エリアなかいち完成に合わせて、歩道がきれいになった仲小路。
敷かれているタイルは、「TOYOユニバーサルペイブ」という表面に滑り止めの溝が入ったもので、融雪装置と相まって冬でも安心して歩行できるようになった。
しかし、部分的にイラスト入りのツルツルのタイルがはめられていて、その上は比較的滑ることに気付いたので、念のため道路管理者である秋田市へ報告したら、その上にコーンを置いてくれた。(それはそれでコーンが少々ジャマだし、ズレてしまうこともあった)
【2014年1月11日追記】2012年7月4日付秋田魁新報によれば絵入りタイルは「300メートルに、30メートル間隔」で設置されていた。
その後しばらく、仲小路をタイルに意識して歩いたことがなかった。
雪が積もってから、久々に注意して見てみると、イラスト入りタイルがなくなっている?!
今まで絵入りタイルがはまっていた場所にも、他と同じTOYOユニバーサルペイブが敷かれたようだ。
じゃあ、絵入りタイルは撤去されたのかと思ったら、
駅側から見える花壇の側面に
平面だった花壇の側面に額縁のような台座を取り付け、そこにタイルが移されていた。
(再掲)以前はただの壁状だった部分
花壇の数が限られているので、
2枚のタイルが並ぶ箇所もある
これなら、踏んづけて滑る恐れは絶対にない。
反対側(なかいち方向)から来た時は、まったく目に入らなくなるものの、これがベストの方法ではないだろうか。絵を踏んづけることに対して、なんとなく抵抗感もあったし。
タイルが路面にあったものより大きく感じたが、それは錯覚で、路面にあったものをそのままはめ込んでいる。なぜなら、ヒビ・割れ・欠けが以前と同じ位置に入っているから。
路面にあったタイル(2013年4月撮影)
移設後
破損した位置が同じで、そこが補修されているのが分かる。
実はこのタイルについて、滑ることのほかにヒビなどの破損の発生も気になっていた。設置後1年でこの状態はひどい。
原因は、施工方法や温度変化・凍結もあるかもしれないが、大きな可能性としては上に車が載っかったことではないだろうか。
タイルが敷かれた場所は、あくまでも歩道。車は通れない場所。しかし、仲小路は元々「コミュニティ道路」として整備されたからなのか、歩道と車道の境に縁石がない。それをいいことに、歩道部分に入り込んで駐停車する車が多いのだ。
本来車が停まるとは想定していない場所なのだから、車の重さに耐え切れず、ヒビが入るなどしたのではないだろうか。
※哀しいことに(他県・他都市は知らないけれど)秋田市では、仲小路以外においても、歩道上に平然と駐停車して歩行者の通行を妨げたり、点字ブロックを塞ぐ車が珍しくない。
このままではさらに悪化して粉々になるかもしれないし、タイルを補修や交換したところでいたちごっこだろうし、その費用を税金で賄うのもおかしいこと(“故意に損壊”しているも同然なのだから)。
かといって、秋田駅に近い中心市街地で、ヒビ入り粉々の絵入りブロックが並ぶというのも、恥ずかしい話。
この件についても勝手ながら秋田市にお知らせした。もしかしたらそれを受けて検討し、あのままではいけないと判断して設置方法を変えたのかもしれない。だとすれば、一個人の意見を真摯に受け止めてくれたことに感謝。
※ただし、歩道上に駐停車する車がいるこという根本的問題は解決しておらず、安全面や長期的にはブロックや融雪装置の寿命を縮めることにつながるかもしれない。これはまた別の問題。
そういえば、以前、楢山の旭川沿いの藤棚のフジがおかしいことを取り上げた。
たかが木だから放っておこうかと思ったが、人の管理下にある植物なんだし、伸びるだけ伸びて何年も花が咲かないのはかわいそう。近隣の植物へ伝染させる可能性もあり得るので、県に連絡した。
すると、その週のうちにコブの除去・消毒作業を行ってくれた。今は「消毒中です」という旨の掲示と、コブの跡にパテのようなものが塗られている。バッサリ伐られるかもと思っていたが、丁寧な対処がうれしい。
来年以降の開花に期待
【2014年5月22日追記】翌春、数は多くないものの、美しい花が咲いた! コブ除去の効果なのかは分からないが、久々の開花だろう。
【2015年5月25日追記】その後、2015年春にも多少花が咲いた。相変わらず葉は旺盛に繁茂していた。
ところが、2015年5月20日頃、この河川公園の藤棚を含むすべてのものが撤去、更地になり、25日までにはアスファルト舗装で道路の一部のようになってしまった。河川公園自体がなくなってしまった。
あと、目印の旗竿が折れてしまった消火栓を発見。気付いてから3日くらい経ってもそのまま。
連絡しなければいつまで待ってもこのまま(消防署が定期的に巡回しているでしょうけど)
よそ者が申し訳ないが、このまま雪に埋もれてしまったら忍びないし、竹の破片でケガをする人が出るかもしれない。秋田市へ連絡。
これも、迅速に新しい竹竿に交換してくれた。(新タイプの表示板にせず、竹竿の予備ってあるんだ)
偉そうで申し訳ないけれど、秋田だけなのか、日本人全体の傾向なのか分からないけれど、公共物に異変があっても、無関心なのか、気付いても黙っているのか、結果的に放置されていることが多いものだ。
直接的に自分に影響はなくても、誰かが困っているかも/後々困ることになるかもしれない。早めに対処してもらえれば、安全になったり、税金の節約になるかもしれない。
また、きっと管理者側では把握していてあえてそのままにしているのかと思うようなものでも、藤棚の迅速な対応を見れば、管理者が把握していない事象は少なくないようだ。職員の数や時間には限りがあるのに対し、管理・把握すべき箇所は無数にあるのだから、これは仕方がないこと。だからこそ、身近な住民や利用者の視点が必要。
もっと多くの人が公共物に関心を示し、異常や改善すべき点を伝えるようになれば、もっと安全で快適な街になるはずです。
【31日追記】書き忘れていたこと。
そういえば、今年はエリアなかいちの敷地内に設置された、マスコットキャラクターのキツネ「与次郎」の石像のヒゲが、4度にわたって抜かれるという“事件”が発生。
秋田市が警察に被害届を出したところ、老若男女3名が別々に名乗り出て、異口同音に「触っていたら抜けてしまった」といった趣旨の“供述”をした。(もう1件は“未解決”なんだろうか?)
