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広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

たけや&味道楽

2010-08-09 22:19:31 | ランチパック等パン類
恒例の「たけやフレッシュランチ」新商品紹介です。(過去の分は「ランチパック」カテゴリーでご覧ください)

8月の新商品は2種類だけのようだ。「チョコバナナ」ともう1つ、先日“第一報”をお送りしたこれ。
フレッシュランチすき焼き風味
東北醤油株式会社の「味どうらくの里」で味付けしたすき焼き風フィリングをサンドしました。

本家ヤマザキ版ランチパックでも、ありそうでなかった味のようだが、たけや版フレッシュランチとして画期的なのは、秋田県内の他の企業とコラボした初めての製品という点。
たけや製パンでは、今年に入ってから、秋田県内の味噌メーカーとコラボした「がんづき」という蒸しパンみたいなのを販売しているが、それに続く、地元企業とのコラボということだろうか。
まずはこの点を大いに評価したい。

今回コラボした「東北醤油」は秋田県大仙市神宮寺(旧・神岡町神宮寺)に本社のある企業。(社長が佐竹さんという方だが、旧秋田藩主と関係あるのか?)
スーパーに社員を行かせて消費者の声を聞いたり、田中星児氏をテレビCMに起用(今はやめたか?)したり、なかなか積極的。
東北醤油のキャラクターがパッケージに描かれている
その主力商品が「万能つゆ 味どうらくの里」という、いわゆる「だし醤油」。(本記事のタイトルはスペース数の都合上、あえて「味道楽」と表記しました)
秋田県内と山形県内のみで発売されているようだ。
特に秋田県内では絶大な人気があり、一家に1本の“県民調味料”という位置づけらしい(種類は異なるが青森県における「スタミナ源たれ」みたいなものか)。スーパーの特売の目玉商品になることもある。

ただ、生粋の秋田県民であるはずの我が家には、なぜか味どうらくの里はない。「にんべんつゆの素」派です。だから、個人的にはなじみが薄い。
というか、実際の秋田県内の普及率ってどんなもんなんだろう…
東北醤油では、他には冬季限定で「秋田姫美人」という甘酒の素を発売しており、我が家ではこちらを愛用している。これはとてもおいしいと思う。

で、フレッシュランチの方。
どろっとしてる
味は、正直、僕の口には合わなかった。(あくまで個人の感想です)
少なくとも僕の思うすき焼きの味ではない。しょっぱくて甘いのだ。塩味も甘みもどちらも強すぎる気がした。

味どうらくの里のせいでなく、たけやさん側の「すき焼き風フィリング」の味付けが僕の好みに合わなかったのかもしれないが、残念ながら、僕はもう買わないと思う。
トーストするとさらにおいしいとのことだったが、暑くて焼く気になれなかった。トーストすればまた違った味わいになるのかもしれない。



ともかく、ヤマザキと比べて、遅れていた秋田のフレッシュランチ。
秋田の企業ならではのコラボをしてくれた意欲には敬意を表したいし、第2弾以降に期待したい。
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間もなく解体ニューシティ

2010-08-08 22:57:36 | 秋田のいろいろ
解体されることが決まっていたものの具体的な工事日程が未定だった、秋田市大町の商業ビル「秋田ニューシティ」。
8月20日から来年3月末までかけて解体されることが、先月下旬に発表された。(以前の関連記事

ビルの玄関に新たな貼り紙があったので、工事日程の告知かと思ったら…
「歩道での営業行為の禁止」
竿燈まつり中に、ビルの前で露店でもやられたら迷惑だ、ということのようだ。
それはもっともなことだが、解体については以前(6月25日付)の「日程が決まり次第マスコミを通じて発表します」というものが貼られたまま。

近隣住民へは説明会を実施したようだから、あいさつは済んでいるのだろう。
でも、僕のような、説明会対象とはならない距離に住む人、ダイエーあるいは辻兵呉服店時代からここに客として訪れていた人もたくさんいて、ニューシティへの思い入れもあるはず。それに工事中、現場前を通る人には、何らかの迷惑をかけることもあるだろう。
そうした人たちへの“誠意”のようなものを見せてほしいと思うのは僕だけだろうか。マスコミを通じて発表し、不法占拠するなという自己主張も結構だが、最後に辻兵さんから直接工事について改めてひとことほしい。「8月20日から今年度いっぱいかけて解体します。ごめんね」程度の貼り紙でいいんだから。


一方、親切なのはバス会社。
「秋田ニューシティ前」バス停
下り側(新屋線・川尻割山線の秋田駅行き、茨島牛島環状線の牛島回り)のバス停が、ニューシティの軒下にあるため、解体工事の影響は避けられない。貼り紙があった。
「バス停移動のお知らせ」
「8月19日(木)10時00分」に「日銀秋田支店側に移動致します」とのこと。

10日以上前に掲示をしてくれるとは、このバス会社にしては早い周知だ。
着工日の始発からなどでなく、着工前日の10時という、中途半端な時間に移動するのがよく分からないが。(ひょっとして夜10時ってこと?)

