広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

アトムからみみよりへ

2018-02-02 00:44:57 | 秋田のいろいろ
2月1日。秋田銀行の通帳の記帳欄がいっぱいになったので、通帳繰越機能付きATMで繰り越し。
2014年当時と変化はなく(ATMの画面デザインは昨年辺りに変更)、ガチャガチャと3分ほどかかって、新しい通帳が出てきた。
下が旧通帳、上が新通帳
そうだった!
秋田銀行の通帳とキャッシュカードのキャラクターおよびデザインが変わったのだった。少し前の秋田銀行【2日訂正】秋田魁新報の経済面に小さく記事が出ていたのを思い出した。
漠然と新聞を見た記憶では、4月頃にでも変わるのかと思っていたが、変更は2月1日から。絶妙のタイミングでの繰り越しとなった。

これまでは「鉄腕アトム」。
新しいキャラクターは、秋田銀行オリジナルの「みみより一家」という3匹のウサギらしい。今回新規に登場したわけではなく、通帳以外の広告などでは何年か前から見かけた。
調べると、秋田県大仙市中仙で飼育される「ジャンボウサギ」がモチーフだそうで、遅くとも2016年には使われていた。

今回、通帳4種とキャッシュカードに、それぞれ違うデザインの一家が描かれた。写真は総合貯蓄口座通帳で、秋田県内の観光名所の四季が背景。
右が裏表紙
通帳の中身は、基本的に変わらないが、従来は地の柄に桜の枝が描かれていた(さらに旧デザインではアトムのキャラクター)のが何もなくなって地紋だけになったのと、一部ページの地紋の色が変わった(定期預金が緑から青など)。
旧通帳裏表紙
アトムの通帳では、裏表紙の秋田銀行のロゴの上に「あなたの10万馬力」とのキャッチコピーが添えられていたのが、新通帳ではなくなっている。10万馬力といえばアトムだから当然だけど、代替のコピーもない。

鉄腕アトムは、「ウッディ・ウッドペッカー」の後を継いで1999年4月から秋田銀行のキャラクターだったようだ。
秋田と鉄腕アトムに特別な縁があるわけではないはずだし、近年はアトムのアニメ化【2日補足・日本ではアトムの生誕年である2003年制作が最後】もなく、アトムというキャラクターを知らない顧客も増えて(「10万馬力」の意味も伝らず)アトムをキャラクターにする価値が低下し、手塚プロダクションに使用料を支払うのも負担なのかもしれない。

個人的には、アトムにさほど思い入れもないし、新キャラクターも、というか通帳にキャラクターが描かれること自体、どうでもいい。【2日補足】通帳キャラクターに関心を持ち、その金融機関と無関係な遠隔地に住んでいても、そのキャラクターの通帳がほしいから口座を開設したという人も、全国的にそれなりに存在するのもまた事実。
【2日追記】通帳デザイン変更の報道を受けた反応がネット上に少数だけあり、「アトムのほうがよかった」「新キャラクター(あるいは新通帳のデザイン)がかわいい」と、賛否が拮抗(って数件ずつですが)している。
ともかく、アトムさんおつかれさまと言っておこう、と思ったけど、ずっと持ち続けているキャッシュカードは、引き続きアトムのデザインだった。(従来の顧客は、再発行手数料を支払わないと新キャラクターのカードはもらえないのでしょうね)

それに、店頭にも、
まだアトムがいた(手前の納税標語は、市制120周年とあるから10年ほど前のもの)
「これからも ずっといっしょに。」と言っているけれど、こういうのは残るのだろうか。おそらく順次撤去されるのだろう。【この後、4月中旬に見てみると、なくなっていた。納税標語はそのまま】
鉄腕の腕がテープで補修されていた

北都銀行では、だいぶ前からオリジナルの秋田犬「ほっくん」をキャラクターとしているし、秋田の銀行からはオリジナルでない漫画やアニメのキャラクターがいなくなったということになろう。
青森では、少し前は青森銀行がスヌーピー、みちのく銀行がトムとジェリーを起用していたが、今はどうなっているだろうか。【6日追記】コメント欄の通り、トムとジェリーは現役とのこと。
コメント (47)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする