数あるジャズ専門レーベルの中でも最もメジャーなレーベルと言えば、文句なしにブルーノートでしょう。日本ではEMIミュージックが頻繁にCD化しており、特にハードバップ全盛期に発売されたいわゆる1500番台、4000番台は全ジャズファンのマストアイテムと化しています。私も7割以上所有していますね。ただ、60年後半に発売された4200番台以降の作品となるとなかなか再発売の機会に恵まれないレア盤も多くあります。今日ご紹介するのも最近発売された後期ブルーノート50タイトルの一枚。名トランペッター、ブルー・ミッチェルの1966年の作品です。
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ブルーノート時代のミッチェルと言えば何と言ってもホレス・シルヴァーの諸作品におけるジュニア・クック(テナー)との名コンビがあまりにも有名。グループ脱退後もクックと行動を共にし、1964年にはチック・コリアと組み名盤「ザ・シング・トゥ・ドゥ」を発表しています。ブルーノート3作目の本作でもクックとのコンビは相変わらず健在。リズムセクションはハロルド・メイバーン(ピアノ)、ジーン・テイラー(ベース)、ビリー・ヒギンス(ドラム)です。アルバムは60年代後半のジャズシーンを凝縮したような内容で、色々なスタイルが混在しています。冒頭の“Bring It Home To Me”は典型的なジャズロック、続く“Blues 3 For 1”はミッチェル自作のブルース、3曲目“Porto Rico Rock”はラテン調のナンバー、4曲目“Gingerbread Boy”はモーダルな雰囲気も漂うファンキージャズ、5曲目“Portrait Of Jennie”は美しいバラード、6曲目“Blue's Theme”はご機嫌なハードバップチューン、と言った具合です。私のお気に入りは何だかんだ言ってラストの2曲。やっぱり正統派が好きみたいです。
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ブルーノート時代のミッチェルと言えば何と言ってもホレス・シルヴァーの諸作品におけるジュニア・クック(テナー)との名コンビがあまりにも有名。グループ脱退後もクックと行動を共にし、1964年にはチック・コリアと組み名盤「ザ・シング・トゥ・ドゥ」を発表しています。ブルーノート3作目の本作でもクックとのコンビは相変わらず健在。リズムセクションはハロルド・メイバーン(ピアノ)、ジーン・テイラー(ベース)、ビリー・ヒギンス(ドラム)です。アルバムは60年代後半のジャズシーンを凝縮したような内容で、色々なスタイルが混在しています。冒頭の“Bring It Home To Me”は典型的なジャズロック、続く“Blues 3 For 1”はミッチェル自作のブルース、3曲目“Porto Rico Rock”はラテン調のナンバー、4曲目“Gingerbread Boy”はモーダルな雰囲気も漂うファンキージャズ、5曲目“Portrait Of Jennie”は美しいバラード、6曲目“Blue's Theme”はご機嫌なハードバップチューン、と言った具合です。私のお気に入りは何だかんだ言ってラストの2曲。やっぱり正統派が好きみたいです。