広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

ぼんぼりと出店

2009-04-27 17:51:52 | 津軽のいろいろ
前回までとは目先を変えて弘前公園のさくらまつりならではの2つのアイテムを紹介します。

まずはぼんぼり。秋田の千秋公園では、空中からぶら下がる小型のもので、ちょうちんと言うべきかもしれないが、弘前公園では地面から大型のものが生えている。そしてそれぞれに地元企業などの広告が掲載されている。
JR東日本(秋田支社)はここ数年これ。企画乗車券「津軽フリーパス」。
弘前や五所川原近郊の奥羽本線・五能線、弘南鉄道、津軽鉄道、弘南バスの一部(100円バス、嶽、西目屋方面など)が2日間乗り放題で1500円。しかも一部の飲食やお土産が割引になる。僕もよく利用しているが、今回もほとんど現地交通費はかからず、しっかりモトを取らせてもらった。
東北新幹線全線開業 東京・青森約3時間!
でも今年は津軽フリーパスのぼんぼりは減って、代わりにこれが出現。いよいよ来年末か。新車両E5系電車のCGがかっこいい。

次はこちら。広告主不明の弘前と十和田湖間のシャトルバス。
いつどこからどうやって乗ればいいのかさえ分からない。どうやら完全予約制で、今年度は弘南バスの秋田県能代の第一観光バスが共同運行しているらしい。

外濠の北の方には2本だけこの広告が。
 
「弘前公園を愛するヒゲおじさん」って誰だ?
下には小さく「TOTAL DESIGN ALPHA」とあった。帰ってから調べたら、弘前市土手町にそれらしきデザイン会社が存在した。
せっかく広告費を払って出すんだもの、もうちょっと商売っ気を出してもよさそうだけど。


もう1つの名物は園内の出店。秋田では、おそらく神社のお祭りの縁日などと同じく、専門の露天商が店を出していると思うが、弘前では「○○商店」といった地元の商店が出張販売のような形で出店しているようだ。青森テレビのニュースによれば「200以上」の店が出店するとのこと。

店の構造は一般的な縁日の屋台より広くて「小屋」っぽく、屋根の上には立派な看板が上がる。看板は使い回し、毎年同じ位置に同じ店が出るようだ。

売っているものは、おもちゃ類、いちご飴、焼き鳥などから、「黒石焼きそば」、ピンク色の味噌を塗った「桜みそおでん」、「黒こんにゃく」、「嶽きみ(岩木山ろく特産のトウモロコシ)のてんぷら」など津軽ならではの商品もある。
逆に金魚すくいはあまりなかったし、秋田ではたまに見る「カルメ焼き」がなかったような気がする。
秋田のババヘラに相当する屋台のアイスも各所にあったので食べた。黄色一色でやや量が少ないが、100円と安い。前食べた時より、水っぽい(薄い)気がしたのは気のせいか。

売っているものも独特でおもしろいけど、屋台の看板が楽しい。
三忠食堂
「美味しんぼ」や小説に取り上げられたという、100年以上続く市内の食堂。「津軽そば」やラーメンが人気とのこと。
年季が入ったおじいさんと女の子の看板。これを見て「弘前の花見に来たなあ」と思えるようになれば、津軽通?
絵右側の白いのは雲だと思ったら、桜の花だ。今年の千秋公園みたいなずいぶん控えめな咲き方。

以下は、ちょっと怪しい(?)絵柄の手書き看板。お店の名前は消しておきます。
未来から来たロボット。おでこが広すぎ?

これはそれなり。看板は同じ書き手なんだろうか?

右側の緑のは民放子供番組の恐竜の子供?
頭でっかちで実物とだいぶ違うのは、青森県に系列局がないからか。しかも隣にいる小さいのは子供?

枠などの看板のデザインは統一されている。
某ネズミは耳が小さい?

ネズミの仲間のクマは眉毛が濃い?
「ゲームあそび」って意味が重複してないか。

毎年気になるのがこれ。
右のクマは上と同じタッチだけど、問題は左の犬。
僕の好きなビーグル犬をモチーフにしたキャラクターみたいで、顔のラインはリアル。でも頭の上の黒いのは何? 本来なら耳が垂れている部分(プロペラとして使うシーンもあるけど)なのに、先が3つに分かれて、上を向いている! オバQや波平さんのような毛なのか? 体はメタボ気味かも。
毎年、このちょっとヘンな犬に会うのが密かな楽しみです。
そういえば、前は春日部在住の5歳児のキャラクターの看板があったけど、今年はなかったか。

一部、コンピュータでデザインしたと思われる看板の店もあった。作成の手間とか権利関係とかで、今後手書き看板は消えて行く運命なのかもしれない。
ぼんぼりも昔は手書きだったんだろう。少しずつ変わっていくのが時代の流れか…
コメント (3)
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