JR弘前駅から直線で南西に1キロ強の所に大学本部や医学部以外の全学部が集まる弘前大学文京町キャンパスがある。今回は桜を中心に同キャンパスを紹介します。
僕の在学中は、よくある地方総合大学のキャンパスで秋田大学とも雰囲気が似ていたが、独立行政法人化と前後して、建物の内外装、構内通路などがことごとくきれいに整備され、別の大学のようになった。
立派な案内板があったので、その画像に赤文字で注釈を入れさせてもらう。
図の下が北。色がついている部分の実際のおよその距離は縦480メートル、横280メートル。丸数字と矢印は以下の写真のおよその撮影場所と方向(8番はなし)。
キャンパスのほぼ真ん中を市道が東西に貫いていて、北(図の下)が文京町1番地、南が3番地という番地の境なので、通称「文京町○番地地区」と区別することもあった。
1番地地区には事務局(大学本部)、図書館、総合教育棟(昔でいう教養部、僕たちの頃は共通教育棟)、人文学部、教育学部、体育館、学食などが入る大学会館、さらに近年は50周年記念会館、旧建築の外国人教師館の移築、大学生協のコンビニまでできた。
3番地地区は理工学部、農学生命科学部、情報処理センター、遺伝子実験施設、第2体育館、グラウンド(多目的広場)がある。地図の範囲外の上には農学生命科学部の温室や畑がある学内圃場もある。僕の卒業後に、理工・農生両学部の間に10階建ての理工学部2号館と8階建てのコラボレーションセンターが相次いで竣工。きれいではあるが、圧迫感がある窮屈なキャンパスになってしまった。ちなみにこの地区の5つの建物は渡り廊下で結ばれていて、外に出ずに移動できる。
1駅から富田大通りを来て最初の門がバス停前の正門
総合教育棟の一部がガラス張りに改修されていた。「附属病院看護士募集中」なんて垂れ幕まで下げてる。
2門も立派になっちゃって…
3農生学部・理工学部2号館前からグラウンド越しの岩木山
建物がひしめき合う学内から岩木山を望める場所は多くない。
4農学生命科学部南の通路と圃場施設の間に桜が数本ある
見事! 後ろにある校舎が隠れるほど存分に枝を伸ばしている。日当りのいい南向きで、根元が芝生なのでのびのびできるのだろう。ここで花見の宴会をしたことがあったけど、真っ暗で何を食べているか分からなかった…
5ゴチャゴチャ
昔は弘大としては広めの芝生と通路があったのに、今は2つのビルが建って学内でもっとも込み入って薄暗い場所。旧建物の外壁改修で外観の統一感は以前より増したが、低い横長の棟と10階建ての縦長ビルがひしめきあって秩序がない。
しかもまた工事してる。コラボレーションセンター東隣(富田大通り側)に開学60周年記念として「弘前大学インテリジェントビル“コラボ弘大”」という8階建てビルを建設(増築?)し、6月オープンだという。
よく分からんけど、「コラボレーションセンター」の隣にまた「コラボ弘大」という類似施設を造るんだろうか? 弘前大学というところは今どきにしてはずいぶんハコモノが好きなようだ。
※コラボ弘大完成後の様子はこちら
工事で通り抜けできないので1度富田大通りに出る。
門の前の歩道上で喫煙する大学関係者(学生か院生か若い教職員か)がいる。屋外も含めた大学敷地が全面禁煙になり、公道上に逃げて来ているらしい。一部では問題になっているらしいが、地域住民などからの対外的な見た目と通行人の受動喫煙の点からは大いに問題がある。「60周年記念喫煙センター」を作ってはどうでしょうか。
6富田大通り側から。奥が理工学部1号館、左が総合情報処理センター
7反対側から
この桜が学内でいちばんというか弘前市内でも早く咲くと思う。今年も既に葉っぱが出ていて終わりかけのようだが、花がまばらな感じもする。つっかえ棒もあるし、老木のようだ。
8
道路を渡り1番地へ。狭い道なのにスピードを出して通る車がいるので注意。
昔はなかった人文学部南側から富田大通りと塀1つ隔てた東側を抜けて正門脇へ至る自転車置き場兼歩道ができていた。昔はただの芝生だっただろうか? 昔、自転車置き場があった学部玄関(大学会館)側は自転車乗り入れが禁止になり、こちらに移ったようだ。敷地の有効利用だが、カラーブロックが敷かれていて自転車置き場にしては妙に立派。
9人文学部南側。このユキヤナギは昔からあったかな?