ニューシティの南隣(竿燈大通り側)には、日本銀行秋田支店がある。
竿燈大通り側から日銀(左)とニューシティ
日銀秋田支店は1952年築の重厚な建物。店舗前に車が入れるくらいのスペースがあり、そこを(一般車両は入られないが)歩行者が通っても文句を言われることはない。
前の公道の歩道部分ががしっかりしていなくて、そこを歩くのはやや心許ないので、このスペースを歩かせてもらえるのは助かっている。(平日は現金輸送車や黒塗りの車がたまに出入りするけど)積雪時でも日銀さんが除雪してくれるし。
バス停もこの辺り(=下り側バス停のほぼ真向かい)に移動するのだろう。
ニューシティ側から
ニューシティ前のバス停は、かつてはたくさんの人が乗降していたが、空き屋となった今では、利用する人は激減した。特に今回移動する上り側。
この辺りから秋田駅前へ行くのなら、竿燈大通りの「交通公社前」から乗車した方が、本数が圧倒的に多く、運賃が10円安く、時間もかからない。

そして、来年までには、バス停の名称も変わってしまうのだろう。
「イーホテルショッピングモール前」? 「日銀前」? それとも…??

赤丸の場所
そういえば、横断歩道の所にあったポストも、いつの間にか撤去されていた。
近くのオフィスの人たちは結構利用していたと思うが、近くの他のポストといえば、通町郵便局前か三井生命ビル前くらいか。
※解体工事開始後の様子はこちら



ニューシティの話ではないですが、秋田駅前の「秋田ショッピングセンター」のイトーヨーカドー秋田店撤退後、地下食品売場に入る後継店舗の件。
こちらで触れたとおり、報道によれば7月中に後継店舗と契約を結ぶ計画であったはず。(7月中には、他のいくつかのマスコミでも同じ内容を伝えていた)

8月に入って、もう1週間経ったわけですが、何も聞こえてきませんが…
気になってます。
※後日の報道はこちら
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飛鳥も来た

2010-08-07 13:39:17 | 秋田の季節・風景
前回のにっぽん丸の記事を先にご覧ください。

そして晴天となった翌日。「飛鳥Ⅱ」が入港するところを見られそうなので行ってみた。
(ところで、昔はローマ数字(ⅠⅡⅢ…)は、パソコンのOSによって表示されないので、ネット上では使わない方が望ましい「機種依存文字」だったが、今の文字コードでは問題なく使用できるのだそうだ。知らなかった!)

予定によれば、8時に男鹿市の船川港に入港し、13時に船川を出港、15時に秋田市土崎港(つちざきみなと。港の名でなく地名)の秋田港に入港する。
男鹿から土崎、目と鼻の先の航海に2時間もかからなそうだけど、どういう手順なのか見当も付かない。とりあえず14時45分頃に行ってみると…
いるいる!
港内に入って来ていて、止まっているように見えた。炎天下、秋田市民の“ギャラリー”も結構来ている。
タグボート「海王丸」がくっついている
このまままっすぐ進んで接岸するかと思ったが、タグボートの位置からすると、違いそう。などと思っていると…
ぐるーっと旋回し始めた
川幅いっぱいギリギリのような錯覚がするほど大きな船体がみるみる向きを変え、
側面が見えた
180度向きを変え、少し経って今度は
ぐいぐい押されて岸に近づく
この時点で入港予定時刻の15時は過ぎていた。旋回自体はあっという間だが、止まっている時間が長かった。
船首・船尾からそれぞれ、岸の作業員へ細いロープが渡され、それを一生懸命引っ張っている。ロープの先には、太い「係留索」がつながっていた。
よいしょっ!
この係留索がかなり重いようで、目の前では3人の作業員の皆さんが悪戦苦闘していた。もう1人が応援に来て、やっとのことで、
係留
このままでは係留索がたるんでいるので、船側で巻き取ってぴんと張らないといけない。
しゅるしゅる
巻き尺が戻るみたいに、水しぶきを上げながら自動で巻き取られた!
この時点で15時10分頃。船長から「秋田港中島岸壁(←“埠頭”ではなく“岸壁”と言っていた)に右舷着けで到着いたしました。まだ接岸作業中ですのでお待ちください」といった放送が流れていた。

その後、さらに数本の係留索をつなぎ、船員と作業員が挨拶を交わして作業終了。
【9日追記】「ラットガード」はにっぽん丸と異なり、グレー一色の地味なものだった。
タグボートも離れていった
15時15分過ぎだった。思ったより接岸作業って時間がかかるんだ。
昔の青函連絡船は、あっという間に接岸した記憶があるが、連絡船は飛鳥Ⅱより小さな船(といっても大きいけど)だし、いつも同じ場所に同じ船が同じ職員によって接岸していたのだから、比較にはならないのかもしれない。

入港に関して疑問に感じた点があったので、調べてみた。(ネットでの聞きかじりですので、間違い等あれば教えてください)
・タグボートが船尾付近に1隻しかいないのに、真横に移動して接岸できたのはなぜ?
 今の大きな船は、船首に「バウスラスター」という、横方向に進めるスクリューみたいなのがあって、ある程度は自力で旋回できるらしい。
 自分の力で動けない後部だけをタグボートに押してもらっていたようだ。
 バウスラスターは、青函連絡船で最後まで就航していた船たち(保存されている摩周丸・八甲田丸・羊蹄丸など「津軽丸型」というタイプ)にも付いてたとのこと。

