秋田の秋は終盤。
例年よりは穏やかな感じがしなくもないけれど、朝晩などストーブが必要だし、種苗交換会が開催される10月末は冷たい雨が降り、昨晩は夜霧が立ち込め(2013年は11月3日)、文化の日前後にイチョウが黄葉し、いつも通りに季節が進んでいるようだ。【5日追記】秋田地方気象台では、2日に「いちょうの黄葉」を観測。平年と同日。
今日、文化の日は、青空と雨を繰り返す忙しい天気だった。
千秋公園本丸
ケヤキや桜は散っている葉も多いが、まだ残っているものも。【4日追記】今年のケヤキの紅葉は、チリチリに枯れたようになるものが多く、あんまり美しくない気がした。
千秋公園二の丸の西側のあやめ園
ずっと前に記事にしたが、今年も、ここのアヤメだかハナショウブだかカキツバタだかの一部が、今咲いている。どうも毎年、秋にも咲くらしい。
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秋田市長公舎の跡にできた保育園の隣りにある「保戸野街区公園」。
公園ほぼ中央にイチョウ、旭川堤防寄りにケヤキがあったが、数年前のバリアフリー化工事の際、大胆に剪定されていた。
(再掲)工事前2010年
その後、
現在
自然な樹形とはちょっと違うけど、姿は整って、きれいに紅葉&黄葉。
保戸野小学校グラウンド
ソメイヨシノがきれいに紅葉している。その前のネットに注目。
右肩上がりの一次関数のグラフみたい
植物のつるが絡まって伸びて枯れ、黄色くなった果実がぶら下がっていた。これはウリ科の「キカラスウリ(黄烏瓜)」。
カラスウリといえば、童謡「まっかな秋(薩摩 忠 作詞)」にも出てくるように、赤に近いオレンジ色の果実。
黄色い果実のキカラスウリは、カラスウリとは別種だが近縁(同科同属)。葉の光沢や大きさも異なるようだ。
けっこう丸っこい。カラスウリはもうちょっと細長いかな
2日付秋田魁新報7面(文化・家庭面っぽい面)のエッセイ風投稿欄「えんぴつ四季」に、秋田市の70歳の女性による「カラスウリの種」という投稿が掲載されていた。
それによれば、カラスウリの種子は「結び文(ぶみ)に似ていることから「たまずさ」(手紙、使者)とも呼ばれる。」そうで、実物を見てみたいと思っていた投稿者だが、「この辺ではレモンのような色の実をしたカラスウリがよく見られる。(略)種は黒くコロンと丸いもので拍子抜けした。」。
投稿者は「気候や土質によるのだろうか」「結び文の種は赤い方にできるようだ」と推測していた。(「気候や土質」ではなく、植物の種(しゅ)が違ったのだけど)
結局、横浜の妹さんから、念願のカラスウリの種(たね)をもらえたそうだ。
冬になるとキジバトがつがいで来て、カラスウリの種をついばんでいるのは見たことがあるけれど、形を意識して見たことはなかった。そう言われれば、「カラスウリの種子は○○○の形」というのを聞いたような記憶はあった。
調べてみると、カラスウリの種子は、凹凸がある独特の形状。投稿のように「玉章(たまずさ)」にたとえられ、カラスウリそのものの呼び名としても使われるそうだ。
ほかにも、「大黒天」や「打ち出の小槌」にもたとえられ、財布に入れておくとお金が貯まるという言い伝えもあった。
さらにまったく意識していなかったが、キカラスウリは凹凸がない種子で、投稿では「黒くコロンと丸いもの」とあるが、いびつなスイカ(どっちもウリ科)の種みたいな形状らしい。
さらにそう言われれば、秋田市内ではキカラスウリが多いかも。だけど、オレンジ色のカラスウリも見たことはある。
北海道にはキカラスウリは自生するが、カラスウリは自生しない(本州にはどちらも自生)そうで、キカラスウリのほうが寒冷地に適応できるのかもしれない。
あと、カラスウリもキカラスウリも、雄株と雌株がある「雌雄異株」。カラスウリまたはキカラスウリを見つけても、それが雄株だけだったら、果実は絶対に実らない。
キュウリとかスイカとかウリ科植物では、1つの株の中で雄花と雌花が別々に咲く「雌雄異花」はよくあるけれど、ウリ科で「異株」もあるとは知らなかった。(雌雄異株はイチョウ、ホウレンソウ、キウイなど)
今年の青空はそろそろ見納め?
