今春のネスレに続いて、飲み物の自動販売機の話。
「日本専売公社」を1985年に民営化した「JT」こと「日本たばこ産業株式会社」。
タバコや塩のほかにも、医療分野の製品なども作っているそうだけど、なじみ深いのがPETボトルや缶入りのソフトドリンク事業。20年弱前に“ニアウォーター飲料”の先駆けとしてブームになった「桃の天然水」や缶コーヒー「Roots(ルーツ)」が有名。
個人的には、コンビニやスーパーの店頭、たまに自販機に入っているのも見たことはあったが、買って飲む機会はほとんどなかった。
今年前半、今年秋にJTが飲料事業から撤退することが明らかになり、やがてサントリーへ1500億円で譲渡されることになった。
当初の情報では「5月にJTの自販機事業と『桃の天然水』『Roots』のブランドをまとめて譲渡」「桃の天然水とRootsは(発売元が変わるものの)引き続き発売する」ような話だった。
しかし、実際には、両商品とも9月で発売が終わっているらしい。
JT、サントリーとも、公式ホームページには現時点での詳しい情報がない。
愛飲していた消費者も多いのだから、もう少し、温かくきめ細かい対応をしてもいいのではないだろうか。
※コカ・コーラが10月から「い・ろ・は・す」の「もも」を発売したのは、桃の天然水廃止を意識したのだろうか。
※その後、2016年9月からセブン-イレブンなどセブン&アイ系列店舗限定で、サントリーとしての「桃の天然水」がやっと新発売されることになった。セブンのプレスリリースでは「新生「桃の天然水」」と表記。
JTの飲料が自販機で売られているのを見た覚えはあるけれど、具体的にどこに自販機があったっけ?
J-CASTニュース(http://www.j-cast.com/2015/06/07237091.html)によれば、国内にある飲料自販機は計250万台。内訳はコカ・コーラ83万台、サントリー49万台、以下各社は20万台以下で、旧JTは18万台あったそうだ。
そんなにあるにしては、見かけない?
JTの自販機は、オフィスビルの中などへの設置が多く、しかも複数メーカーの商品を“相乗り”で販売していたそうだ。
だから、大きく「JT」と表示された自販機自体が、あまり存在しないのかもしれない。
実は、秋田市内の街中の屋外に「JT」と明示された自販機があるのを、1台だけ知っていた。今年5月末に撮影。
これ
山王大通りから山王中学校に曲がる、あさひタクシーの隣の駐車場に設置されていた。
金色(シャンパンゴールド?)のボディで、側面や正面には、
「Roots」と「JT」のロゴ
商品ラインナップ
桃の天然水やRootsなどJTブランドのほか、缶コーヒー「WONA」や「十六茶」などアサヒブランド、「オロナミンC」も入っている。(ネスレの自販機にも両メーカーが相乗りしていた)
自販機の隅には、
「日本たばこ産業株式会社」の表示
管理者は「ジャパンビバレッジ東北」、今回、JTからサントリーへ移った企業の1つらしい。
その後、ずっと見ていなかったのですが、Googleストリートビューが8月に撮影されていた。
ストリートビューより
外装は金色のままで機械は同じようだが、ロゴはなくなっている。左下の「日本たばこ産業株式会社」の表示もなくなっている。
売られている商品は、5月とほぼ同じようだ。
JTの自販機がなくなったので、ロゴは早期に撤去し、この時点ではJTブランド商品の流通はまだ続いていたので、中身は同じだったのだろう。
JT商品がなくなった現在は、中身も違っているかもしれない。
過去のストリートビューを見ると、2012年11月には「delight」と書かれた別の白い自販機だった。
※その後、現地で確認した。この記事後半にて。
ところで、秋田駅から近い中通六丁目に、「日本たばこ産業秋田営業所」がある。
表通りから1本入った目立たない位置にある、さほど大きくない建物
ちなみにこの向かいに、菓子店「かおる堂」の「かおる堂中通ビル」という同じくらいの大きさでもっと古そうなビルがあった。最近は使われていなさそうだったが、最近解体されて、跡地が駐車場になった。
交差点角に面した営業所の玄関には、
ベンチと灰皿と、見えにくいけど「喫煙処」の表示
JTだけに自由に使ってもらえる喫煙所を設けているわけだけど、こんな公道すぐの位置で紫煙をまき散らされては、受動喫煙もいいところ。実際には、こんな場所でわざわざタバコを吸う人など、まずいないでしょうけど。
喫煙所を設けるくらいなら、自社製品である(タバコもそうだけど)飲料の自販機を設置しても良さそうなものなのに、(今年の5月以前も)設置されていない。
外からのぞくと、今も建物内には何らかの自販機はある。