・にっぽん丸と逆向きに接岸したのはなぜ?
 大昔の船は右舷に舵があり、それが邪魔になるので、必ず反対側の左舷を接岸していたという。
 現在の船はどちらからも接岸できるようになったが慣例的に左舷で接岸することが多く(特殊用途船など例外あり)、飛行機にも受け継がれているようだ。

 今回はその原則通りでなかったわけだが、調べてみると、「飛鳥Ⅱ」は他の港でも右舷で接岸する場合が多いのだという。
 その理由を「船長が右舷接岸が好きだから」としていたサイトもあった。飛鳥Ⅱは2人の船長が交代で乗船するそうで、今回の航海がその方だったのかは不明だが。
 素人考えだが、もしかしたら、めったに入港しない秋田港だけに、その大きさゆえの制約とか、出港時の作業のしやすさといった事情もあるのかもしれない。
う~む。船の世界も奥が深い!
飛鳥Ⅱ
総トン数50142トン、全長240.8メートル、全幅29.6メートルで日本最大の客船。
平成初期にデビューし、国内に豪華客船の存在を知らしめた「飛鳥」の後継船。1990年就航の外国籍船(ただし日本郵船系列の企業が運航していた)を改装し、2006年から飛鳥Ⅱとして就航している。

比較対象物がないので、大きさはにっぽん丸とそんなに違わない気がした(実際には70メートル以上長い)が、高さが圧倒的でビルのよう。直射日光が照りつけていたが、船の大きな影に入ると海風が心地いい。
青空に白い船体が映える
船首には日本郵船の英名「NIPPON YUSEN KAISHA」の略、「NYK LINE」のマークがある。

セリオンと一緒に正面から撮影できる向きなので、いろんなアングルで撮影したところだが、入港と前後して大量の貸切バスがやって来て、それどころじゃない。
JRバス東北と秋田県内の貸切専業バス会社数社のバス、20台くらいはあったのではないだろうか。
乗客を乗せてきたバスもあったが、朝に船川を発った男鹿半島観光のオプションツアーのようだった。空のバスは竿燈会場への輸送用だと思われる。

「竿燈まつり会場への移動のご案内は17時30分から、夕食は16時からご用意いたしております」という放送が流れ、稲庭うどん屋さんの車が乗り付けて船に積み込んだりしていた。
ちなみに、飛鳥Ⅱでのクルーズ中の食事やお菓子は、原則すべて無料なのだそうだ。すごい!


この日も、前日同様、テント2張ほどで、秋田の物産品の販売と宅配受付が行われていた。到着後すぐということで、多くの乗客が店を覗いていた。
売っているものは秋田の酒が多く、あとは「土崎のフグ」(生魚じゃないだろうけど?)、佃煮、「つちざき」と書かれたTシャツ、あきたこまちの米などのようだ。
遠くから見ただけなのでほかにもあるとは思うが、商品構成に偏りがある感じ。

店側の都合、船側の都合もあるのだろうが、船のお客さんたちは経済的に余裕のある方々だと思われる。もっといろいろ持ってきて、積極的に売り込めば買ってくれるんじゃないだろうか。
例えば、工芸品(漆器や杉製品、銀線細工など)、農産加工品(ジュースとか)、各種お菓子、秋の果物やきりたんぽセットの予約受付とか、売れそうなものはまだまだあると思うのだが…
あとは、庶民的だがババヘラアイスを連れてきたって売れそうだし(船内には無料のアイスクリーム・バーがあるそうだけど)、歩いて行かれるセリオンへご案内するといったこともできそう。

我が国の3大豪華客船が次々にやってくるのだから、気持ちよくお迎えし、気持ちよく帰っていただけるようにしないとね。

今まであまり関心がなかったが、船にも興味が出てきた。
今月末から来月にかけ、飛鳥Ⅱが地元新聞社主催旅行のチャーターで再び入港、さらに南極観測船「しらせ」も入港する予定。
【9月4日追記】魁新報主催の飛鳥Ⅱによるウラジオストクツアーが開催された。8月31日出発、9月3日帰着。
僕は見に行かなかったが、出発時の見送り・見学は、セリオンで手続きした人だけが船に近づけた(事前に新聞紙面に記載あり)。海外航路のため取られた措置らしい(密航の防止かな)。
紙面の写真で見ると、31日の出港時はやはり右舷を接岸していたが、ウラジオストク港では左舷を接岸していたようだ。
また、台風から変わった熱帯低気圧の影響で、3日の到着が4時間ほど遅れたとのこと。
【9月9日追記】ウラジオストクツアーの際は、中島岸壁でなく、別の「外港」という場所に接岸したらしい。
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にっぽん丸が来た

2010-08-07 12:01:36 | 秋田の季節・風景
何年か前から、秋田市の竿燈まつりなど東北の夏祭りを見物する豪華客船のツアーが行われている。
秋田港に日替わりで客船が寄港するのが、この時期の定番になりつつある。

