ダルマ型バス停の表示板の、バス停名を記した書体・フォントについて、これまで秋田市交通局(秋田市営バス)と秋田中央交通のものを特定してきた。
※昔の手書き時代は、手書きだから除く。またローマ字は割愛。
市営バス時代は写研「ナール」。
中央交通移管直後はニィス「JTCウインR」、近年はフォントワークス「スーラ」。秋北バスでも、少なくとも近年はスーラの表示板が多いようだ。
残すは羽後交通。
昔は手書きか活字か分からないが、味のある隷書体だった。21世紀に入った頃からだろうか、活字と思われる楷書系の毛筆書体に変わっていた。
羽後交通のバス停は、文字を縦方向に圧縮したものが多いこと、毛筆書体は各社各種いろいろ発売されていること、秋田市内では羽後交通のバス停が少なく、かつ特定しやすいひらがなバス停が少ないこと、あとは個人的に毛筆体にあまり興味がなかったこともあって、なかなか特定できないでいた。
前提として、市営バスや中央交通などでは、文字の形を切り抜いてシール貼りする、カッティングシール文字なのに対し、羽後交通の現行は表示板全面を(地と文字をいっしょに)印刷しているようだ。
それと、隷書でなくなった21世紀以降でも、時期によって異なる複数のフォントが使われている。秋田市内と由利本荘市本荘地区のバス停では3種類を確認。どれも微妙に似ていて、微妙に異なる。このことも特定を難しくさせた。以下3種類。
1.いちばん古いタイプ
おそらく隷書から変わった直後のもので、ローマ字なし。
(再掲)新屋駅入口
(再掲)新屋支所前
(再掲)美術工芸短大入口
(再掲)むつみ町
ローマ字がないせいもあるが、黒々と力強く、肉太で存在感がある。
分類としては「楷書」なのだろうが、偏の縦棒がはねていたり、「新」の左下が「木」でなく「ホ」であったりと、若干崩しているというか手書きっぽい雰囲気も漂わせている。「むつみ町」の「む」はかなり個性的。
秋田市内にはそこそこ残っているが、羽後交通本拠地の内陸南部各地や本荘の特に市街地では、交換されたのか少なそう。
2.英字なし末期~英字入り初期タイプ
秋田市では新屋支所前が日吉神社前に改称された、2009年秋に初確認。
(再掲)日吉神社前
秋田市内での設置は少ない。
秋田市外では英字なしバージョンも存在した。
由利本荘市、本荘市街地から国道105号を走ってきて、羽後岩谷駅方向へ右折してすぐにあるバス停、
「大谷」上下兼用のポールらしい
↑背景が銀色なのは劣化なのか、裏面は普通に白地で同じ内容だった。
「~方面行」の中に、廃止された路線もあり、隠していたテープが取れてしまっている。2013年に閉館した「天下の名湯」のうたい文句の「滝温泉」行きの路線もあった。市による道の駅発着のコミュニティーバスで存続していて、「(旧)滝温泉」として今も行くことはできるらしい(大谷は通らない)。
前の書体と比べると、カキッとしている。線は太めだが抑揚がなく、いかにも活字の楷書体。他の場面でもよく見かける気がする。
書体とは関係ないが、この世代(の一部?)は印刷の耐久性(耐候性)が低いようで、短期間で色あせする場合があった。
3.現行タイプ
2013年開学の美術大学前で、この書体を初確認。バス停名称だけでなく、行き先(○○方面行)も英字入り。
山王三丁目がこの書体だったから、2020年秋時点で現役。
(再掲)美術大学前
(再掲)ローマ字がないけど大野口も?