※続きは11月中旬
例年よりは穏やかな感じがしなくもないけれど、朝晩などストーブが必要だし、種苗交換会が開催される10月末は冷たい雨が降り、昨晩は夜霧が立ち込め(2013年は11月3日)、文化の日前後にイチョウが黄葉し、いつも通りに季節が進んでいるようだ。【5日追記】秋田地方気象台では、2日に「いちょうの黄葉」を観測。平年と同日。
今日、文化の日は、青空と雨を繰り返す忙しい天気だった。
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ケヤキや桜は散っている葉も多いが、まだ残っているものも。【4日追記】今年のケヤキの紅葉は、チリチリに枯れたようになるものが多く、あんまり美しくない気がした。
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ずっと前に記事にしたが、今年も、ここのアヤメだかハナショウブだかカキツバタだかの一部が、今咲いている。どうも毎年、秋にも咲くらしい。
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秋田市長公舎の跡にできた保育園の隣りにある「保戸野街区公園」。
公園ほぼ中央にイチョウ、旭川堤防寄りにケヤキがあったが、数年前のバリアフリー化工事の際、大胆に剪定されていた。
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その後、
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自然な樹形とはちょっと違うけど、姿は整って、きれいに紅葉&黄葉。
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ソメイヨシノがきれいに紅葉している。その前のネットに注目。
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植物のつるが絡まって伸びて枯れ、黄色くなった果実がぶら下がっていた。これはウリ科の「キカラスウリ(黄烏瓜)」。
カラスウリといえば、童謡「まっかな秋(薩摩 忠 作詞)」にも出てくるように、赤に近いオレンジ色の果実。
黄色い果実のキカラスウリは、カラスウリとは別種だが近縁(同科同属)。葉の光沢や大きさも異なるようだ。
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2日付秋田魁新報7面(文化・家庭面っぽい面)のエッセイ風投稿欄「えんぴつ四季」に、秋田市の70歳の女性による「カラスウリの種」という投稿が掲載されていた。
それによれば、カラスウリの種子は「結び文(ぶみ)に似ていることから「たまずさ」(手紙、使者)とも呼ばれる。」そうで、実物を見てみたいと思っていた投稿者だが、「この辺ではレモンのような色の実をしたカラスウリがよく見られる。(略)種は黒くコロンと丸いもので拍子抜けした。」。
投稿者は「気候や土質によるのだろうか」「結び文の種は赤い方にできるようだ」と推測していた。(「気候や土質」ではなく、植物の種(しゅ)が違ったのだけど)
結局、横浜の妹さんから、念願のカラスウリの種(たね)をもらえたそうだ。
冬になるとキジバトがつがいで来て、カラスウリの種をついばんでいるのは見たことがあるけれど、形を意識して見たことはなかった。そう言われれば、「カラスウリの種子は○○○の形」というのを聞いたような記憶はあった。
調べてみると、カラスウリの種子は、凹凸がある独特の形状。投稿のように「玉章(たまずさ)」にたとえられ、カラスウリそのものの呼び名としても使われるそうだ。
ほかにも、「大黒天」や「打ち出の小槌」にもたとえられ、財布に入れておくとお金が貯まるという言い伝えもあった。
さらにまったく意識していなかったが、キカラスウリは凹凸がない種子で、投稿では「黒くコロンと丸いもの」とあるが、いびつなスイカ(どっちもウリ科)の種みたいな形状らしい。
さらにそう言われれば、秋田市内ではキカラスウリが多いかも。だけど、オレンジ色のカラスウリも見たことはある。
北海道にはキカラスウリは自生するが、カラスウリは自生しない(本州にはどちらも自生)そうで、キカラスウリのほうが寒冷地に適応できるのかもしれない。
あと、カラスウリもキカラスウリも、雄株と雌株がある「雌雄異株」。カラスウリまたはキカラスウリを見つけても、それが雄株だけだったら、果実は絶対に実らない。
キュウリとかスイカとかウリ科植物では、1つの株の中で雄花と雌花が別々に咲く「雌雄異花」はよくあるけれど、ウリ科で「異株」もあるとは知らなかった。(雌雄異株はイチョウ、ホウレンソウ、キウイなど)
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※続きは11月中旬