10塀の外が富田大通り。この桜の不格好さも昔からかな
11人文学部の中庭に3本の桜
学内にこんな場所があったとは知らなかった。左の人文学部棟と右の総合教育棟は棟続きで矢印が境目。
12正門近くから振り返って。大通りに枝を伸ばす桜。
13最初の写真と同じ正門横の桜。これは枝振りも咲き方もいい。
14正門。富田大通りはいつも渋滞気味
ざっとこんな感じに見たけど、相変わらず窮屈なキャンパスだ。
在学中、「弘前大は国立大学中、学生当たりの敷地面積の狭さがトップクラス」という噂を聞いたことがあった(噂なので当然未確認です)。
確かに秋田大学と比べても、余裕がない建物配置ではある。地図でざっと計測した所、上記の通り弘大文京町キャンパスは480×280メートルに4学部。秋大手形キャンパスは500メートル×250メートルに2学部だけ、しかも体育館・グラウンド・野球場は別にある。
他大学では、何にもない広い郊外に丸ごと移転した例もあるが、学生のためにも長く共存してきた地域社会のためにも理想的だとは思わなし、どの学部からでも2分も歩けば1つの学食に行けるような、こじんまりとしたキャンパスは逆に弘大の魅力でもあると思う。
問題は狭い土地で行き当たりばったり的な建て増しを重ねていることだと思う。思い切って現在地を全部更地にして高層建築などで効率的に建物を配置し直せば、統一感の高い、機能的なキャンパスが現在地でも実現可能だと思うけど、無理なんだろうね。
後日大学周辺(キャンパス外)の風景も紹介します(こちらとこちら)。
僕の在学中は、よくある地方総合大学のキャンパスで秋田大学とも雰囲気が似ていたが、独立行政法人化と前後して、建物の内外装、構内通路などがことごとくきれいに整備され、別の大学のようになった。
立派な案内板があったので、その画像に赤文字で注釈を入れさせてもらう。
図の下が北。色がついている部分の実際のおよその距離は縦480メートル、横280メートル。丸数字と矢印は以下の写真のおよその撮影場所と方向(8番はなし)。
キャンパスのほぼ真ん中を市道が東西に貫いていて、北(図の下)が文京町1番地、南が3番地という番地の境なので、通称「文京町○番地地区」と区別することもあった。
1番地地区には事務局(大学本部)、図書館、総合教育棟(昔でいう教養部、僕たちの頃は共通教育棟)、人文学部、教育学部、体育館、学食などが入る大学会館、さらに近年は50周年記念会館、旧建築の外国人教師館の移築、大学生協のコンビニまでできた。
3番地地区は理工学部、農学生命科学部、情報処理センター、遺伝子実験施設、第2体育館、グラウンド(多目的広場)がある。地図の範囲外の上には農学生命科学部の温室や畑がある学内圃場もある。僕の卒業後に、理工・農生両学部の間に10階建ての理工学部2号館と8階建てのコラボレーションセンターが相次いで竣工。きれいではあるが、圧迫感がある窮屈なキャンパスになってしまった。ちなみにこの地区の5つの建物は渡り廊下で結ばれていて、外に出ずに移動できる。
1駅から富田大通りを来て最初の門がバス停前の正門
総合教育棟の一部がガラス張りに改修されていた。「附属病院看護士募集中」なんて垂れ幕まで下げてる。
2門も立派になっちゃって…
3農生学部・理工学部2号館前からグラウンド越しの岩木山
建物がひしめき合う学内から岩木山を望める場所は多くない。
4農学生命科学部南の通路と圃場施設の間に桜が数本ある
見事! 後ろにある校舎が隠れるほど存分に枝を伸ばしている。日当りのいい南向きで、根元が芝生なのでのびのびできるのだろう。ここで花見の宴会をしたことがあったけど、真っ暗で何を食べているか分からなかった…
