旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

2007北海道・秋~神々しい夜明け・緑岳早朝④

2007-10-17 19:25:16 | 旅鴉の唄

トムラウシが泣きたくなるくらいきれいに見えていて、ちょっと欲張りですが、
手前のウラシマツツジ、斜面のナナカマド、雲海、緑岳、十勝連峰等
まとめて写しこみます。

このような美しい光景が展開する朝夕の風景が見たいから、
軟弱な私が無理してでも山頂泊しようとするんですね。

立て位置でも撮ってみますが、こうして比べると雲海が写っていないのが
ちょっと寂しい気もしますね。

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日向ぼっこするかまやん

2007-10-17 19:21:50 | 案山子と人と烏
朝、センニチコウの花畑に住み着いていたかまやんを探したのですが、
見当たりません。
もしかして死んじゃったかなと諦めかけましたが、ふっとピーマンに目をやると
いました!かまやん、少しでも早く陽に当たり温まろうとより背の高いピーマンに
移動したようです。

午後は再びお気に入りのセンニチコウへ、やはり餌を捕獲するには
こちらの方がいいんでしょうかね。

朝夕めっきり涼しくなって、カマキリにとっては厳しい季節、
お別れの時は近づきつつあります。


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2007北海道・秋~神々しい夜明け・緑岳早朝③

2007-10-16 22:28:31 | 旅鴉の唄

二人してある程度納得するまで撮って、ここからは別々です。
Oさんは緑岳山頂方面へ、私は小泉方面へ向かい草紅葉を入れて
写真を撮ろうとします。

日の出からそれなりの時間が経って、赤味成分が弱くなり本来目にした
色合いに近づいた落ちついた色調の写真です。


*今日夕暮れ時の雲がきれいだった。「素適に焼けないかな~」と
  眺めていた(つまりサボっていた)ので、帰りがまた遅くなってしまった。

  「地球防衛家のヒトビト」の今日のネタはいいな。そう、いつから「ゴア」は
  人類の敵ではなく、味方になったんだ?
 
  「熱血!マンガ学」次回は「翔んだカップル」か~。学生時代、先輩に借りて
  コミックス全巻読んだんだよな。杉村さんがいいんです!!

  えっ?いつも以上に脈略がない? 単に酔っぱらってるだけなんですよ。


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2007北海道・秋~ベース・キャンプ作戦⑥

2007-10-16 22:22:50 | 旅鴉の唄
夜になって戻ったNHK取材班の方々に「ご心配をおかけしました」と
詫びを入れに行く。「ぺしゃんこのテントをハイビジョンで撮影して、
ぜひ自然百景で流してほしかったですね」と飛ばしたギャグがせつなく響き、
失笑をかうだけであった…

打って変わって翌18日(水)はこの旅唯一にして最高の晴天、撮影を楽しめたし、
その後も、こんなトラブルがあったにもかかわらず、楽しく旅は続きました。
私のことですから、このトラブルを絶好のネタにして相変わらず
調子に乗って喋りますが、それでも時々ふっと頭の中に「4万円…」が浮かび、
人知れずブルーに落ち込むのでした。

管理人さんやOさんにも良くして頂き、小屋でもう一泊するか迷ったのですが、
下山、懲りずにまたも車中泊です。
赤のテラノもいなくなり、ついにCR-V一台になりました。
レンジャーの方に「いやはやもう一泊」と断りを入れに行きます。
「夜、遊びにおいでよ」と誘っていただきましたが、さすがにこれは図々しいかと
遠慮させていただきました。
この方は大の銀泉台ファンとかで昨年はやはりここで車中泊していたそうです。
本当に銀泉台はなにか人をひきつける魅力ある場所なんですね。
翌朝もコーヒーをご馳走になりました、色々お世話になりました。

結局翌19日(水)も思ったように写真が撮れず、テントはつぶれる、
結露で車内はびしょびしょとトラブル続出、各方面にご心配ご迷惑をかけ、
散々な結果となったベース・キャンプ作戦ですが、これに懲りず
また来年も挑戦しますか?