今まで興味がなかったが、今年ふと思い立って、秋田市役所のサイトや土崎港の「ポートタワー・セリオン」(当ブログの以前の記事はこちら)のサイト(指定管理者として市から委託された運営会社のサイト)を見ると、だいたいの入港日程が分かった。
そしてそれを元に、それぞれの客船の公式サイトで、詳細な日程等を知ることができた。
【8日追記】国土交通省東北地方整備局・秋田港湾事務所のサイトに「クルーズ客船寄港予定」というページがあった。そっちの方が分かりやすい。船川港・能代港分も掲載されている。

今年、秋田港へ来た3船のツアー内容は下記の通り。(秋田港入港~出港日時「船名」(運航会社)、ツアー名・日程、行程、費用の順)

8月3日14:00~22:30「ぱしふぃっくびいなす」(日本クルーズ客船)
 「竿燈・ねぶた 東北二大祭りクルーズ」8月2日~6日
 敦賀→秋田→青森→(終日航海)→敦賀
 17万9千円~67万9千円

8月4日8:00~22:30「にっぽん丸」(商船三井客船)
 「東北夏祭りクルーズ」8月2日~7日
 横浜→(終日航海)→秋田→青森(青森ねぶたまたは五所川原立佞武多)→早朝青森出港→翌夕横浜
 22万2千円~105万円

8月5日15:00~23:00「飛鳥Ⅱ」(郵船クルーズ)
 「竿燈・ねぶた祭クルーズ」8月3日~9日
 横浜→(終日航海)→船川~秋田→青森(ねぶた観覧・停泊)→翌夕青森離岸・船上からねぶた最終日の“海上運行”と花火観覧→(終日航海)→翌朝横浜
 33万円~150万円

いずれも青森と秋田に寄港し、ねぶたと竿燈の観覧席での見物が組み込まれている。
ただし、にっぽん丸では青森市のねぶたの代わりに五所川原市の「立佞武多(たちねぷた)」見物を選択できたり、飛鳥Ⅱは秋田県男鹿市の船川港にも寄港し、さらに2日に渡って青森に滞在し2日目は船上から見物するといった点で差別化を図っているようだ。

仙台の七夕を見ないのが意外だったが、ねぶたとともに竿燈が「東北“二大”祭り」と認識されているのなら、喜ばしいことだ。
秋田市では、いずれの船に対しても、港または船内で歓迎アトラクションと物販を行ったようだ。


秋田に日本最大級の豪華客船が来る絶好の機会だから、僕も見に行くことにした。
※初日の「ぱしふぃっくびいなす」は都合がつかず見られませんでした。

秋田市の資料によれば接岸場所は「秋田港中島ふ頭」となっている。セリオンのすぐ先のフェリー乗り場のことかと思い、JR土崎駅から歩いて行ってみた。
が、実際には、フェリーターミナルの1つ隣(数百メートル先)の岸壁だった。フェリーターミナルから先は歩道が途切れており、ターミナルの敷地内に入るが立入禁止等の表示はなく、そのまま突っ切って進めば大丈夫だった。トラックが走るので注意。(車の乗り入れや駐車は制限されている模様)土崎駅から約2キロ、徒歩20分かかった。
※以下、逆光で撮影した写真が多いです。

秋田“港”といっても、対岸に向浜地区の陸が見えるので、秋田運河の一部といってもいいような場所。

倉庫くらいしか建物がない殺風景な中島埠頭にいる豪華客船が場違いな感もあるが、セリオン側に船首を向けて、左舷を接岸していた。
にっぽん丸
これは1990年就航の3代目。総トン数21903トン、全長166.65メートル、全幅24.0メートル。
今回寄港した3船の中ではいちばん小さいが、充分大きい。
運航している「日本クルーズ客船」は、秋田と北海道・北陸方面の定期フェリーを運航する「新日本海フェリー」の子会社だそうだ。

今年2月に大改装が行われ、船体の塗色も白一色から、紺色と白に赤いラインが入ったものに変わったとのこと。
鉄道好きとしては、長野新幹線「あさま」用E2系電車を連想してしまう…(はやても同型だがラインが赤でなくピンク)
後ろ側
朝に接岸し、訪れたのは夕方近くだったので、自由行動またはオプショナルツアーに出掛けた乗客が多いようで、港はひっそりとしていた。
ただ、船内に残った人もいるようで、時折降りてきてはテントの物販を覗くなどしていた。その人たちを竿燈まつり会場へ運ぶための貸切バスが数台待機していた。
船員がペンキ塗り
部分的な塗装の補修をしていた。
短期間の航海なんだから、帰ってからじっくりやればいいとか、反対側はどうするんだとか、素人は考えてしまうが、自分たちの船を大事にし、乗客を気持ちよく迎える気持ちが現れているんだろう。


ところで、船が接岸している間は、ロープで岸壁に“係留”する。
ロープを「係留索(もやい綱)」、岸壁にあるつなぐための金属の物体を「係船柱」と呼ぶそうだ。
係船柱につながれた係留索
上の写真でロープの先、船側に円盤状のものが付いている。(「っ」「ん」「丸」の上)

「ラットガード」といって、ロープを伝って船内にネズミが侵入するのを防ぐものとのこと。いわゆる「ねずみ返し」。
にっぽん丸のラットガードには、船員さんたちによるものなのか、味のある、楽しい絵が描かれていた。
ナイフ&フォークを持ったネコと船長さん
「ネズミさんいらっしゃ~い」ってことか。

