広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

弘前公園夜桜

2009-04-26 17:09:56 | 津軽のいろいろ
弘前さくらまつり、今度は夜桜です。
僕は秋田市の千秋公園と弘前公園(弘前城趾)の夜桜しか見たことがないが、弘前のはすごい。昼もすごいが、夜も美しい。夜店の雰囲気とかでなく、純粋に桜が素晴らしい。初めて弘前の夜桜を見た時は、今までの夜桜のイメージを覆された。
地元の方は帰宅手段、旅行者は祭り料金で高くなる宿泊場所を確保しなければならないが、一見の価値はあると思う。昼とセットでぜひご覧いただきたい。
おすすめは21時から23時。21時以降は無料で本丸に入れるし、人出も減るので、見やすい。23時にライトアップが終了する。
※僕は三脚を持っていないので今回は、手すりなどにカメラを固定して長時間露光して撮影しました。久々に撮影データを掲載してみます(Sはシャッター優先、Pはプログラムオート)。手持ちで撮影したものを中心に画質補正しているものもあります。
外堀 S 3.2秒 F5.6 露出-0.3

大型ぼんぼりが灯っている S 1.0秒 F3.5 露出-0.3

追手門 P 1/5秒 F3.5 露出-2.3
追手門を入った園内は落ち着いた雰囲気。露天も車もなく、じっくりと夜桜だけを楽しむ。
P 1/6秒 F3.5 露出-0.7

杉の大橋から中堀 P 1/2.5秒 F3.5 露出-1.3

二の丸枝垂れ P 1/2.5秒 F3.5 露出-0.7

S 3.2秒 F5.6 露出-1.0

下乗橋の定番アングルから天守閣 P 1/8秒 F3.5 露出-1.7
いよいよ本丸へ。寒い中、大学生と思しき数組が宴会中。
本丸のシダレザクラも見頃 P 1/4秒 F3.5 露出-1.3
さて、本丸に続く有料区域「北の郭(くるわ)」に「館神跡」という所がある。内堀に半島のように突き出した部分で、知らなければ通り過ぎてしまう場所だが、ここも撮影スポット。パンフレットでよく見るアングル。
お堀と下乗橋と天守閣が一度に写る S 5.0秒 F8.0 露出-1.3
有料区域を抜けて西側へ。この時間とこの寒さで人もまばら。美しい桜を独り占めしているようでうれしい。
西濠の春陽橋から P 1.0秒 F3.5 露出-0.7
西濠は夜桜も素晴らしい。暗闇に桜だけが浮かび上がり、それが水面にも反射する。
上の写真の奥の方、南端から S 2.5秒 F6.3 露出-1.0

ボート乗り場 S 2.5秒 F6.3 露出-2.7
対岸を北へ向って歩く
P 1/2秒 F3.5 露出-1.7

北端から S 6.0秒 F4.0 露出-0.3
ちょっと明る過ぎたかな? でも、肉眼で見てもまるで桜自体がぼーっとピンクに発光しているようで、幻想的。
こんなに美しく幻想的な夜桜、いや桜は他にないのではないだろうか。
コメント (4)
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弘前公園西濠・園内

2009-04-26 12:01:39 | 津軽のいろいろ
前の記事でダルメシアンがいた弘前公園の北東角から見えるのはこんな風景。
数少ない岩木山と桜並木が同時に見える場所
山の上にやや雲があるが、ベストに近い見え方。風がなければ水面にもきれいに映るのかな。僕の撮影技術では電柱が入ってしまうのが残念。市役所周辺みたいに地中化してくれれば…
三脚を立てて撮影している数人は地元の人だろうか。通りがかった観光客がそれを見て「おお!」と岩木山に気付き、カメラを向ける。
さらに西方にも外堀と桜並木が延々と続く
角を曲がって西に200メートルほど進むと、途中に亀甲門こと北門があるが、もっと進んで次の角を曲がる。
市役所前の追手門からは約1.8キロ。今までは同じ風景の桜並木で美しさに感動しつつもちょっと飽きてくるが、ここからは別の風景。
橋は園内への入口の1つ「春陽橋」。濠は花見シーズンだけ貸しボートがある
今までの外堀の続きだが、雰囲気が変わって川っぽくて両岸が桜並木。ここは「西濠」といって、元岩木川だったものを城の外堀に転用したものらしい。秋田の久保田城でも西側の旭川に手を加えているし、江戸時代の土木技術水準は高かったのだろう。
駅から遠いこともあり、観光客の中には、東側の外堀・天守閣のある本丸だけを見て帰ってしまう人もいるようだ。でも僕は、この西濠の桜がいちばん好き。東側ほど人がいない気がするし邪魔な車も入ってこない。本丸みたいに入場料も撮られないしね。
外堀をぐるっと回るか、アップダウンのある園内を歩いてくるのは大変だが、いちばん遅い時期までソメイヨシノが楽しめる場所でもあるので、ぜひ見ていただきたい場所だ。
濠の西側の岸。幅の狭い道で両側が桜
数年前、ここに面した料理屋が火事になり、桜の木にも影響があった。店は再建され、桜も枝の伐採などはあったものの木自体はそのままで元気に花を咲かせていた。
春陽橋の上から
ここも屈指の絶景・撮影スポットでたまに人で渋滞する。並木のカーブと奥に見える山並みが美しい。ワシントンのポトマック川の桜並木に似ていると言われる。
濠の東側(園内側)は道幅が広い両側の桜並木
対岸も桜がトンネル状になってはいるが、なぜか特にこの園内側だけを指して「桜のトンネル」と呼ぶ。
お濠の方を見ると、枝の間から岩木山
ここはまだつぼみが多く、満開直前。
※このあと園内に入りますが、都合上、市役所前の追手門に戻って紹介します。
追手門

南内門
追手門から入ると中堀にかかる「杉の大橋」を渡り南内門をくぐって二の丸へ。門もお堀も複数あり、本格的なお城の構造だ。
二の丸

「二の丸大枝垂れ」
公園内のシダレザクラでは最古にして最高の木。1914(大正3)年に植えられ、幹周り365センチ、樹高16メートル。
内堀沿いに角を曲がって少し進むと内堀に架かる「下乗橋」(市役所から約500メートル)。天守閣の見える超有名スポット。
赤い欄干が橋。
だけど、人が多いし橋の先からは有料になるのでパス。通常は9時~17時、4月23日から5月5日までは7時~21時に入園する場合、300円かかる。天守閣内部、シダレザクラの多い本丸、岩木山などが見られ、宴会できる芝生があるが、園外のソメイヨシノだけでも充分だから今回は紹介しません。
さらに進むと「日本最古のソメイヨシノ」などまだまだ桜が続き、三の丸、四の丸を経て西濠の桜のトンネルへ出る。
四の丸周辺は出店の並ぶゾーン
黒いコンニャクとか独特の商品があり、店の看板も味がある。
家族連れや学生など地元の人が多い
ソメイヨシノだけでも、いろいろな見方ができ、存分に楽しめる。1750本とのことだが、感覚としてはもっとある感じ。
夜桜出店の看板などを別記事で紹介します。
コメント (4)
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