そして下山後7日ぶりにCR-V発進! 銀泉台からの山道を下山中
走行距離9万キロを突破したのも記憶に残る思い出になるかもしれません。
ゴミ溜めと化したCR-V、すまんな~もうちょっとの辛抱やで~。
今回は移動宿泊所としても大活躍、やっぱり君はいい車だよ。
(しかしぬかびらまでの間、ゴミを投げられる場所はなく、
YHに大量のゴミを持ち込むのも気が引け、処分するまでさらにもう一日
異臭との戦いが必要であった…)

(おしまい)



そして後日…
10月11日(木)売り出し中の好日山荘でテント、ポリタンクなどを購入しました。
モンベル、ヘリテイジなどほかにも候補がありますが、
迷いだすときりがない私です。店に在庫もあったので、以前と同じモデル、
エアライズ(二人用)を買いました。壊れたのはかなり前に買った奴なので、
ポールなど細かな点がかなりリファインされているようですね。
もうちょっと落ち着いたら、お試し設置してみましょう。
値引きはないんですが、3倍ポイントセール中で4000円分の
お買物券を頂きましたよ。





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2007北海道・秋~神々しい夜明け・緑岳早朝②

2007-10-15 22:06:25 | 旅鴉の唄
ここは前から気になっていた場所でしたが、いわゆる緑岳の斜面に比べると
紅葉の美しさ、規模では引けを取るので、ついそちらを優先、
ここで本格的に撮影するのは今回が初めてでした。
緑岳の斜面の見頃にはやや早かったので、今回初めて脚光を浴びたんですね。

O氏のハッセル(中版カメラ)に対抗するには、とりあえず
下手なテッポウを撃ちまくらなければなりません。
立て位置で撮ったり、少し場所を変えたり、また左側の斜面も撮ってみますが、
太陽に向かって撮ることになりどうしてもフレアが入ってしまいます。

人間の目には見えない赤味を帯びた光線+リバーサルの色乗りのいい発色+
PLフィルターが利いて、燃えるように赤い大地です。
残念なのは、ポジの段階では手前のウラシマツツジはより赤く、斜面のナナカマドは
少し薄めの赤とグラデーションが出ているんですが、いかんせんスキャンして
パソコンに取り込むとメリハリがなくなってしまったことですね。
マニュアルで微調整したらもう少し何とかなるかもしれませんが、
これ以上手間のかかることは私には出来そうもありません。

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2007北海道・秋~ベース・キャンプ作戦⑤

2007-10-15 22:00:08 | 旅鴉の唄
茫然自失の私、様々な思いが頭を駆け巡る中、とりあえず
濡れたものを片付けねばと動き始めますが、なにせ放心状態、
あっちにウロウロ、こっちにウロウロと段取りの悪いこと…

このところ立て続けに写真に嫌われている上このトラブル、さすがに
かなり落ち込んでしまいました。泊まるところもなくなったし、
「もうこのまま下山してしまおうかな」との気持ちも強かったのですが、
なんとか踏みとどまり、小屋に泊まることを管理人さんにお願いし、
引き続き荷物の片付けに追われます。
(結果的に久しぶりの小屋ライフを楽しめるし、地元セミプロO氏には
再会するわ、写真は撮れるわで、この選択は正解だったのですが、
この時の話はまた別の機会にするかどうか…)

徐々に冷静になるにつれ被害が明らかになりますが、雨対策が功を奏したのか
寝袋、食料などは湿気た程度で被害は少なく、小屋泊まりには
まったく影響がないことがわかりました。
長く使ってきたポリタンクが破損しましたが、こんな大きな騒ぎを引き起こした割りに
この程度で済んだのが不幸中の幸いでした。
片付けに一番手間取ったのが新聞紙、なにかと重宝する装備ですが、
びしょ濡れになるとなかなか乾かない厄介者に早変わりなんです。

どうしようもないのはテント…
ポールだけなら買い換えられるが、張り綱まで切れてしまっているので、
ここは清く諦め買い直すしかないのか…ペグも足りないし(どこいったんだろう?)
10年以上使ったのかな、このエアライズ、苦楽を共にしたので名残惜しいが、
買い換えるか…約4万円の出費、痛いな~。
(いや、もしかしたらそれらのパーツを買い揃えればまだまだ使えるか?
しかし、それなりの費用になるだろうし、もうだいぶくたびれてきていたので、
この際思い切るか…)

