今年5月の記事後半のその後。秋田市の消火栓について。
秋田市など積雪地の消火栓は地上部に出ているのが一般的。(数か月前の秋田魁新報の水に関する連載で、「秋田市の消火栓は、“すべて”地上部に設置されている」という記述があったが、それは間違い。数は少ないが地下式もある)
冬期間は、消火栓の地上部が雪に埋もれる可能性があるため、秋田市消防本部では竹竿に赤い旗を付けたものを目印として冬期間だけ設置してきた。(雪が積もった後は、定期的に巡回して除雪作業も行う)
ところが、今年初め頃から、旗に代わって細い棒に「放火に注意」と書かれた小さな表示板(?)が、徐々に通年で設置されるようになった。
(いずれも再掲)
従来の旗に比べると、背が低く、白くて小さいので積雪時は目立ちにくそうで、目印としての効果に疑問を感じていたし、やたらと「放火に注意」と書いているのもあまりいい気がしなかった。
常設といっても夏の間に取れたり壊れたりしてしまったものも少なくなかったので、積雪期を控えたここ最近、新たに表示が整備された消火栓があった。
今まで通りの旗
以前同様、竹竿+旗の消火栓もわりと存在するようだ。竿自体が新品らしきものもある。
細い棒+「放火に注意」の表示も引き続き設置されているが、そのマイナーチェンジ版が登場した。片面は今までと同じ「放火に注意 秋田市消防本部」なのだけど、その反対面は、
「設置は義務です 住宅用火災警報器 秋田市防火安全協会」
2011年から2012年にかけてのシーズンに寄贈され設置されていた旗(安物ですぐボロボロになった)と同じ文言。
これで文面は2パターンが出たけれど、どっちにしても小さくて白い部分が多くて目立たない。
また、棒は昨年度までは先端が赤いものが多かったはずであり、表示板はそこに針金状の金具で取り付けられていた。
それが今年は、上の写真のように先端も白い棒で、表示板は黒い結束バンドで固定されている。でも、設置早々、
ストンと下に表示板が落ちてしまったものも
【7日追記】↑写真の箇所は、数日後に正しい状態に戻っていた。
昨シーズンからのものか、表示板がなく、白くて細くて長くない棒の上部にビニールテープを巻いたものも。
これも目立たないよ
【2日追記】従来の竹竿をそのまま使って、旗の代わりに新しい表示板を結束バンドで取り付けたものも存在した。(いずれも城東消防署管内か?)
高さは確保でき、棒(竿)の色によって視認性はいくらか向上するけれど、なんとかく不釣合いで格好悪い。
【7日追記】土崎消防署管内では、従来の竿の先端を赤く塗ったもの(旗や表示板なし)が比較的多く設置されているようで、管轄消防署によって対応が異なる模様。また、こんなものもあった(リンク先後半)。
※2014年にはさらに別タイプが登場
さて、ここで、夏に北海道で見た消火栓。
帯広市中心部
帯広市も積雪地ではあるけれど、道内としてはさほど積もらないのか車両用信号機は横型と縦型が混在していた。
消火栓には、常設の看板タイプの立派な表示板。これなら耐久性もあるし目立つ。
丸い表示板の下の四角い看板には「災害 あなたの避難場所は…」。「あなたの」というか、その設置場所において指定されている避難場所(「あなた(が今いる場所)の」ということか)を示しているようだ。英語も併記。
避難場所の指定は消防とは別部署の担当のはずだが、部局を越えた連携による消火栓表示板の有効活用だ。
全国的(というか雪国中心か)には、消火栓は赤色が多いようだけど、帯広駅前にあったのは、
ステンレス製の銀色
秋田市でも秋田中央道路地下トンネル用の消火栓はこんなのが設置されている。(あれを一般の火災時に使うことはできないんだろうか?)
ほかにも、札幌市では、
南区定山渓温泉にて
札幌市章入りの黄色い消火栓。札幌市は黄色が標準のようだ。
最後に、秋田市近隣某市の消火栓。
真っ白?
