さらに稜線を小泉岳よりに登ったところでの撮影。
(鞍部を越えているので正式には小泉岳になるのか?)
トムラウシが見えていますが、残念ながら遠くはもやっているようです。
緑岳~小泉岳の稜線の草紅葉がこんなにきれいだったとは、
今回初めて気が付きました。
今年銀泉台に自分の車で入れるのは13日(木)まで。
紅葉が進んでいなければどうしようもないのですが、
高温続きにもかかわらず、意外にも紅葉は予想以上の早さで進んでいる様子。
最終日ギリギリに車で入っておき、山頂で2~3泊、下山時第一花園が
見頃を迎えている…かもしれない…という作戦を当初考えました。
13日午後銀泉台へ、現時点で山中泊中の方の車に加え、私と同じように
ここで車中泊しようと企んでいる方もいてけっこう車がとまっています。
夕方食事を終え、お酒をチビチビ飲んでいたんですが、
目の前にとまっている釧路ナンバーの大きなピックアップ・トラックが気になります。
「もしかして…」と思っていたら、やはりマタオチさんが山から降りてきました。
「かちょうさんに頼まれて紅葉の下見に来た」とかで山の情報などしばし歓談後、
遠路マタオチ村まで帰るマタオチさんを見送ります。
車中泊後登った14日(金)はどうにか午後から晴れましたが、それが続かず、
15~16日は予報が良くありません。二日間テントで缶詰めはつらい。
あれこれ思案した結果、テントを張りっぱなしで下山、食料等調達して再び
登ることに急きょ決めたのです。
15日(土)早朝緑岳へ。しかしすでに雲が多くこのセッションも失敗。
テントに戻り用意して7:00頃下山開始。予報では夕方から雨だったのが、
歩き出してすぐに雨が降り出す。車にたどり着くまでは小降りであったのが
不幸中の幸いでしたが、この時濡らしたカッパなどがのち結露を発生させる
原因になったと思われます。このあたりやる事なす事裏目裏目で、正直
精神&肉体ともに参っていました。
大急ぎで下山したので、この時点でまだ9:20。ここでまた思案です。
バスで層雲峡まで戻ろうとすると13:00まで待たなければならない。
このまま車で下りればすぐだが、そのかわり二度と車でここへは来れない…
ちなみにこの日同じくI大先生もテントを放棄して食料調達のために一時下山。
銀泉台から車で下りられました。(次は高原温泉から入山された)
迷いましたが車を放置することに決め、バスで降りる用意です。
サブザックに洗濯物、洗面用具、携帯電話の充電器等下で必要なもの、
やらなければならないことを念頭に置き、つめられるだけつめこみます。
なにせ普段車に旅行中に必要なものがすべて備わっている状態なので、
これから離れた生活を想像するのが難しいんです。
あっ、この状況でしっかり久保田・千寿の720ml瓶はザックに入れてましたよ。
これでYHのハチマキおじさんにもより歓迎されて迎えられました。
あとはバスの時間までねっころがって横溝正史を読んでました。
本を持ってきておいて良かったね。(続く)
まず白雲テン場でテント設営、お茶を飲んで休憩、I大先生とお話をしているうちに
少し日が差し出しました。
緑岳へ紅葉の進み具合を見に行きます。山頂から見下ろす紅葉は
やはりまだ早いようですが…よく見るとずっと下のシバヤマ尾根などは
すでにそれなりの色付き、しかし手前の沢筋の流れるような紅葉の
ナナカマドはまだ緑々しています。ここも進み方がバラバラなのか?