「日本専売公社」を1985年に民営化した「JT」こと「日本たばこ産業株式会社」。
タバコや塩のほかにも、医療分野の製品なども作っているそうだけど、なじみ深いのがPETボトルや缶入りのソフトドリンク事業。20年弱前に“ニアウォーター飲料”の先駆けとしてブームになった「桃の天然水」や缶コーヒー「Roots(ルーツ)」が有名。
個人的には、コンビニやスーパーの店頭、たまに自販機に入っているのも見たことはあったが、買って飲む機会はほとんどなかった。
今年前半、今年秋にJTが飲料事業から撤退することが明らかになり、やがてサントリーへ1500億円で譲渡されることになった。
当初の情報では「5月にJTの自販機事業と『桃の天然水』『Roots』のブランドをまとめて譲渡」「桃の天然水とRootsは(発売元が変わるものの)引き続き発売する」ような話だった。
しかし、実際には、両商品とも9月で発売が終わっているらしい。
JT、サントリーとも、公式ホームページには現時点での詳しい情報がない。
愛飲していた消費者も多いのだから、もう少し、温かくきめ細かい対応をしてもいいのではないだろうか。
※コカ・コーラが10月から「い・ろ・は・す」の「もも」を発売したのは、桃の天然水廃止を意識したのだろうか。
※その後、2016年9月からセブン-イレブンなどセブン&アイ系列店舗限定で、サントリーとしての「桃の天然水」がやっと新発売されることになった。セブンのプレスリリースでは「新生「桃の天然水」」と表記。
JTの飲料が自販機で売られているのを見た覚えはあるけれど、具体的にどこに自販機があったっけ?
J-CASTニュース(http://www.j-cast.com/2015/06/07237091.html)によれば、国内にある飲料自販機は計250万台。内訳はコカ・コーラ83万台、サントリー49万台、以下各社は20万台以下で、旧JTは18万台あったそうだ。
そんなにあるにしては、見かけない?
JTの自販機は、オフィスビルの中などへの設置が多く、しかも複数メーカーの商品を“相乗り”で販売していたそうだ。
だから、大きく「JT」と表示された自販機自体が、あまり存在しないのかもしれない。
実は、秋田市内の街中の屋外に「JT」と明示された自販機があるのを、1台だけ知っていた。今年5月末に撮影。
これ
山王大通りから山王中学校に曲がる、あさひタクシーの隣の駐車場に設置されていた。
金色(シャンパンゴールド?)のボディで、側面や正面には、
「Roots」と「JT」のロゴ
商品ラインナップ
桃の天然水やRootsなどJTブランドのほか、缶コーヒー「WONA」や「十六茶」などアサヒブランド、「オロナミンC」も入っている。(ネスレの自販機にも両メーカーが相乗りしていた)
自販機の隅には、
「日本たばこ産業株式会社」の表示
管理者は「ジャパンビバレッジ東北」、今回、JTからサントリーへ移った企業の1つらしい。
その後、ずっと見ていなかったのですが、Googleストリートビューが8月に撮影されていた。
ストリートビューより
外装は金色のままで機械は同じようだが、ロゴはなくなっている。左下の「日本たばこ産業株式会社」の表示もなくなっている。
売られている商品は、5月とほぼ同じようだ。
JTの自販機がなくなったので、ロゴは早期に撤去し、この時点ではJTブランド商品の流通はまだ続いていたので、中身は同じだったのだろう。
JT商品がなくなった現在は、中身も違っているかもしれない。
過去のストリートビューを見ると、2012年11月には「delight」と書かれた別の白い自販機だった。
※その後、現地で確認した。この記事後半にて。
ところで、秋田駅から近い中通六丁目に、「日本たばこ産業秋田営業所」がある。
表通りから1本入った目立たない位置にある、さほど大きくない建物
ちなみにこの向かいに、菓子店「かおる堂」の「かおる堂中通ビル」という同じくらいの大きさでもっと古そうなビルがあった。最近は使われていなさそうだったが、最近解体されて、跡地が駐車場になった。
交差点角に面した営業所の玄関には、
ベンチと灰皿と、見えにくいけど「喫煙処」の表示
JTだけに自由に使ってもらえる喫煙所を設けているわけだけど、こんな公道すぐの位置で紫煙をまき散らされては、受動喫煙もいいところ。実際には、こんな場所でわざわざタバコを吸う人など、まずいないでしょうけど。
喫煙所を設けるくらいなら、自社製品である(タバコもそうだけど)飲料の自販機を設置しても良さそうなものなのに、(今年の5月以前も)設置されていない。
外からのぞくと、今も建物内には何らかの自販機はある。