秋田市内では、山王三丁目改称前の「山王十字路」本荘行き側(前回参照)や、「茨島」からいつの間にか改称(2019年12月確認)された「ハローワーク秋田前」など、散発的に交換されている。
ハローワーク秋田前
羽後交通本拠地エリアでは、だいぶ増えているようだ。由利本荘市の場合。
道の駅おおうち
余談だが、道の駅おおうちー羽後岩谷駅前-大谷-組合病院-本荘と運行する路線バスがあるが、道の駅~本荘方面を乗る時は、道の駅では乗降せず、線路を渡った反対側の羽後岩谷駅前で乗降したほうが、乗車時間が短く、運賃が安くなるのでおすすめ。
本荘駅前(=羽後本荘駅)
方面の部分を使って「降車専用」と記しており、英訳は「an arrival platform」か。
線が一直線でなく、生き生きとした感じのする文字。最初の書体に似ているが、そこまでは強くなくクセも弱いか。基本的には標準的な楷書だが、営業所の「業」の下の「木」が「ホ」になっている。
以上の3種。
結果。
1.「織田特太楷書」もしくは「楷書体マール」【追記参照】
これの同定が難しかった。2書体の作者は同じ人だそうで酷似していて、資料が少なく、ともに現在入手困難な書体なので、どちらかは不明。
【2021年1月3日追記】詳しい方からコメントをいただいた。「楷書体マールを元に細部を整理・アレンジしたもの」ではないかとのこと。
織田特太楷書は、写研製品。ということで、写真植字機専用でパソコン版は出ていない。
楷書体マールは、キヤノンが発売していたパソコン用フォント。
「Canon FontGallery」という、日本語85書体などセットで1万5千円弱の製品を売っていたそうだ。楷書体マールのほか、イワタ教科書体(国語の教科書の光村教科書体とほぼ同一?。今はこれ単品で8千円)やサザエさんのキャスト・スタッフ表示や次回予告に2013年まで使われていた「キヤノンCaゴシック体」なども含まれていたから、かなりお買い得。
2007年初めにキヤノンがフォントから撤退したため、自社開発だったのかライセンスの関係か、いくつかのフォントは、どこからも発売されなくなってしまった。パソコンフォントでも、消滅してしまうケースもあるのだ。
【2021年1月3日追記】ところが、2020年12月に、楷書体マールがインターネットでダウンロード販売されるようになったとのコメントをいただいた。マールというのは出版社の社名だったそうで、同社から直接販売。単体で1万2千円。キヤノン時代よりはだいぶ高くなる(フォントとしては妥当だが)が、発売再開・復活である。
しかし、楷書体マールは今もたまに目にする。
テレビのバラエティー番組の字幕として。
「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」や「ナニコレ珍百景」が好むようだ。太いし、独特の迫力があって、バラエティーに向いているかも。
サザエさんでも7年前まで使われていたわけだし、テレビ局のテロップ用パソコンには、大切にインストールされ続けているのだろうか。
【2021年1月3日追記】発売再開されたので、今後は使用頻度・分野が増えるかもしれない。羽後交通でも再起用されるかも?!
2.「DF超極太楷書体」(方面表示は「DF太楷書体」)
ダイナコムウェア製フォント。
台湾のメーカーであるせいか、日本語書体としては言わせてもらえば玉石混交で、イマイチなフォント(文字単体の形、文章にした時のそろい具合など)もあるが、楷書系は悪くないと思う。印刷物やテレビでもよく使われている。
他メーカーの楷書体は、どれもどこかクセがあるのに対し、機械的ではあるが素直な文字だからだと思う。
DF○○楷書体のバリエーションはとても多く、バス停名と行き先(○○方面行)では違う書体で、上記2書体(単なるウエイト違いではなく、線どうしが付く/離れるといった違いがある)だと思う。
3.「白舟(はくしゅう)極太楷書」
毛筆体に興味が薄いこともあって、聞いたこともなかった。現役のパソコン用フォント。
メーカーは兵庫県の「株式会社白舟書体」。元々印章店で、社内用として作っていた毛筆系フォントを、市販するようになったとか。
