て、よかった。
ときしらずの宿織花 (旅館 / 信濃木崎駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5
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