当初、運営会社の担当者だったかは「ちょっとやそっとじゃ抜けない材質のヒゲだ」とか言っていた気もして、矛盾するが、3人が3人(年齢や性別からして)怪力の持ち主とは思えないし…
※現在はヒゲの材質を抜けにくいものに変更し、監視カメラを設置している。また、報道されていないが、交換された新しいヒゲは、さらに別のものに交換されている。最初はヨレヨレのウェーブがかかったようなヒゲだったが短期間に終わり、一直線で先端にボール状の丸いものが付いたヒゲに替わっている。
これにしても、意図せず抜いてしまった当人は驚いただろうけど、ニュースになるより前に、どうして申し出なかったのだろう。触ることは禁じられていないのだし、故意でないなら責められることはないだろうし。
一方ですぐそばの仲小路。上記の通り、与次郎の伝説が記載されているタイルはボロボロ。石像のヒゲがあんな大騒ぎになったのに、どうしてこちらは放置されているのか。どちらも公共物が壊されたのに。そんな思いもあって、秋田市にタイルの件を伝えたのだった。
敷かれているタイルは、「TOYOユニバーサルペイブ」という表面に滑り止めの溝が入ったもので、融雪装置と相まって冬でも安心して歩行できるようになった。
しかし、部分的にイラスト入りのツルツルのタイルがはめられていて、その上は比較的滑ることに気付いたので、念のため道路管理者である秋田市へ報告したら、その上にコーンを置いてくれた。(それはそれでコーンが少々ジャマだし、ズレてしまうこともあった)
【2014年1月11日追記】2012年7月4日付秋田魁新報によれば絵入りタイルは「300メートルに、30メートル間隔」で設置されていた。
その後しばらく、仲小路をタイルに意識して歩いたことがなかった。
雪が積もってから、久々に注意して見てみると、イラスト入りタイルがなくなっている?!
今まで絵入りタイルがはまっていた場所にも、他と同じTOYOユニバーサルペイブが敷かれたようだ。
じゃあ、絵入りタイルは撤去されたのかと思ったら、
駅側から見える花壇の側面に
平面だった花壇の側面に額縁のような台座を取り付け、そこにタイルが移されていた。
(再掲)以前はただの壁状だった部分
花壇の数が限られているので、
2枚のタイルが並ぶ箇所もある
これなら、踏んづけて滑る恐れは絶対にない。
反対側(なかいち方向)から来た時は、まったく目に入らなくなるものの、これがベストの方法ではないだろうか。絵を踏んづけることに対して、なんとなく抵抗感もあったし。
タイルが路面にあったものより大きく感じたが、それは錯覚で、路面にあったものをそのままはめ込んでいる。なぜなら、ヒビ・割れ・欠けが以前と同じ位置に入っているから。
路面にあったタイル(2013年4月撮影)
移設後
破損した位置が同じで、そこが補修されているのが分かる。
実はこのタイルについて、滑ることのほかにヒビなどの破損の発生も気になっていた。設置後1年でこの状態はひどい。
原因は、施工方法や温度変化・凍結もあるかもしれないが、大きな可能性としては上に車が載っかったことではないだろうか。
タイルが敷かれた場所は、あくまでも歩道。車は通れない場所。しかし、仲小路は元々「コミュニティ道路」として整備されたからなのか、歩道と車道の境に縁石がない。それをいいことに、歩道部分に入り込んで駐停車する車が多いのだ。
本来車が停まるとは想定していない場所なのだから、車の重さに耐え切れず、ヒビが入るなどしたのではないだろうか。
※哀しいことに(他県・他都市は知らないけれど)秋田市では、仲小路以外においても、歩道上に平然と駐停車して歩行者の通行を妨げたり、点字ブロックを塞ぐ車が珍しくない。
このままではさらに悪化して粉々になるかもしれないし、タイルを補修や交換したところでいたちごっこだろうし、その費用を税金で賄うのもおかしいこと(“故意に損壊”しているも同然なのだから)。
かといって、秋田駅に近い中心市街地で、ヒビ入り粉々の絵入りブロックが並ぶというのも、恥ずかしい話。
この件についても勝手ながら秋田市にお知らせした。もしかしたらそれを受けて検討し、あのままではいけないと判断して設置方法を変えたのかもしれない。だとすれば、一個人の意見を真摯に受け止めてくれたことに感謝。