麒麟(?)とネコの顔
ネズミの敵といえばネコが定番。昔の船はネズミ退治のため、実際にネコを乗せていたそうだ。

ストレートな「NO RATS」となぜか口からロープを出すパンダ

コックさんとウェイトレスさん?
コックさんはチーズを持ってネズミをおびき寄せているようにも見えるが、視線がウェイトレスのおねーさんの方を向いているようにも見えて、おかしい。

セリオンとにっぽん丸
写真が多くなったので、「飛鳥Ⅱ」は次の記事で。
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竿燈3

2010-08-05 23:58:39 | 秋田の季節・風景
(本記事の実際の投稿日は6日ですが、便宜上、5日にさせてもらいます)竿燈まつり関連の前回の記事はこちら
竿燈まつり3日目、5日はとにかく暑かった。秋田市の最高気温は35度と、3年ぶりの猛暑日になった。
深夜の今でも、セミが鳴いています。

夜のまつり会場を歩いてみると、イベントとしての運営上、昨年より改善されたり、おそらく今年初めて実施されたと思われる点がいくつかあったので、挙げてみたい。
・「秋田・ロマンス」
こちらやその後こちらで紹介した、20年ほど前、秋田市制100周年を記念して作られた歌「秋田・ロマンス」。最近はめっきり耳にしなくなっていた。
ところが、まつり開始前、17時過ぎに観光客が集まり初める頃からまつり開始前にかけて、会場内の放送で、歌入りとメロディだけの2バージョンの「秋田・ロマンス」が流れていた。
この時間の会場を通るのが初めてだったので、昨年以前も行われていたのかもしれないが、久々に秋田・ロマンスを聞くことができて、懐かしかった。
多くの人は何の歌か分からないだろうけど…【2022年8月1日追記・交通規制開始前にこの歌を流すのが恒例になっているとのこと。】

ほかにも、場内放送では、まつり終了後に川反で合同「戻り竿燈」(これも今年初の試み)が実施されること、昼間の妙技会の結果などをアナウンスしていて、放送を効果的に使っていると感じた。(昔ほど、迷子放送が流れなくなった気もした)

・横断しやすい
昨年も書いたが、まつり中に竿燈大通りを横断したい時は苦労する。
交差点部分にはびっしりと観覧席の長椅子が設置されているから渡れず、横断地下道をくぐるしかなかった。
その地下道も場所が限られており(すべての交差点にはない)、遠回りを余儀なくされることが多かった。特に西側では、地下道を1つつぶして、秋田中央道路地下トンネルの避難口にしてしまったため、それが顕著だった。
ところが今年は、
山王十字路の次の信号機のある交差点(名鉄観光前)
交差点部分なので、長椅子の観覧席が設けられるが、昨年や他の交差点よりも、スペースに余裕のある配置がされているような気がする。
これにより、椅子のすき間を通れるようになり、横断が容易になった。
竿燈にぶつかったり、観覧席のお客さんを邪魔しないように注意が必要だが、これはありがたい。

・スクランブル横断
まつり中、「8時から二丁目橋交差点でスクランブル横断を行います」といった放送が何度か流れていた。
会場東端、秋田駅寄りの二丁目橋交差点は、横断歩道橋しか道路を横断する手段がなく、歩道橋が混雑していた。現場を見ていないが、おそらく、その対策として、いったん車を止め、交差点を歩行者に“開放”するのだろう。
昨年はやっていなかったと思うが、これも歩行者のスムーズな移動に貢献していそうだ。

・枡席
会場の中央分離帯上に設けられる、有料の観覧席。
昔は、大相撲の桟敷席のような平らな板敷きだったが、だいぶ前にひな壇式の椅子席に変わった。(上記の通り、交差点部分などは長椅子席)
ひな段
上の写真は会場西側、秋田中央道路地下トンネル出口付近。
手前に比べて、奥の方が全体的に位置が高い。ここが「S席」で、1席2500円。トンネル開通により構造上、高くなってしまったのを逆手に取ったわけだ。
観覧席の大部分は、写真手前のような低いひな段や交差点の長椅子の「A席」で2000円。
会場中程。ローソン秋田大町二丁目店付近
手前側がまた違った構造。
横断歩道から撮影
昔の桟敷席もこんな感じだったはず。
数は少ないが、今年から「桝席」が復活したのだそうだ。1桝6名定員で2万円。
ある人が「昔は桟敷で車座で宴会ができたが、ひな壇ではやりにくい」と言っていたが、そういう需要に応えたのだろうか。
今日見たところ、けっこう埋まっていた。立ち上がっても後ろの人の邪魔にならないので、写真撮影にも向いていそう。

実行委員会側もいろいろ考えているようだ。


以下は民間のことです。
その桝席のそばには、秋田では名の知れた料亭「志田屋」がある。昨年も紹介したが、平屋部分の屋根の上(?)に、仮設のベランダ状の桟敷を設置している。
公式の観覧席以上におカネがかかるでしょう