I大先生もこの日山に戻ったが、同じエアライズなのに大先生のは無事。
よく見ると張り綱が倍に補強されている…
う~ん、まだまだ大先生にはかないそうもありません。(続く)




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2007北海道・秋~神々しい夜明け・緑岳早朝①

2007-10-14 22:25:58 | 旅鴉の唄
17日(月)は予報に反し、お山は一日中雲が多くがっかりです。
明日もたぶんダメだろうと期待せず寝袋に入りましたが、
真夜中突然風が強くなり、その音で目が覚めたほど、これが天気の変わり目?
翌18日(火)4:00前に起きると、すでに起きていたOさんが「いい天気だよ」と
ぼそっと囁かれる。用を足すついでに外へ出たら満点の星空、この旅随一です。

仕度して4:15頃、事前に申し合わせたわけではないのですがOさんと同行、
板垣新道を緑岳へ向かいます。小屋前ではNHK取材班が撮影準備中です。
何度通っても真っ暗なこの道は苦手ですが、二人連れ心強いです。
ただしOさんはもうすぐ定年とはとても思えない健脚!ついて行くのが大変です。

分岐へ到着。昨夜「もし晴れたらここで写真を撮りたい」と
Oさんに言っていた場所です。見事な雲海が広がっています。
しかし、トムラウシがくっきり見え、緑岳の斜面も気になるところ。
まだ夜明けまでには時間があると小走りで山頂へ様子を見に行きますが、
やはり紅葉はまだ早く、雲海も入り込んでおらず、
撮るなら先ほどの場所と急いで引き返します。

三脚にカメラをセット、息を呑むような神々しい夜明けと対峙します。

(上は日の出直後、下は少し時間が経って雲海にも日が差している。
バックは音更、石狩、ニペソツ等東大雪の山々)




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2007北海道・秋~ベース・キャンプ作戦④

2007-10-14 22:11:44 | 旅鴉の唄

テントを放置するなどこれまでで初めてのこと、ちょっと不安はありました。
(かなり前に張ったままヒサゴ小屋に逃げ込んだことはあったが)
I大先生に話すと「なんも心配いらないよ」とのことでしたのでちょっとは
心強く思ったのですが…

万が一浸水した場合に備え、寝袋等濡らしてはいけないものは
防水バックに入れ、ザックに仕舞いましたし、風に備え、
ポリタンクに水を満タン入れたものを四隅に置いてきました。

いよいよテン場が見え始めました…が、あるべきはずのところにテントがない!
影も形もないんです!!
「目がテント」なんてしゃれてる場合じゃありません。ドラマなどで我が目を疑う時、
大げさに目をこすったりしますが、冗談でなくこの時はマジ目をこすりました。
「確かあの青いテント(NHK取材班のですが)の横にあったはずだが…」
「自分のテントのフライシートの色はオレンジだったよな」とか
わかりきっているはずのことを頭で反芻、今目の前で起こっていることは
現実ではなく、何かの間違いなのだと必死で打ち消している自分がいます。
「遠いのでよく見えないだけだ」と自分を勇気付けますが、
頭の中はパニック状態、「なぜの嵐」です。

半場放心状態で避難小屋へ。ここで初めてテントやフライ、マットなどが
柵のロープに干されていることを確認できました。
さらに小屋前では私のザックも天日干し。

恐る恐る小屋の管理人さんにそのテントの所有者であることを告げ、なぜ
そういう事態になったのかをお聞きしました。



(折れたポールと切れた張り綱がついたままのペグ)

下でいるとわからなかったのですが、15日(土)夜、山は台風並の暴風雨で
テントの方も小屋へ避難するほどだったようです。
私のテントはあえなくポールが折れ、張り綱が切れ、ぺしゃんこになったようです。
ところが寝袋等入れた大きなザックが中に入っていたために
ちょうど人が寝ているように外からは見えたそうで、
動かないので「死んでるのでは?」と大騒ぎ、
隣のNHK取材班の方々をはじめ多くの方が心配してくださったそうです。

