大雪で除排雪がうまくいっていない秋田市。
その中で、生活道路まで手が回らない(回せない)理由の1つとして、秋田市では「幹線道路やバス路線を優先的に作業しているから」と説明している。
ということは、裏を返せば「幹線道路やバス路線は除排雪が行き届いている」ということになるはず。
とはいえ、秋田市のバス路線はもともと幅が狭い道もあるから、すれ違いに苦労したり、最悪迂回運行する箇所が出てしまうことも、ある程度は仕方がないとも思っていた。
今日、路線バスの大町経由新屋線に乗って、大町通り(赤れんが館通り)を通った。大雪になってからは、初めて。
大町通りは、歓楽街・川反(かわばた)の一部で、沿道には飲食店が多い。昼間は納入業者の車、夜は客待ちのタクシーや代行車が並ぶ。歩道がない部分がほとんどであり、歩行者も車も通行量は少なくないので、歩くにも運転するにも注意を要する道路。
(再掲)雪のない時の大町通り
路線バスは、新屋線と川尻割山線合わせて、毎時片道4本程度以上が走る。
今日は雪が断続的に降って気温が低く、どこの道路も圧雪状態で白くなっていた。
大町四丁目のバス停を過ぎた所で、乗っていた新屋線から前方を見ていると、ゆっくり走っている対向車が、スピンしそうになりながらこちらの車線にまたがりながら向かってきて、驚いた。
乗っていたバスがその付近へ進むと、今まで経験したことがないような乗り心地がした。道が悪いと「船に乗っているような乗り心地」と表現することがあるがそれとは少し違うし、ガタガタの「そろばん道路」とも違う。ものすごくゆっくり走っているのに、バスがスピンするんじゃないかと思うような。
車道にわだちではない複雑な形状の凹凸があり、それにハンドルやタイヤを取られているのが原因のようだ。【27日追記】凹凸は、スキーのモーグル競技の「こぶ」のようと形容しても差し支えないかもしれない。
バスの運転士は今日だけで何回か現場を通っていて分かっていただろうから、無事に通過できたが、乗った時は5分ほどの遅れだったバスが、ここを過ぎて新屋に入ると10分近く遅れていた。他に目立った渋滞はなかったから、この区間が原因だ。
夜になって、現地を観察してみた。
表面の雪は若干ザラメ状。融雪剤によるものか
今日積もった雪の下にある、硬い氷が凹凸を作っているようだ。

特に凹凸が深くてひどい場所があり、そこは信号待ちの車が止まる位置。
勘のいいドライバーは、そこを避けて止まっていたが、運悪く止まってしまうと、発進するのに一苦労。数分間の間に、3台の車が犠牲になっていた。
赤い車ががんばっているけど、すぐに脱出できました
凹凸の原因が下の古い氷だということは、昨日今日の除雪が悪いということではない。以前から充分に除雪をしていなかったことになるだろう。ここはバス路線なのに。
ということは、秋田市が言う「バス路線を優先的に除雪している」はウソになる。
歩行者が通る路肩部分にも、硬い氷がテカテカの場所があった。
傾斜があって怖い
川反は、雪に不慣れな旅行客も、足元が危ない酔っぱらいも通る。もし、ここで転んだら、そしてそこに雪(氷)によって操作が効かなくなった車が突っ込みでもしたら…
ここは生活道路ではない。毎時4本に減ったとはいえ、新国道、牛島方面と並ぶ、主要な路線バスの経路なのだ。ここの状態が多少マシになれば、路線バスの遅延は減少するはず。
報道によれば、状態の悪い箇所は、バス会社からも行政へ除雪を依頼しているというが、ここはどうしているのだろう。このままでは、迂回することになるかもしれない。
それでも秋田市は除雪をしたがらないのなら、「バス路線を優先的に除雪しているので」という生活道路に手が回らないことの説明(言い訳)をやめ、「バス路線すら充分に除雪できていないので」に変えるべきだ。
なお、新屋線のルートでは、ここ以外の道路は、幅員が狭くなっている場所はあったものの、路面状況が極端に悪い箇所はなかったかと思う。【27日追記】乗ったバス以外も含めて、この日のバスはタイヤチェーンは装着していなかったかと思う。ということは、全体的には、それほど路面状態が悪くなかったことになると思われる。
【27日追記・画像追加】同じ場所の翌日27日昼過ぎの様子。
翌日は気温がやや上がって、路面はザラメ状のいわゆる「ざふざふ」した状態になった。大町通りは新たに除雪された気配はなく、一部では硬い氷が残っていたようで、相変わらずの悪路。
バスが反対車線に入って傾いている!
バスは、駐車車両があって、それを避けたかったようだが、大きく反対車線に入り込んで、かつ車体がこんなに傾かないと進めない路面状態。ブレーキランプが小刻みに点灯し、苦労していたようだ。
わずか数十メートルの通過に1分かかっていたが、対向車もバスの通過を待たなければならなかった。
バスが苦労していた場所付近。路面が出ている所もある
【30日追記】28、29日は不明だが、30日には、路面がきれいに露出する状態になっていた。
その中で、生活道路まで手が回らない(回せない)理由の1つとして、秋田市では「幹線道路やバス路線を優先的に作業しているから」と説明している。
ということは、裏を返せば「幹線道路やバス路線は除排雪が行き届いている」ということになるはず。
とはいえ、秋田市のバス路線はもともと幅が狭い道もあるから、すれ違いに苦労したり、最悪迂回運行する箇所が出てしまうことも、ある程度は仕方がないとも思っていた。
今日、路線バスの大町経由新屋線に乗って、大町通り(赤れんが館通り)を通った。大雪になってからは、初めて。
大町通りは、歓楽街・川反(かわばた)の一部で、沿道には飲食店が多い。昼間は納入業者の車、夜は客待ちのタクシーや代行車が並ぶ。歩道がない部分がほとんどであり、歩行者も車も通行量は少なくないので、歩くにも運転するにも注意を要する道路。