※ただし、歩道上に駐停車する車がいるこという根本的問題は解決しておらず、安全面や長期的にはブロックや融雪装置の寿命を縮めることにつながるかもしれない。これはまた別の問題。
そういえば、以前、楢山の旭川沿いの藤棚のフジがおかしいことを取り上げた。
たかが木だから放っておこうかと思ったが、人の管理下にある植物なんだし、伸びるだけ伸びて何年も花が咲かないのはかわいそう。近隣の植物へ伝染させる可能性もあり得るので、県に連絡した。
すると、その週のうちにコブの除去・消毒作業を行ってくれた。今は「消毒中です」という旨の掲示と、コブの跡にパテのようなものが塗られている。バッサリ伐られるかもと思っていたが、丁寧な対処がうれしい。
来年以降の開花に期待
【2014年5月22日追記】翌春、数は多くないものの、美しい花が咲いた! コブ除去の効果なのかは分からないが、久々の開花だろう。
【2015年5月25日追記】その後、2015年春にも多少花が咲いた。相変わらず葉は旺盛に繁茂していた。
ところが、2015年5月20日頃、この河川公園の藤棚を含むすべてのものが撤去、更地になり、25日までにはアスファルト舗装で道路の一部のようになってしまった。河川公園自体がなくなってしまった。
あと、目印の旗竿が折れてしまった消火栓を発見。気付いてから3日くらい経ってもそのまま。
連絡しなければいつまで待ってもこのまま(消防署が定期的に巡回しているでしょうけど)
よそ者が申し訳ないが、このまま雪に埋もれてしまったら忍びないし、竹の破片でケガをする人が出るかもしれない。秋田市へ連絡。
これも、迅速に新しい竹竿に交換してくれた。(新タイプの表示板にせず、竹竿の予備ってあるんだ)
偉そうで申し訳ないけれど、秋田だけなのか、日本人全体の傾向なのか分からないけれど、公共物に異変があっても、無関心なのか、気付いても黙っているのか、結果的に放置されていることが多いものだ。
直接的に自分に影響はなくても、誰かが困っているかも/後々困ることになるかもしれない。早めに対処してもらえれば、安全になったり、税金の節約になるかもしれない。
また、きっと管理者側では把握していてあえてそのままにしているのかと思うようなものでも、藤棚の迅速な対応を見れば、管理者が把握していない事象は少なくないようだ。職員の数や時間には限りがあるのに対し、管理・把握すべき箇所は無数にあるのだから、これは仕方がないこと。だからこそ、身近な住民や利用者の視点が必要。
もっと多くの人が公共物に関心を示し、異常や改善すべき点を伝えるようになれば、もっと安全で快適な街になるはずです。
【31日追記】書き忘れていたこと。
そういえば、今年はエリアなかいちの敷地内に設置された、マスコットキャラクターのキツネ「与次郎」の石像のヒゲが、4度にわたって抜かれるという“事件”が発生。
秋田市が警察に被害届を出したところ、老若男女3名が別々に名乗り出て、異口同音に「触っていたら抜けてしまった」といった趣旨の“供述”をした。(もう1件は“未解決”なんだろうか?)
当初、運営会社の担当者だったかは「ちょっとやそっとじゃ抜けない材質のヒゲだ」とか言っていた気もして、矛盾するが、3人が3人(年齢や性別からして)怪力の持ち主とは思えないし…
※現在はヒゲの材質を抜けにくいものに変更し、監視カメラを設置している。また、報道されていないが、交換された新しいヒゲは、さらに別のものに交換されている。最初はヨレヨレのウェーブがかかったようなヒゲだったが短期間に終わり、一直線で先端にボール状の丸いものが付いたヒゲに替わっている。
これにしても、意図せず抜いてしまった当人は驚いただろうけど、ニュースになるより前に、どうして申し出なかったのだろう。触ることは禁じられていないのだし、故意でないなら責められることはないだろうし。
一方ですぐそばの仲小路。上記の通り、与次郎の伝説が記載されているタイルはボロボロ。石像のヒゲがあんな大騒ぎになったのに、どうしてこちらは放置されているのか。どちらも公共物が壊されたのに。そんな思いもあって、秋田市にタイルの件を伝えたのだった。