例年ならもうピークを過ぎている山頂周辺の草紅葉ですが、
ここもまだまだきれい、今年は群落の規模も大きいようです。
ちょうどこの頃天気が急速に回復、雲に覆われていた旭岳も
姿を見せ始めチャンス到来、撮影開始です。
どちらもたぶん初めての構図。
主役がバックに控えていてこその写真です。

*今日予報では晴れマークしかなかったはずなのに、起きたら弱い雨が。
このところ微妙にはずれ続ける天気予報、午前中は肌寒いくらいだったのが、
雨の止んだ午後は一転夏のような強い日差しが照り付けました。
私はもともと車中泊やキャンプ派ではなく、ユースなどに宿泊、
食事や他のホステラーさんとの会話を楽しみたい方なんですが、
このところの旅では必要にかられ、それぞれ増えてしまいました。
どちらも「宿代が浮く」のもメリットですが、私にとってそれは
結果的にそうなっただけのことなんですね。
初代CR-Vはシートに特殊な仕掛けがあって、やや斜めながらも
ほぼフラットになるのが、このクラスのSUV車では異例です。
おかげであまり疲れずに車中泊することが出来ます。
こうした特殊な状況で非常に使い勝手の良い初代CR-Vを
やはりちょっと手放したくはない気もするんですね。
今回は7日間銀泉台の駐車場に放置したままになったCR-V。
もともと薄暗がり(あるいは真っ暗)な中で食事したり、お酒飲んだりするので、
知らず知らず車内を汚して困るのですが、今回はそれに加え、
長期間ゴミを捨てられなかったので、あれよあれよという間に、
車内はゴミであふれかえりました。空のペットボトル、空き缶は山積み。
コンビニ弁当のゴミのかさは半端じゃない。
弁当は基本的に残さず食べ切りますが、たれ等はどうしても残る。
ビールももちろん飲み切りますが、缶の底にちょびっと残る。
さすがに終盤はそれらが異臭を放ち始めたのには参りました…
また、移動式住居タオルくらいは干せるのですが、さすがに濡れたカッパや傘、
ザックなどまで吊るすことは出来ず、突っ込んだままの状態。
それが湿気を増大させたのか?ある日の朝などは結露がひどく、
車内いたるところに水溜り!トランクの荷物まで濡らしてしまいました。
ではなぜ7日間も車が置きっぱなしになったのか?
・銀泉台の紅葉が予想以上に進んでいた
・天気が安定しなかったため…
諸々の要因が重なり、当初予定になかった作戦をとることになったんです。(続く)
前日の北鎮岳もそうですが、表大雪の山全般に丸みをおびた
なだらかな山容のものが多い中で、烏帽子岳の鋭鋒は目を引き、
つい被写体に選びたくなる山なんですね。
上はたぶん11日(火)、お鉢周辺のウラシマツツジを入れて撮ったもの。
雲が多く、撮影には厳しい条件でしたが、たまたま雲が切れ、
光が差したんですね。これもたぶん初めての構図。
下は12日(水)か? この周辺の草紅葉は例年安定した美しさで
目を楽しませてくれる。今年はチングルマの紅葉が遅れていましたが、
クロマメの木?の赤が際立っていました。
ここは何度も撮っていますが、ちょうど手前の紅葉にだけ光が差して
いいコントラスト、自分では気に入った写真になりました。
草紅葉のピークは例年なら9月上旬、私が訪れる頃には
それが過ぎてしまっていて、これまであまり写真を写せていません。
今年はシーズンに入ってからの気温が高く推移、それが良かったのか
草紅葉がまずまずいい状態で残っていて、あちこち写すことが出来ました。
I大先生に言われたからではないのですが、昨年頃から、出来るだけ
これまで写したことのない構図、場所で写真を撮ろうと思っていたので、
草紅葉を入れた写真が多くなったことで、結果的にはそれが出来て
良かったかなと思っています。
この写真も初めて撮った構図でしょう。12日(水)は予報に反し朝から雲が多く、
午後遅くなってようやく晴れ間が見えるようになりました。
しかし、テントに戻り夕食を食べていたらなんと雨が降り出しました。
結局その雨は翌朝まで止むことはありませんでした…
まずまず状態の良かった山頂(雲の平)の紅葉。他にも撮りたい構図が
いくつかあったのですが、結局撮影条件に恵まれずに撮影できず、
失意の内に二泊三日の黒岳テント泊を終え、下山することになります。
いよいよ始まりました、おとんちゃん版「あまりさわやかでない?自然百景」。