そしてその真向かいには、かつての三井アーバンホテルの建物がある。
たしか3年【16日訂正・4年】ほど前に撤退したが、以後空き屋となったままで、1988年築の比較的きれいな建物がもったいない。ところが、
2階に人がいる!!(手前の人たちは分離帯の観覧席)
しかも電気も点いているようだ。
ずっと空き屋でカビ臭そうだし、空調やトイレはどうしてるのか気になる。そもそも中にいる人たちはどういう方々なの?
まさか、幽霊?!
【16日追記】こんな事情だったようです。


では、今日の竿燈の光景です。
笛の合図で一斉に立ち上がる
はじめる時は必ず、お城の方に竿燈の正面を向けるのだそうだ。殿様に披露していた名残なのだろう。



赤丸が揃う

一層高くなってしなる

両手に唐傘
6日はいよいよ最終日。
次の竿燈の記事はこちら
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竿燈2

2010-08-04 23:37:19 | 秋田の季節・風景
昨日に続き、竿燈一色の秋田市中心部の様子です。
秋田駅中央改札前の「置き竿燈」
これは年中設置されている(通常時の様子)が、「歓迎 秋田竿燈まつり」の垂れ幕が付け加えられていた。

駅自由通路のステーションデパート「トピコ」入口には、昨年は(上記リンク先と同じですがこちら)いくつかの町内の紋が入った提灯が飾られていた。
今年は、先日通った際は何もなかったが、まつりが始まると、
提灯が下がっている
ただし、昨年と異なっており、大きな提灯2つと小さな提灯6つ。
竿燈の提灯で一般的な「若」はいいとして、その裏面。小さい方は「ALS」、つまり隣接のファッションビル「アルス」のロゴが入っている。「Topico」の提灯がなくて、借りてきたのか?
そして大きい方の提灯。裏側(つまり店内側)から見ると、
「南通り」と「上鍛冶町」の紋!
昨年の使い回しだ。町紋を目に付きにくい裏側に持ってきたようだが、アルスの提灯といい、なんか取って付けたような間に合わせの装飾と言っては言い過ぎか。
自由通路ぽぽろーど
連休やお盆などにも行われている「秋田エキマエ元気市」が開催されていた。農産物・食品・工芸品などの出店がある。
ほかにもJAの試食販売などが行われ、人通りが多いこともあって、ぽぽろーどが狭く感じられるほど賑わっている。
大屋根下
ぽぽろーどから下へ降りた大屋根(アーケード)下や“アゴラ”広場では、昼間の竿燈演技や「あきた竿燈屋台村」が行われていた。屋台村は産業会館跡地(二丁目橋向かい)、市役所駐車場(NHK跡地)でも開催。
また、仲小路の一部区間も通行止めにして、出店があった。

さて、広小路沿い、千秋公園外堀・穴門の堀にできた「展望デッキ」。(以前の記事
何やら使っている(奥にはババヘラアイスが来てますが)
お堀でカヌーとボートが実施され、その乗り場としてデッキを使用していた。当然、施錠されていた扉が開き、水際に降りて乗り込む形。
いつもは人がいないのに、場所を取られてカルガモさんたちはびっくりしたことでしょう。

昔、この穴門の堀には貸しボートがあった。最近、イベント時など限定で、貸しボートが“復活”していたのだが、その際は、隣の大手門の堀の方で行われていた。
穴門の堀にボートが浮かぶのは、久しぶりだと思う。デッキのおかげで、昔の姿により近くなったわけだ。
人が乗ってるのはカヌーかな
ただ、本来は“展望”デッキなのに、これでは“展望”できない(実質的にはボートやカヌーの利用者でないと立ち入りできない)。管理者の市の許可を取っているのだし、デッキの有効活用ではあるが、何だかな…


以下、夜の会場の写真をご覧ください。


 


今日は昼間は一時雨の予報だったが結局降らず、夜は昨日同様、ベストコンディションだった。気温は32度台まで上がり、今年いちばんの暑さだった。
明日はもっと暑くなるようだ。次の記事はこちら
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秋田の夏は竿燈!

2010-08-03 22:57:53 | 秋田の季節・風景
今日から4日間、秋田市で「竿燈(かんとう)まつり」が行われている。

今日は夜の本番が中心。(明日以降、昼のイベントもある)
最近、ちょっと忙しく、蒸し暑さでバテ気味で、出掛けるのがおっくうだったが、今日の夜の最後の方を少しだけ見に行ってみた。
そうそう! この熱気!!

会場に着くと、暑いのもだるいのも忘れてしまった。
やっぱり秋田の夏は竿燈がなくちゃ!

十数分しか見られず、写真も限られていますが、いつもより少し大きいサイズでご覧ください。


例年、初日は観客が少ない傾向にあるが、今年も写真後ろの中央分離帯上の観覧席に空席が目立つ。(遠方に宿泊するなど時間の都合で、“早退”したツアー客の席かもしれない。もったいない)
おそらく、いちばん観客が来ないと思われるエリアだったこともあると思うが、歩道側も余裕で見たり歩いたりできた。(会場両端は混み合うので、裏道から会場中程に入るのがおすすめ)

ただ、欧米系の外国人客をいつも以上に多く見かけた気がしたし、風がなく、コンディションが良好で技を存分に見られたためかお客さんたちがとても喜んでいるように見えた。



明日以降も、昨年ほど多くはアップできないかと思いますが、竿燈の様子をお伝えしたいと思います。※次の記事はこちら
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レモン牛乳ヨーグルト

