ラーメンいっこく@安曇野市明科光

今回、同行者らと大町・安曇野方面を旅すると決まったとき、非ラヲタな同行者らはともかくとして、ワタシとしては一番の目的地はココだったと言っても過言ではない。
このお店が近江八幡の現「自家製おうどん三拍子」が入っている場所で営業していた頃、頻繁に行くことは出来なかったが、ワタシの中では絶えず気になるラーメン屋さんという位置付けだった「ラーメンいっこく」。滋賀での営業最終日の記録も、このブログに残している。
そして、4年前のあの日、いつかきっと、信州で開店するであろう新たなお店にきっと行こうと決めていた。で、今回、いよいよそのチャンスが巡ってきたのだ。
ちなみに上掲の画像では、駐車スペースにクルマがないのは、実は前日の営業時間外に下見に訪れていたからに他ならない。ちなみに現店舗は「ラーメンいっこく燎原の火」として松本市南浅間に移転後、さらに安曇野市内に移転してきたものであるらしい。
ワタシの記憶が確かならば、近江八幡で営業していた頃、麺は京都の中金製麺所から仕入れていたはずだ。それがどうだ、今では製麺室に大和製作所のリッチメンを導入し、自家製麺化しているではないか。この姿に、おのずと期待も高まるというものだ。
ちょうど正午過ぎの時間、外待ちはなかったが店内に中待ち発生中。ウエイティングシートに名前を書いて暫し待った。その間に、同行者らと、何をいただくかをじっくり検討。
券売機の傍らには写真付きの各商品のおしながきが掲載されている。これらと券売機のボタンをつぶさに観察すると、鶏のスープ、鶏と鰹のスープ、煮干しのスープ、鶏白湯のスープ、豚骨スープと、レギュラーメニューだけでも五本の柱を、麺は細麺・平打麺・太麺の三種を自家製麺で用意している様子がうかがえる。これらを毎日一定量、レギュラーメニューのために仕込むとなると、その作業量たるや想像を絶する。かつ、これに創作的な限定ラーメンも数々用意してるところから、もはや変態的マニアックさの域に達しているのではないかと感じ取ったところである(褒め言葉としてお受取りください)。
そんなことだから、限定ラーメンも気にはなるところだが、信州に移転後に初めて訪れる我々としては、お店の土台となるレギュラーメニューを味わうべしでしょうということで、同行者らが細麺の中華そば・平打麺の鶏白湯を選択、ワタシは太麺の「がっつり煮干」を選ぶことにした。
して、先に出来上がってきたのは「中華そば 鶏と鰹」。
鶏と鰹の中華そば...そこから、あの「まぼちゅ〜」的な味わいかと期待したが、同行者の感想は違っていた。
続いて、同行者注文の鶏白湯。ワタシ個人としては炎の柄のあしらったラーメン鉢が懐かしい。レアチャーシューに青梗菜、白髪葱に糸唐辛子と、先の中華そばとはまた違うデザイン。非ラヲタな同行者の率直な感想、「それなりに美味しい。けど、信州まで来て、わざわざ味わうのがコレかい!」と、随分辛辣。同行者らはこのとき、信州そばを猛烈にリクエストしていたのを敢えて圧して、ワタシのワガママでココに連れてきたのもあったかも知れない。食べたいときに食べたいものを食べたいという気持ちは、よく分かる。
そしてワタシが注文した太麺の「がっつり煮干」。その姿は、明らかに二郎系インス。
出てきた途端、およそ10年前に味わったまぜそば治美の記憶が蘇った。確かにスープに煮干しの風味はふんだんに感じる。が、それ以上に背脂のインパクト。
自家製麺の太麺を天地返しにして、ワシワシと豪快にいただく。十分なボリウムとインパクト。それでいて煮干し出汁の意外にどぎつくない味わい。「がっつり煮干」というより「がっつり背脂」だなコレは!と思うほどに、背脂のインパクト。
私個人としては、十分に期待以上の面白い一杯を楽しませていただいた気がした。しかし、非ラヲタな同行者(=今回は家族)は、「それなりに美味しいけど、わざわざ、来る?」的な辛いコメントだった。これは、ワタシ自身のこのお店への思い入れを引き算して、正直に記しておくべき事かもしれないと思う。きっと大将にもいつかご覧いただくことだろう。
限定メニューはもちろん気になる。が、レギュラーメニューはどうですか?ちょっと、シンプルにしてもいいのかな?と、思うところだった。

ラーメン いっこくラーメン / 明科駅田沢駅柏矢町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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