路線バスは、新屋線と川尻割山線合わせて、毎時片道4本程度以上が走る。
今日は雪が断続的に降って気温が低く、どこの道路も圧雪状態で白くなっていた。
大町四丁目のバス停を過ぎた所で、乗っていた新屋線から前方を見ていると、ゆっくり走っている対向車が、スピンしそうになりながらこちらの車線にまたがりながら向かってきて、驚いた。
乗っていたバスがその付近へ進むと、今まで経験したことがないような乗り心地がした。道が悪いと「船に乗っているような乗り心地」と表現することがあるがそれとは少し違うし、ガタガタの「そろばん道路」とも違う。ものすごくゆっくり走っているのに、バスがスピンするんじゃないかと思うような。
車道にわだちではない複雑な形状の凹凸があり、それにハンドルやタイヤを取られているのが原因のようだ。【27日追記】凹凸は、スキーのモーグル競技の「こぶ」のようと形容しても差し支えないかもしれない。
バスの運転士は今日だけで何回か現場を通っていて分かっていただろうから、無事に通過できたが、乗った時は5分ほどの遅れだったバスが、ここを過ぎて新屋に入ると10分近く遅れていた。他に目立った渋滞はなかったから、この区間が原因だ。
夜になって、現地を観察してみた。

今日積もった雪の下にある、硬い氷が凹凸を作っているようだ。


特に凹凸が深くてひどい場所があり、そこは信号待ちの車が止まる位置。
勘のいいドライバーは、そこを避けて止まっていたが、運悪く止まってしまうと、発進するのに一苦労。数分間の間に、3台の車が犠牲になっていた。

凹凸の原因が下の古い氷だということは、昨日今日の除雪が悪いということではない。以前から充分に除雪をしていなかったことになるだろう。ここはバス路線なのに。
ということは、秋田市が言う「バス路線を優先的に除雪している」はウソになる。
歩行者が通る路肩部分にも、硬い氷がテカテカの場所があった。

川反は、雪に不慣れな旅行客も、足元が危ない酔っぱらいも通る。もし、ここで転んだら、そしてそこに雪(氷)によって操作が効かなくなった車が突っ込みでもしたら…
ここは生活道路ではない。毎時4本に減ったとはいえ、新国道、牛島方面と並ぶ、主要な路線バスの経路なのだ。ここの状態が多少マシになれば、路線バスの遅延は減少するはず。
報道によれば、状態の悪い箇所は、バス会社からも行政へ除雪を依頼しているというが、ここはどうしているのだろう。このままでは、迂回することになるかもしれない。
それでも秋田市は除雪をしたがらないのなら、「バス路線を優先的に除雪しているので」という生活道路に手が回らないことの説明(言い訳)をやめ、「バス路線すら充分に除雪できていないので」に変えるべきだ。
なお、新屋線のルートでは、ここ以外の道路は、幅員が狭くなっている場所はあったものの、路面状況が極端に悪い箇所はなかったかと思う。【27日追記】乗ったバス以外も含めて、この日のバスはタイヤチェーンは装着していなかったかと思う。ということは、全体的には、それほど路面状態が悪くなかったことになると思われる。
【27日追記・画像追加】同じ場所の翌日27日昼過ぎの様子。
翌日は気温がやや上がって、路面はザラメ状のいわゆる「ざふざふ」した状態になった。大町通りは新たに除雪された気配はなく、一部では硬い氷が残っていたようで、相変わらずの悪路。

バスは、駐車車両があって、それを避けたかったようだが、大きく反対車線に入り込んで、かつ車体がこんなに傾かないと進めない路面状態。ブレーキランプが小刻みに点灯し、苦労していたようだ。
わずか数十メートルの通過に1分かかっていたが、対向車もバスの通過を待たなければならなかった。

【30日追記】28、29日は不明だが、30日には、路面がきれいに露出する状態になっていた。