ハンコ屋さんだけに、異体字の外字対応はしっかりしているようだ。4ウエイトセットながら、8万円とけっこうなお値段。その一方、各書体の教育漢字限定版は、フリーでダウンロードできる(ので利用させてもらいました)。
なお、テレビ番組では、2020年春から始まった、BSテレ東「BS演歌の花道」で、曲名表示に使われていた。
今も使えるはずのDF書体をなぜやめたのか分からないし、その後継はシブい選択をしたもんだ。
伝統なのかこだわりなのか、羽後交通のバス停といえば毛筆体。昔の隷書体が懐かしく、再び見てみたい気がする。当分は白舟極太楷書で行くのだろうか。
【8日追記】羽後交通では、2018年頃にバス停のミニチュア「羽後交通ミニバス停」を3千円で発売していた(現在は不明)。
時刻表枠に名刺サイズの紙を入れることができるほか、表示板のバス停名と方面部分に好きな文字を入れることが可能。「羽後交通」は変えられないようだ。
台座や支柱(1本)の形状は実際と異なるが、表示板は比較的忠実で、羽後交通ロゴも同じ。でも、バス停名と方面は明朝体になってしまうようだ。
※昔の手書き時代は、手書きだから除く。またローマ字は割愛。
市営バス時代は写研「ナール」。
中央交通移管直後はニィス「JTCウインR」、近年はフォントワークス「スーラ」。秋北バスでも、少なくとも近年はスーラの表示板が多いようだ。
残すは羽後交通。
昔は手書きか活字か分からないが、味のある隷書体だった。21世紀に入った頃からだろうか、活字と思われる楷書系の毛筆書体に変わっていた。
羽後交通のバス停は、文字を縦方向に圧縮したものが多いこと、毛筆書体は各社各種いろいろ発売されていること、秋田市内では羽後交通のバス停が少なく、かつ特定しやすいひらがなバス停が少ないこと、あとは個人的に毛筆体にあまり興味がなかったこともあって、なかなか特定できないでいた。
前提として、市営バスや中央交通などでは、文字の形を切り抜いてシール貼りする、カッティングシール文字なのに対し、羽後交通の現行は表示板全面を(地と文字をいっしょに)印刷しているようだ。
それと、隷書でなくなった21世紀以降でも、時期によって異なる複数のフォントが使われている。秋田市内と由利本荘市本荘地区のバス停では3種類を確認。どれも微妙に似ていて、微妙に異なる。このことも特定を難しくさせた。以下3種類。
1.いちばん古いタイプ
おそらく隷書から変わった直後のもので、ローマ字なし。
(再掲)新屋駅入口
(再掲)新屋支所前
(再掲)美術工芸短大入口
(再掲)むつみ町
ローマ字がないせいもあるが、黒々と力強く、肉太で存在感がある。
分類としては「楷書」なのだろうが、偏の縦棒がはねていたり、「新」の左下が「木」でなく「ホ」であったりと、若干崩しているというか手書きっぽい雰囲気も漂わせている。「むつみ町」の「む」はかなり個性的。
秋田市内にはそこそこ残っているが、羽後交通本拠地の内陸南部各地や本荘の特に市街地では、交換されたのか少なそう。
2.英字なし末期~英字入り初期タイプ
秋田市では新屋支所前が日吉神社前に改称された、2009年秋に初確認。
(再掲)日吉神社前
秋田市内での設置は少ない。
秋田市外では英字なしバージョンも存在した。
由利本荘市、本荘市街地から国道105号を走ってきて、羽後岩谷駅方向へ右折してすぐにあるバス停、
「大谷」上下兼用のポールらしい
↑背景が銀色なのは劣化なのか、裏面は普通に白地で同じ内容だった。
「~方面行」の中に、廃止された路線もあり、隠していたテープが取れてしまっている。2013年に閉館した「天下の名湯」のうたい文句の「滝温泉」行きの路線もあった。市による道の駅発着のコミュニティーバスで存続していて、「(旧)滝温泉」として今も行くことはできるらしい(大谷は通らない)。
前の書体と比べると、カキッとしている。線は太めだが抑揚がなく、いかにも活字の楷書体。他の場面でもよく見かける気がする。
書体とは関係ないが、この世代(の一部?)は印刷の耐久性(耐候性)が低いようで、短期間で色あせする場合があった。
3.現行タイプ
2013年開学の美術大学前で、この書体を初確認。バス停名称だけでなく、行き先(○○方面行)も英字入り。
山王三丁目がこの書体だったから、2020年秋時点で現役。
(再掲)美術大学前
(再掲)ローマ字がないけど大野口も?