今年秋の大雪を訪れた方も、次回こそ訪れたいと思っている方も、
とにかく自分に参考になるらしいところだけピックアップしてご覧いただければと
思います。
今日も予報はハズレ? 朝から荒れ気味のお天気、
ちょっと畑を手入れして(旅行から帰ったらダイコンがズタボロに…
私の最大の敵・まるむしの総攻撃を受けたことは確かなんですが、
その他いもむしみたいなのもいたらしい…ので蒔き直しの準備)、
あとは先日デジタル化した写真をプリントアウトしたりして
基本的にはインドアでゴロゴロ過ごします。
ここにきて休みが短いインタバルであったので、
ちょっと体調も良くなってきましたが、
次にまた休みを買い上げられての出勤があり、すぐ元に戻るかもな。
このブログ上もそうですが、9月の長旅の反動が大きく、
諸々含め、すべての生活のペースを元に戻すには約1ヶ月くらい
かかっちゃうんですね。
それで本来10月は観光的には非常にいい頃なんですが、
ここ何年も「何も出来ないまま終わってしまう」ことが多いんですね。
年内中に使わなければならないマイルがあるのと、
岡田成治さんの写真展を見たいのとでちょっと画策してみたのですが、
希望日の特典航空券席は売り切れ、おまけにバイト君が辞めたので、
休みを入れにくくなり、今の時点では絶望的…
まあ、このバイト君がいてくれたおかげで7,9月好き勝手休みを入れられたので
感謝してはいますが。
強行軍3日間、株主優待を使ってなら…とまだ悪あがきをしているわたくし。
動こうとしているところを見ると、ちょっとは落ち着いてきたってことかな。
♪ たどり着く先が どこかは誰も知らない
人生なんて 綱渡り
時には夕立ちに降られ 夏にはおいてきぼり
にごり水心うつせば 明日さえも見えない
街に流れる恋の唄は素適さ
人は誰も淋しがり屋だよね
優しい心を唄っておくれ
危ないよ危ないよ
もの憂げな10月は
心ははばたきして空を見上げる
人は誰も迷い雲だよね
心が君から少し離れて
危ないよ危ないよ
もの憂げな10月は
(詩:細坪基佳)
*ヤッターマンが実写映画化されるとは聞いていましたが、
アニメでも復活するそうですね。(日テレ系で1月から放映だそうです)
当時のようなブームを巻き起こせるのか?
ドロンジョさまがどこまでお色気で迫るのか?
気になるところですが、はたして見る習慣つくのかしらん。
*三国峠や望岳台付近の紅葉は今年きれいなようですね。
9月中旬まで気温の高い日が多かったけど、後半ぐっと冷え込んだのが
良かったんでしょうかね。これがせめてあと10日早ければ、
今年の山の紅葉の評価は変わっていたのかもしれませんが…
今回も白雲のテン場でI大先生と一緒になりました。
この夏同様モデル兼弟子?の女性同伴です。
「先生、(ロープウェイ乗り場で開催中の)写真展拝見しました」
「いや~なんもなんも。この夏、あの時撮ったのもあったでしょ」
「・・・」
冷や汗…写真展が開催されていたことは知っていたのだが、
実はこの時はまだ見ていなかったのだ…まさか内容に踏み込んだ
具体的な話が展開しようとは…どうだこの口先三寸男ぶりは…
「○○くんね、35㎜もいいけどね、645を使ってみたら。
ポスターにしようとしたらやはり35mmはちょっときついよ。
風景写真だと、3本くらいズームレンズがあれば充分だからね…」
(この後具体的な話が続く)
詳しくは知らないのだが、645とはペンタックスの中版カメラのことらしい。
ポスターっていわれても写真展をやりたいって話をしたこともないし…
そろそろフィルムは諦め、デジタルへ完全移行するつもりだとは
とてもいえないわたくし。
「ところで○○くんね、写真はだいぶたまったのかい?」
これこの夏も聞かれたのだが、今度も同じ答え
「年に二回、ちょこっと来るだけで、そんなたまるわけないじゃないですか」
(それを無視するように)
「写真ね、よかったら一度見せてみなさい。写真集ね、一冊出すと
あとは次々出来ちゃうから…」(またまた話延々続く…)
話が長くなりそうなので、無言でひたすら聞き役の私。(この優柔不断が悪いの?)
元高校教師で頭も切れ、弁も立ち、加えて御ん年もうすぐ70歳になろうとは
とても思えない強靭な体力、私の反論は無駄な抵抗なんです。
どうも大先生は後継者を育成しようとしているらしく、すでに10人くらい
面倒を見ているという。それに私を加わえようと?
