秋田市北部のJR奥羽本線・土崎駅が、3月25日に火事になって、そば店と待合室が使えなくなっていた。
4月初めの段階では、復旧工事が進んでいた。
4月中旬。改札内跨線橋から。屋根の穴は既に修理され、そば店部分で工事中
そば店は、駅舎本体から出っ張った部分(火元・消火活動で穴が空けられた箇所付近)をいったんすべて解体したようだ。
その後、4月15日過ぎには、待合室が使えるようになった。
駅正面から改札口・ホーム方向
火災直前の工事で設置されていた、天井の木製耐震補強材が見えるようになり、左の待合室の中にも入れる。
待合室の中は、耐震化以前とは椅子の配置が変わり、前回の記事で紹介した工事途中の段階と同じレイアウト。自動販売機なども火災前と変わっていない。知らなければあるいは意識しなければ火災の痕跡はなく、目につくのは耐震補強材のほう。
そして、28日、そば店が営業を再開した。思ったより早い。
駅正面。ポストの後ろが解体されていたそば店部分
駅舎正面側外観も、建物の形状としては火災前とだいたい同じに復旧された。
しかし、大きな変化が。これまでは壁に換気扇の口があるだけだった部分に、風除室付きのドアが設置されたのだ!
つまり、これまではいったん駅舎の中に入って、待合室からしかそば店に入れなかったのが、外から直接店内に入れるようになった。列車を利用せずに、そばを食べるためだけに土崎駅を訪れる人も多いから、便利といえば便利かもしれない。
でも、そば店の食券券売機は、以前は待合室側に設置されていた。復旧後はどうなっているか未確認だけど、変わっていないとすれば、【6月5日補足・券売機は以前と同じく、待合室内側に設置】外から直接入店して、店内を突っ切って食券を買って、戻って注文して食べるという動線は無駄があるかも。【6月5日追記】食べ終わって帰る時は、便利になるか。
【7月22日追記】営業再開後の厨房内には、「National」ブランドの冷蔵庫? が置かれていた。ということは火災で焼けたり故障したりせず、火災前と同じものが使われているのだろう。
ホームを背に待合室内。左奥が正面口、右がそば店で新しい出入口があり明るくなった
ということで、火災からわずか1か月で、土崎駅は完全復旧したと言えよう。しかも、ドア新設という改良付きで。こんな短期間で、設計して工事してしまうなんて、さすが天下のJR東日本だと、感心。
直接関係ないが、4月18日から、土崎駅の列車到着時に、港まつりの「寄せ太鼓」がホームに流れるようになった。従来の自動音声とともに(それぞれ別に)流れるようだ。
発車メロディーでなく到着メロディーというのが、秋田の、というかJR東日本の駅にしては珍しい気がして若干戸惑うけれど、悪くはないと感じた。(JR西日本辺りでは、岡山駅で「瀬戸の花嫁」が到着時に流れるなど例がある)
【5月5日追記】列車が到着して停車している間も、引き続きメロディーが流れる(3番線上り列車で確認)。だから、実体としては接近と発車をまとめて知らせるメロディー。
土崎駅では、上り列車は3番線発着だが、まれに2番線を使う旅客列車がある。これまでは2番線には自動放送がなく(駅員が肉声で放送する場合もあるが、しない場合のほうが多い)、いきなり列車がホームに入ってくるようなものだから、驚いたり、あわててホームの待合室から出たりする客を見かけることもあった。
2番線には、速度をかなり落として入線することになっているようで、特別危ない場面を見たわけではないものの、不親切だとは感じていた。2番線でも寄せ太鼓が鳴るのであれば、改善されたと言えるのだけど、未確認。どうなっているだろうか。
【追記】6月時点では、2番線では寄せ太鼓も音声アナウンスもなく、従来と同じ状態。改善されていない。
2019年4月でも、2番線は変わらず。一方、1番線では貨物列車が通過する時でも、流れる。
※2021年には待合室の座席が少し変わった。
4月初めの段階では、復旧工事が進んでいた。
4月中旬。改札内跨線橋から。屋根の穴は既に修理され、そば店部分で工事中
そば店は、駅舎本体から出っ張った部分(火元・消火活動で穴が空けられた箇所付近)をいったんすべて解体したようだ。
その後、4月15日過ぎには、待合室が使えるようになった。
駅正面から改札口・ホーム方向
火災直前の工事で設置されていた、天井の木製耐震補強材が見えるようになり、左の待合室の中にも入れる。
待合室の中は、耐震化以前とは椅子の配置が変わり、前回の記事で紹介した工事途中の段階と同じレイアウト。自動販売機なども火災前と変わっていない。知らなければあるいは意識しなければ火災の痕跡はなく、目につくのは耐震補強材のほう。
そして、28日、そば店が営業を再開した。思ったより早い。
駅正面。ポストの後ろが解体されていたそば店部分
駅舎正面側外観も、建物の形状としては火災前とだいたい同じに復旧された。
しかし、大きな変化が。これまでは壁に換気扇の口があるだけだった部分に、風除室付きのドアが設置されたのだ!
つまり、これまではいったん駅舎の中に入って、待合室からしかそば店に入れなかったのが、外から直接店内に入れるようになった。列車を利用せずに、そばを食べるためだけに土崎駅を訪れる人も多いから、便利といえば便利かもしれない。
でも、そば店の食券券売機は、以前は待合室側に設置されていた。
【7月22日追記】営業再開後の厨房内には、「National」ブランドの冷蔵庫? が置かれていた。ということは火災で焼けたり故障したりせず、火災前と同じものが使われているのだろう。
ホームを背に待合室内。左奥が正面口、右がそば店で新しい出入口があり明るくなった
ということで、火災からわずか1か月で、土崎駅は完全復旧したと言えよう。しかも、ドア新設という改良付きで。こんな短期間で、設計して工事してしまうなんて、さすが天下のJR東日本だと、感心。
直接関係ないが、4月18日から、土崎駅の列車到着時に、港まつりの「寄せ太鼓」がホームに流れるようになった。従来の自動音声とともに(それぞれ別に)流れるようだ。
発車メロディーでなく到着メロディーというのが、秋田の、というかJR東日本の駅にしては珍しい気がして若干戸惑うけれど、悪くはないと感じた。(JR西日本辺りでは、岡山駅で「瀬戸の花嫁」が到着時に流れるなど例がある)
【5月5日追記】列車が到着して停車している間も、引き続きメロディーが流れる(3番線上り列車で確認)。だから、実体としては接近と発車をまとめて知らせるメロディー。
土崎駅では、上り列車は3番線発着だが、まれに2番線を使う旅客列車がある。これまでは2番線には自動放送がなく(駅員が肉声で放送する場合もあるが、しない場合のほうが多い)、いきなり列車がホームに入ってくるようなものだから、驚いたり、あわててホームの待合室から出たりする客を見かけることもあった。
2番線には、速度をかなり落として入線することになっているようで、特別危ない場面を見たわけではないものの、不親切だとは感じていた。2番線でも寄せ太鼓が鳴るのであれば、改善されたと言えるのだけど、
【追記】6月時点では、2番線では寄せ太鼓も音声アナウンスもなく、従来と同じ状態。改善されていない。
2019年4月でも、2番線は変わらず。一方、1番線では貨物列車が通過する時でも、流れる。
※2021年には待合室の座席が少し変わった。