2010-08-02 20:31:37 | 各地お土産・食べ物
先日、レモン牛乳のアイスクリームを紹介した。
アイスを買ったスーパー「いとく」では、先月下旬頃には、ほかにも「レモン牛乳」そのもの、さらに本記事で取り上げるレモン牛乳のヨーグルトも売られていた。
栃木県限定のはずの飲料とその派生商品が、3つも秋田で売られていたことになる。

今日行ってみると、アイスはあったが、レモン牛乳は消えていた。
そして、ヨーグルトは、以前は98円くらいだった気がしたが、今日は「期限切れ間近のため特売」とかで68円だった。15個くらいは並んでいた。
賞味期限まであと3日
90g入り。
レモン色?
写真ではたまご豆腐みたいな色に見えるかと思うが、実際はもう少し黄色い。
着色(天然色素なので安全性は大丈夫だが)されているようだが、ちょっとドギツイかも。
食べてみると、普通のヨーグルト。ゼラチンで固めたいわゆる「ハードタイプ」のヨーグルトだが、固すぎず、分離するようなこともなく、滑らか。
飲料の「レモン牛乳」は、酸味がなく甘いだけで、それがレモンとかけ離れているように感じさせたが、これはヨーグルトの酸味のおかげで、多少はレモンに近い味のような気がする。
完全にレモン味かと聞かれれば、うんとは言えないけれど…

個人的には、3商品の中では、ヨーグルトがいちばんいいというか、無難だと思った。



さてさて、月が変わって、恒例の「たけやフレッシュランチ」の新商品が出た。
「チョコバナナ」というのもあったが、もう1つはこちら
「すき焼き風味」
すき焼き味というのも少し驚いたが、右側をご覧いただきたい。
「万能つゆ・“味どうらくの里”使用」とある!

そう、秋田の“県民調味料”などと言われるつゆの素で味付けしたすき焼き味なのです!
ヤマザキのフレッシュランチでは、不二家や日清、ブルドックソースなどとコラボしたものがあったが、その秋田版の「たけやフレッシュランチ」では、初のコラボ商品だと思う。感動した!
詳細は食べた後にアップします
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月をまたぐ新聞記事

2010-08-02 19:48:44 | 秋田のいろいろ
秋田駅の東西を地下トンネルで結ぶ自動車専用の秋田県道「秋田中央道路」の入口に遮断機が設置されたことはご紹介済み。(前回その前

具体的な日付は不明だが、6月下旬から7月初めにかけて稼働をはじめたようだ。
県サイト内の管理事務所のホームページでは、7月8日付でその旨が記載され、ご丁寧に遮断機動作の動画(MP4形式、約18MB)もアップしてくれている。
動画から切り出した画像を調整
遮断機付け根の黄色【4日訂正】赤色の回転灯が点灯し、遮断棒の2つの赤色LEDがチカチカといった感じで、高速で点滅している。
遮断機が開閉する速度は思ったより速い。鉄道の踏切の遮断機くらいかと思っていたが、有料駐車場のゲートの遮断機並みの速さだ。
LEDが点灯するといっても、乱暴なもしくはボーっとした車が突っ込んできて棒を折られたり、その後続車が追突したりしないかな…
※続きはこちら


さて、秋田の某地方紙、8月1日付27面(“第3”社会面)とWeb版8月1日9時43分更新分に、その遮断機関連の記事が出ていた。(紙面のみ写真付き)
7月30日深夜から31日早朝にかけて、通行止めにして行われた路面清掃作業の際、初めて遮断機が下ろされたという記事。(中央道路は、周期的に夜間通行止めをして維持管理作業を行っている)

当然、遠隔操作で遮断機を開閉できるが、
 「当面は(県の)職員や警察官が現場に出向き、安全を確認した上で、遮断機を作動する予定。」だって!
それじゃあ、遮断機を設置して自動化した意味がないのでは…
(手作業でコーンを並べたりするよりは多少早くて安全だろうけど)



中央道路や遮断機自体の話はここまでにして、その新聞記事、ミスがある(と思う)。
記事中に3か所ある、日時に関する部分をピックアップしてみる。

 1.「30日午後10時から31日午前6時までの間、初めて遮断機を下ろし
 2.「遮断機を設置、今月上旬から運用を開始した。
 3.「県道路課によると30日現在、事故による稼働はまだない。
(2.の直後に続く文章)

この記事は、8月1日付の紙面およびサイト更新。
したがって、上記「2.」中の「今月上旬」とは「8月上旬」と解釈しなければいけない。また、新聞業界では、月が変わっても、直近の前月の日付は単に「31日」などと月を書かずに記載するようだ。

それらを踏まえて、上記3点を読むと、
 ・遮断機の運用は8月上旬から
それにも関わらず
 ・(運用開始前なのに)7月30日から31日に初めて遮断機を下ろした
 ・(運用開始前なのに)7月30日現在、事故による遮断機稼働はまだない
と、おかしくなる。時系列がメチャクチャだ。

県の公式発表や秋田市広報紙、当ブログの過去の記事と照らし合わせても、少なくとも7月中に遮断機が稼働していたのは事実。
新聞記事の「2.」は「今月上旬」ではなく、「先月上旬」つまり「7月上旬」の間違いとすればつじつまが合う。