秋田市内では、山王三丁目改称前の「山王十字路」本荘行き側(前回参照)や、「茨島」からいつの間にか改称(2019年12月確認)された「ハローワーク秋田前」など、散発的に交換されている。
ハローワーク秋田前
羽後交通本拠地エリアでは、だいぶ増えているようだ。由利本荘市の場合。
道の駅おおうち
余談だが、道の駅おおうちー羽後岩谷駅前-大谷-組合病院-本荘と運行する路線バスがあるが、道の駅~本荘方面を乗る時は、道の駅では乗降せず、線路を渡った反対側の羽後岩谷駅前で乗降したほうが、乗車時間が短く、運賃が安くなるのでおすすめ。
本荘駅前(=羽後本荘駅)
方面の部分を使って「降車専用」と記しており、英訳は「an arrival platform」か。
線が一直線でなく、生き生きとした感じのする文字。最初の書体に似ているが、そこまでは強くなくクセも弱いか。基本的には標準的な楷書だが、営業所の「業」の下の「木」が「ホ」になっている。
以上の3種。
結果。
1.
これの同定が難しかった。2書体の作者は同じ人だそうで酷似していて、資料が少なく、ともに現在入手困難な書体なので、どちらかは不明。
【2021年1月3日追記】詳しい方からコメントをいただいた。「楷書体マールを元に細部を整理・アレンジしたもの」ではないかとのこと。
織田特太楷書は、写研製品。ということで、写真植字機専用でパソコン版は出ていない。
楷書体マールは、キヤノンが発売していたパソコン用フォント。
「Canon FontGallery」という、日本語85書体などセットで1万5千円弱の製品を売っていたそうだ。楷書体マールのほか、イワタ教科書体(国語の教科書の光村教科書体とほぼ同一?。今はこれ単品で8千円)やサザエさんのキャスト・スタッフ表示や次回予告に2013年まで使われていた「キヤノンCaゴシック体」なども含まれていたから、かなりお買い得。
2007年初めにキヤノンがフォントから撤退したため、自社開発だったのかライセンスの関係か、いくつかのフォントは、どこからも発売されなくなってしまった。パソコンフォントでも、消滅してしまうケースもあるのだ。
【2021年1月3日追記】ところが、2020年12月に、楷書体マールがインターネットでダウンロード販売されるようになったとのコメントをいただいた。マールというのは出版社の社名だったそうで、同社から直接販売。単体で1万2千円。キヤノン時代よりはだいぶ高くなる(フォントとしては妥当だが)が、発売再開・復活である。
しかし、楷書体マールは今もたまに目にする。
テレビのバラエティー番組の字幕として。
「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」や「ナニコレ珍百景」が好むようだ。太いし、独特の迫力があって、バラエティーに向いているかも。
サザエさんでも7年前まで使われていたわけだし、テレビ局のテロップ用パソコンには、大切にインストールされ続けているのだろうか。
【2021年1月3日追記】発売再開されたので、今後は使用頻度・分野が増えるかもしれない。羽後交通でも再起用されるかも?!