このブログをご覧の方は、私の「軟弱系えせ山写真家」ぶりは
よくご存知でしょうが、大先生は私のMAX(瞬間最大の力を出している時)
の姿しか知らないらしい。
レンズを減らしてビールを持ちたいとか、デジカメに移行しようとしているとか、
早く下山して温泉&グルメを楽しみたいとか、いまだに絞り、露出その他
カメラのことが全くわかっていないとか…まったくご存じないのだ。
それに大先生、私は冬~春山はまったく登れないんですよ!!
なにより大先生は私の写真をほとんど見たことないのにね。
(せいぜい年賀状に使った写真くらいでしょう)
「私の時代はすぐ終わります。どうしても長年続けていると
同じような写真ばかりになってしまう。違う視線で大雪を写してほしいんですよ」
ドキッ! それをいわれると私などすでにもうマンネリ、誰かのマネ、
同じようなのばかり撮ってますよ~トホホ。
先生、下山後、写真展を拝見しました。(今度こそ本当に)
しかし、どれがこの夏写したものかわかりませんでした…
こんなダメな奴なんです。私のことは早々に諦めてください。
私に唯一あるのは「秀でた感性、類稀なる写真センス」だけなんですから。
「喝!! それが一番足りないんじゃ~たわけ! もっと精進せい!!」
(写真は滝見沼付近かな? これでデジカメ・沼めぐりシリーズ終了です。
次回以降はフィルム写真掲載予定です)
*予報より雨が降らず、のち強い日差し、季節外れの蒸し暑さです。
体調管理が大変。今日一緒に仕事をした同僚が風邪引いてました。
しかも高根ヶ原にテーマを絞っての放送だったので、紅葉的には
期待ハズレでしたね。(ズームインの方がまだ良かった?)
9月のトムラウシをバックにした高根ヶ原の映像が18日早朝のものでした。
(長時間撮影を早回しで見せてましたね)
その朝、私とO氏は緑岳で撮影、見事な雲海が広がり、
「こっちで撮ればいいのに…」と言っていたんですが、
高根ヶ原が主題では致し方ないですね。
7時半頃小屋へ戻ったら、取材班も撮影終了、その後すぐに高根ヶ原へ
出かけられました。
紅葉や花にテーマを絞った放送回があることを今後期待したいですね。
*え~例のごとくだいぶ酔っぱらってまして、もうひとつの方も含め、
押さえが利きません。テキトーに流してご覧下されば幸いです。
三年程前にログハウス風の立派なバイオトイレが完成、
その以前のオンボロ小屋、板の隙間から下が見えていたあれを知っていると、
協力金200円は安いと思いますよね。
夜間、自家発電機作動中は、センサー式のオートライトも点灯します。
男性用小便機は別途設けられ、大便用は洋式でトイレットペーパーまで完備、
使用後は自転車のペダルのようなものを漕いでオガクズをかき混ぜます。
今のところ清潔に運用されていますが、一番の難点は、
「便座の冷たさ」でしょうね。
冷え込んだ朝などはそれに腰掛けるのにかなりの勇気を必要とします。
「お尻を浮かして用を足す」ような離れ業が出来るはずもなく、
抵抗空しく、今回もその冷たさが脳天を突き抜けました。
ここをご利用予定の方々は、「マイ便座カバー」のご用意がよろしいかと思います。
お尻から 微笑み奪う 便座かな/
冷たさに 身を捩じらせて 用を足し/音頓
白雲岳避難小屋のトイレもバイオ式なんですが、
ここのつくりは昔のまま、使用済みの紙は持ち帰らねばなりません。
便槽ががら空きなので、風の強い日は下から吹き上げる冷風がお尻にしみます。
トイレ内の小さな窓で切り取られた紅葉の風景が
とてもきれいに見えたりするのが不思議ですね。
もともと小屋の周りは高山植物の宝庫、夏には様々な花が咲き乱れるのですが、
どうもこのところ、花の規模が小さくなっているようです。
管理人さんによると匂いを押さえる薬品(ハエを押さえる薬だったか?)を
使い出したら、ハエが激減したとのこと。ハエが花の受粉に一役買っていたので
その減少が花の減った原因なのでは?というのです。
そういえば夏にこのトイレを利用するのは、ハエとの戦いでもありました。
便利(快適)さを求めると代わりに失うものも出てくるということでしょうか?
便槽を 吹き上げてくる 緑風/
いなくなり 五月蝿い君の 力知る/音頓

(写真はいずれも滝見沼)