5ゴチャゴチャ
昔は弘大としては広めの芝生と通路があったのに、今は2つのビルが建って学内でもっとも込み入って薄暗い場所。旧建物の外壁改修で外観の統一感は以前より増したが、低い横長の棟と10階建ての縦長ビルがひしめきあって秩序がない。
しかもまた工事してる。コラボレーションセンター東隣(富田大通り側)に開学60周年記念として「弘前大学インテリジェントビル“コラボ弘大”」という8階建てビルを建設(増築?)し、6月オープンだという。
よく分からんけど、「コラボレーションセンター」の隣にまた「コラボ弘大」という類似施設を造るんだろうか? 弘前大学というところは今どきにしてはずいぶんハコモノが好きなようだ。
※コラボ弘大完成後の様子はこちら
工事で通り抜けできないので1度富田大通りに出る。
門の前の歩道上で喫煙する大学関係者(学生か院生か若い教職員か)がいる。屋外も含めた大学敷地が全面禁煙になり、公道上に逃げて来ているらしい。一部では問題になっているらしいが、地域住民などからの対外的な見た目と通行人の受動喫煙の点からは大いに問題がある。「60周年記念喫煙センター」を作ってはどうでしょうか。
6富田大通り側から。奥が理工学部1号館、左が総合情報処理センター
7反対側から
この桜が学内でいちばんというか弘前市内でも早く咲くと思う。今年も既に葉っぱが出ていて終わりかけのようだが、花がまばらな感じもする。つっかえ棒もあるし、老木のようだ。
8
道路を渡り1番地へ。狭い道なのにスピードを出して通る車がいるので注意。
昔はなかった人文学部南側から富田大通りと塀1つ隔てた東側を抜けて正門脇へ至る自転車置き場兼歩道ができていた。昔はただの芝生だっただろうか? 昔、自転車置き場があった学部玄関(大学会館)側は自転車乗り入れが禁止になり、こちらに移ったようだ。敷地の有効利用だが、カラーブロックが敷かれていて自転車置き場にしては妙に立派。
9人文学部南側。このユキヤナギは昔からあったかな?
10塀の外が富田大通り。この桜の不格好さも昔からかな
11人文学部の中庭に3本の桜
学内にこんな場所があったとは知らなかった。左の人文学部棟と右の総合教育棟は棟続きで矢印が境目。
12正門近くから振り返って。大通りに枝を伸ばす桜。
13最初の写真と同じ正門横の桜。これは枝振りも咲き方もいい。
14正門。富田大通りはいつも渋滞気味
ざっとこんな感じに見たけど、相変わらず窮屈なキャンパスだ。
在学中、「弘前大は国立大学中、学生当たりの敷地面積の狭さがトップクラス」という噂を聞いたことがあった(噂なので当然未確認です)。
確かに秋田大学と比べても、余裕がない建物配置ではある。地図でざっと計測した所、上記の通り弘大文京町キャンパスは480×280メートルに4学部。秋大手形キャンパスは500メートル×250メートルに2学部だけ、しかも体育館・グラウンド・野球場は別にある。
他大学では、何にもない広い郊外に丸ごと移転した例もあるが、学生のためにも長く共存してきた地域社会のためにも理想的だとは思わなし、どの学部からでも2分も歩けば1つの学食に行けるような、こじんまりとしたキャンパスは逆に弘大の魅力でもあると思う。
問題は狭い土地で行き当たりばったり的な建て増しを重ねていることだと思う。思い切って現在地を全部更地にして高層建築などで効率的に建物を配置し直せば、統一感の高い、機能的なキャンパスが現在地でも実現可能だと思うけど、無理なんだろうね。
後日大学周辺(キャンパス外)の風景も紹介します(こちらとこちら)。