16日(日)になっても誰もやってこない。これはいよいよ一大事、すわ遭難?
今日17日に現れなかったら、地元へ連絡することになっていたそうで、
あわや遭難騒ぎとなったところでした。
「一時下山します、心配しないで下さい、おとんちゃん」とメモ書きは
置いておいたのですが、水浸しでわからなかったようなのです。

ついに今朝になってテントを撤去、濡れたままだったのを干してくれていた
ところだったのです。それまでぺしゃんこ状態のまま放置されていた
私のテントは多くの方の注目を集め続けていたようです、惨め…(続く)



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2007北海道・秋~北海平で撮影

2007-10-13 20:33:52 | 旅鴉の唄
小泉岳分岐に到着、ここで白雲岳方面か赤岳方面へ行くか思案。
天気はどんどん回復、安定した晴天になりました。
最初右に進路をとり赤岳の第四雪渓~第三雪渓を撮影しようとしましたが、
「まてよ、あのあたりは午前の方が撮影条件はいいはず、ここは明日の朝にしよう」
と思い直し踵を返して、白雲方面へ向かいます。
(結局この日逃したので、第四雪渓のピークを撮れず仕舞いでした)

白雲分岐から北海岳の間(北海平)はもうずいぶん長いこと歩いていません。
「今まで撮ったことのない場所」を求めてここに足を進めたのが大失敗でした!
なかなか紅葉的に絵になる風景がほとんどないのです…
上の写真は苦し紛れに撮った「ウラシマツツジと旭岳」です。

結局またも引き返し、慌てて高根ヶ原へ向かったのですが、気に入った写真を
まったく写すことが出来ませんでした…
悪天続く中、数少ない晴天を逃した徒労感は大きく、疲れがドッと出ました。
「夏に今年の天気&撮影運を使い切ったのかな」とがっくり…
「どうも今回は写真を撮れずに終わりそうだ」と落ち込んでしまいました。





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2007北海道・秋~ベース・キャンプ作戦③

2007-10-13 20:25:01 | 旅鴉の唄

下(YH)ではたまりにたまった洗濯を済ませ、携帯電話を充電。
その他諸々ぬかりなく用を済ませます。
お酒も入りその晩の宴会は盛り上がりましたが、
私も CR-Vを第一次ベース・キャンプテントを第二次ベース・キャンプ
と名づけ、調子に乗ってしゃべりまくります。

雨は明くる日の午前中まで断続的に降り続き、休養日和なんですが、
残念ながら足がないとやっぱり辛い…お昼久しぶりに層雲峡温泉街で
ラーメンを食べましたが…やっぱり上川まで行かんとあかんね~。
11:00頃までYHでゴロゴロして過ごし、I大先生の写真展を見てから
必要な食料を調達、そして温泉と思ったら、銀泉台行きの臨時便が出るとかで、
温泉はキャンセル、予定より早く第一次ベース・キャンプまで戻ることが出来ました。

ビールを冷やし(ここの湧き水は冷たいのでいい飲み頃になります)、
明日登る用意をし、夕食までちょっと出来た時間でまた読書です。
着いた頃銀泉台は深いガスの中でしたが、夕方ようやく晴れ間が。
車は他に赤のテラノだけ、宿泊は私一人です。
レンジャーの方に恐る恐る「今晩も泊まります」って挨拶に行ったら、
これが意外に大歓迎?って感じで拍子抜け。
この日は二人おられ、一人(写真好きの方)は昨年からの顔見知りの方です。
翌17日朝にはお二人とも早くから起きていて、詰め所には電気が明々、
真っ暗なトイレが恐いな~と思っていたので心強かった。
なぜか私もコーヒーをご馳走になり出発です。

この日も第三雪渓の早朝撮影が目的でしたが、明け方まで星が見えていたのに
薄雲が広がりだし、結局14日同様この日のセッションも大失敗に終わります…
予報はいいのに…とボヤキながら小泉分岐着。緑岳の紅葉状況を見たくて、
左に進路、緑岳へ続く稜線へ足を進めました。
しばらくすると白雲岳避難小屋、そしてテン場が見えてくるのですが、
そこで我が目を疑う事態が!!(続く)

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