2.「DF超極太楷書体」(方面表示は「DF太楷書体」)
ダイナコムウェア製フォント。
台湾のメーカーであるせいか、日本語書体としては言わせてもらえば玉石混交で、イマイチなフォント(文字単体の形、文章にした時のそろい具合など)もあるが、楷書系は悪くないと思う。印刷物やテレビでもよく使われている。
他メーカーの楷書体は、どれもどこかクセがあるのに対し、機械的ではあるが素直な文字だからだと思う。
DF○○楷書体のバリエーションはとても多く、バス停名と行き先(○○方面行)では違う書体で、上記2書体(単なるウエイト違いではなく、線どうしが付く/離れるといった違いがある)だと思う。
3.「白舟(はくしゅう)極太楷書」
毛筆体に興味が薄いこともあって、聞いたこともなかった。現役のパソコン用フォント。
メーカーは兵庫県の「株式会社白舟書体」。元々印章店で、社内用として作っていた毛筆系フォントを、市販するようになったとか。
ハンコ屋さんだけに、異体字の外字対応はしっかりしているようだ。4ウエイトセットながら、8万円とけっこうなお値段。その一方、各書体の教育漢字限定版は、フリーでダウンロードできる(ので利用させてもらいました)。
なお、テレビ番組では、2020年春から始まった、BSテレ東「BS演歌の花道」で、曲名表示に使われていた。
今も使えるはずのDF書体をなぜやめたのか分からないし、その後継はシブい選択をしたもんだ。
伝統なのかこだわりなのか、羽後交通のバス停といえば毛筆体。昔の隷書体が懐かしく、再び見てみたい気がする。当分は白舟極太楷書で行くのだろうか。
【8日追記】羽後交通では、2018年頃にバス停のミニチュア「羽後交通ミニバス停」を3千円で発売していた(現在は不明)。
時刻表枠に名刺サイズの紙を入れることができるほか、表示板のバス停名と方面部分に好きな文字を入れることが可能。「羽後交通」は変えられないようだ。
台座や支柱(1本)の形状は実際と異なるが、表示板は比較的忠実で、羽後交通ロゴも同じ。でも、バス停名と方面は明朝体になってしまうようだ。
湯沢地区が多いです。
もう走ってない系統もありまして、秋田市営バスとかも、と。
ほかにもホーロー看板やサケカンっていう酒屋の地酒看板があります。
秋田の古看板だと大塚製薬の看板をほとんど見なくなりました。
仁井田でも昔は大野、下丁、横町、目長田あちこちにありましたし、楢山の才八橋近くにもありました。
袋小路踏切には管公がまだあったり、泉馬場にはまだ看板屋敷がありますけど、減ってます。
ホーロー看板はたまーに見る程度。
秋田の屋外では、痛みも進んで限界かもしれません。外して屋内で大事に保存するのがいいのでしょうけど、木造の建物とセットで見てこそ、その魅力というのもあると思います。
「1.いちばん古いタイプ」の文字について、手元に織田特太楷書の文字盤と、楷書体マールのデジタルフォントの両方がありましたので調べてみました。
結論から申しますと、「楷書体マールを元に細部を整理・アレンジしたもの」ではないかと推測します。
楷書体マールと織田特太楷書は同じ作者ながら、結構な違いが見られます。特に仮名に顕著です。
主観になりますが、
マールの方は全体的に丸っこくてクセが強い(実際の毛筆の動きを残している?)一方で、織田特太の方は暴れが抑えられ、大人しい、上品な印象を持っています。
仮名ほどではないですが、漢字もところどころ違う点があります。(ハネの有無、ハライの処理の仕方、字形の差異など)
今回の「むつみ」では「む」がわかりやすくて、2画目の収筆がマールでは中心方向に向けて跳ね上げていますが、織田特太ではほぼ真上に垂直です。
では全ての文字がマールそのままなのかというと、どうやら違うようです。基本的な骨格は一致するものの、線幅の強弱や始筆終筆のアクセントなどが取り除かれており、オリジナルより大人しくアレンジされている様に思います。
長文失礼いたしました。参考となれば幸いです。
https://www.maar.com/dl_cat/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%88
から購入できます。
バス停に使われていたのが、アレンジを加えた文字だとは思いませんでした。意図は分からないにせよ、(バス会社か看板業者か)それなりのこだわりを持って、表示板を作っていたのでしょうか。
そして、先月から販売開始=実質復活とは驚きです(マールとは、出版社名なのですね)。他社のフォント並みの価格で、個人にはちょっと手が出しにくいですが、マールシリーズが再注目されるかもしれません。
今後は使われる機会が増え、羽後交通のバス停でも復活(アレンジは別として)したらおもしろいのですが…