塗装が剥がれてほとんど白くなってしまっている。
色はともかく、錆びついてしまって使う時に水が出なかったり、出なくていい時に噴出したりしそうで、怖い。
秋田市など積雪地の消火栓は地上部に出ているのが一般的。(数か月前の秋田魁新報の水に関する連載で、「秋田市の消火栓は、“すべて”地上部に設置されている」という記述があったが、それは間違い。数は少ないが地下式もある)
冬期間は、消火栓の地上部が雪に埋もれる可能性があるため、秋田市消防本部では竹竿に赤い旗を付けたものを目印として冬期間だけ設置してきた。(雪が積もった後は、定期的に巡回して除雪作業も行う)
ところが、今年初め頃から、旗に代わって細い棒に「放火に注意」と書かれた小さな表示板(?)が、徐々に通年で設置されるようになった。
(いずれも再掲)
従来の旗に比べると、背が低く、白くて小さいので積雪時は目立ちにくそうで、目印としての効果に疑問を感じていたし、やたらと「放火に注意」と書いているのもあまりいい気がしなかった。
常設といっても夏の間に取れたり壊れたりしてしまったものも少なくなかったので、積雪期を控えたここ最近、新たに表示が整備された消火栓があった。
今まで通りの旗
以前同様、竹竿+旗の消火栓もわりと存在するようだ。竿自体が新品らしきものもある。
細い棒+「放火に注意」の表示も引き続き設置されているが、そのマイナーチェンジ版が登場した。片面は今までと同じ「放火に注意 秋田市消防本部」なのだけど、その反対面は、
「設置は義務です 住宅用火災警報器 秋田市防火安全協会」
2011年から2012年にかけてのシーズンに寄贈され設置されていた旗(安物ですぐボロボロになった)と同じ文言。
これで文面は2パターンが出たけれど、どっちにしても小さくて白い部分が多くて目立たない。
また、棒は昨年度までは先端が赤いものが多かったはずであり、表示板はそこに針金状の金具で取り付けられていた。
それが今年は、上の写真のように先端も白い棒で、表示板は黒い結束バンドで固定されている。でも、設置早々、
ストンと下に表示板が落ちてしまったものも
【7日追記】↑写真の箇所は、数日後に正しい状態に戻っていた。
昨シーズンからのものか、表示板がなく、白くて細くて長くない棒の上部にビニールテープを巻いたものも。
これも目立たないよ
【2日追記】従来の竹竿をそのまま使って、旗の代わりに新しい表示板を結束バンドで取り付けたものも存在した。(いずれも城東消防署管内か?)
高さは確保でき、棒(竿)の色によって視認性はいくらか向上するけれど、なんとかく不釣合いで格好悪い。
【7日追記】土崎消防署管内では、従来の竿の先端を赤く塗ったもの(旗や表示板なし)が比較的多く設置されているようで、管轄消防署によって対応が異なる模様。また、こんなものもあった(リンク先後半)。
※2014年にはさらに別タイプが登場
さて、ここで、夏に北海道で見た消火栓。
帯広市中心部
帯広市も積雪地ではあるけれど、道内としてはさほど積もらないのか車両用信号機は横型と縦型が混在していた。
消火栓には、常設の看板タイプの立派な表示板。これなら耐久性もあるし目立つ。
丸い表示板の下の四角い看板には「災害 あなたの避難場所は…」。「あなたの」というか、その設置場所において指定されている避難場所(「あなた(が今いる場所)の」ということか)を示しているようだ。英語も併記。
避難場所の指定は消防とは別部署の担当のはずだが、部局を越えた連携による消火栓表示板の有効活用だ。
全国的(というか雪国中心か)には、消火栓は赤色が多いようだけど、帯広駅前にあったのは、
ステンレス製の銀色
秋田市でも秋田中央道路地下トンネル用の消火栓はこんなのが設置されている。(あれを一般の火災時に使うことはできないんだろうか?)
ほかにも、札幌市では、
南区定山渓温泉にて
札幌市章入りの黄色い消火栓。札幌市は黄色が標準のようだ。
最後に、秋田市近隣某市の消火栓。
真っ白?
塗装が剥がれてほとんど白くなってしまっている。
色はともかく、錆びついてしまって使う時に水が出なかったり、出なくていい時に噴出したりしそうで、怖い。