8月の紙面に載る記事を7月中に書いているのだから、うっかり間違えてしまったのだろう。
とはいえ、毎月あり得る事態だから記者は注意を払うべきだし、(新聞社の仕組みは知らないが)デスクとか校閲部とか、記者が書いた記事をチェックする態勢があるはずだと思うが、それらをすり抜けてしまったのだろうか。


当ブログでは誤字脱字は少なくなくお恥ずかしいが、日時に関する記述については、誤解されないような表現を心掛けているつもりです。(あくまで“つもり”ですが…)
新聞社は購読料を取ってるんだから、もうちょっと気を遣っていただきたい。
 ※2日付紙面には訂正はなく、サイトの記事も2日19時現在「今月上旬」のまま。
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秋田駅の氷・他

2010-08-01 20:34:09 | 秋田のいろいろ
今日から8月。夏休み・夏まつりシーズンということで、秋田駅では旅行客の姿を多く見かけるようになった。
●駅の氷
秋田駅中央改札口前
中央改札前の空間のまん中に、でんと置かれているのは、
氷柱
秋田駅では例年、この時期に氷を設置している。
秋田市内の製氷会社が納入しているようだ。

秋田駅構内は風が抜ける構造ではなく、空調もないが、それほど暑いと感じることはない。
でも、見た目に涼しげで、子どもたちが触っていたし、涼しさを演出するアイテムということだろう。

たしか岩手県内のどこかの駅でも設置されているとテレビで見たことがあるし、JR西日本新山口駅(改札内)でも設置しているそうだ。
【5日追記】4日夜のNHK秋田のローカルニュースによれば「18日まで」氷柱を設置するそうだ。
【21日追記】↑18日を過ぎて21日になっても、まだ氷が設置されていた。

●駅名標
久しぶりに秋田駅在来線ホームをじっくり見たら、
駅名標(手前から3・4番線、5・6番線、新幹線11・12番線)
駅名標の一部がLEDを照明に使った「エコ薄型電気掲示器」に替わっていた。
奥の新幹線ホームは蛍光灯式のまま。在来線ホームでも、ホーム中央付近などは、蛍光灯式が残っていた。

新型駅名標は、大曲駅などでもそうだが、昼間は照明を点灯しないことにしているようだ。蛍光灯式は昼間でも点灯しているから、それと比べると悪天候時は暗く見える。

以前の記事でも触れたが、JR東日本の駅名標は、ひらがなが大きいタイプと漢字が大きいタイプがあり、フォントの違いもあり、雑多。秋田駅だけも複数ある。
ひらがなが大きいタイプ
漢字/ひらがなのほか、中央の路線別のラインカラーの有無、分岐する路線(四ツ小屋・羽後牛島)のラインの形などが異なっている。
今回設置されたものは、漢字が大きいタイプなので、それが今後の主流なのだろう。

●空白の提灯のその後
先日アップした、「置き竿燈」。
ぽぽろーど下、イトーヨーカドー前に設置されている竿燈に、片面が空白になっている提灯があり、「秋田 七夕」となっていた(反対側は「秋田の七夕」)。
今日見ると、
「秋田の七夕」
空白だった側にも「の」が入れられた。
通常、竿燈の提灯は、手書きで模様や文字を入れているのだが、これも書き加えたのだろうか?
上の「田」と比べると、文字の質感が異なる
角度を変えると、
左側が浮き上がってる
「の」のシールを提灯に貼り付けたようだ。

●森林管理局
以前、2度ご紹介(こちらこちら)した、林野庁の出先機関「東北森林管理局」の耐震補強工事。
いつの間にか完成していた
ベランダにあった「日本の緑国有林」とかいう看板はなくなったらしい。
外壁の色は以前と同じだし、建物内部に補強材を入れる工法なので、外観上は耐震補強されたことは分かりにくいが、構造上、1か所だけ、
補強材が外に出ている場所があった

●ADと辻兵
解体される「秋田ニューシティ」。前回アップ後、8月20日から解体が始まることが発表・報道された。
ただし、建物前の貼り紙は「詳細は未定。決まり次第、マスコミを通して公表します」のまま。
実際、マスコミを通して発表したし、近隣住民への説明も行ったそうだが、貼り紙でも知らせてはいかが?

さて、ニューシティの向かいにある「イーホテルショッピングモール」(旧称・ファッションアベニューAD)。
今日、通ったら、出入口上の壁面に
「喜(の異体字)辻兵」と表示されていた
辻兵(つじひょう)とは、秋田を代表する企業グループで、元は呉服店。ニューシティの場所が創業地でずっと呉服店をそこで営んでおり、ニューシティの運営もしていた。
呉服店は、ニューシティ閉鎖に伴い、既にイーホテルショッピングモール内に移転していたのだが、遅れて表示を設置したようだ。
向かい側とはいえ、創業地でない場所に「辻兵」の看板が移ったのは感慨深い。
毛筆体が場違いな気も…
というか、ADでなくなったはずなのに、いつまで「AD」を表示しておくんでしょうか…
これだからいつまで経っても「イーホテルショッピングモール」の名前が定着しないんじゃない?
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