🌸ヒトの死に方7(進化が生き物を作った)
⛳テロメアと個体の老化の関係
☆ヒトの体の細胞の大部分を占める体細胞のテロメア
*分裂のたびに短くなる
*全ての細胞が50回のリミットを持つていたら全てが老化してしまう
☆人が長い寿命を維持するために
*ヒトの細胞にもテロメア合成酵素が発現し
*テロメアが短くならないようにする長寿の細胞も必要
*その代表的な細胞は、幹細胞と生殖細胞
☆分化した細胞(体細胞)が次々に老化して排除される
*幹細胞が常に新しい細胞を生み出し、補填してくれます
*一生涯生き続ける幹細胞のテロメア
☆テロメア合成酵素によって常に伸長され維持されています
*幹細胞も、加齢とともにテロメア合成酵素の活性が低下し
*少しずつそのテロメアは短くなると考えられている
*新しい細胞の供給は徐々に減つていく
☆生殖系列の細胞
*テロメア合成酵素の働きによってテロメアの長さが維持されている
*生殖細胞は次世代に命を繋ぐ大切な細胞で、老化は極力抑えられている
*生まれた赤ちやんの全ての細胞テロメア、リセットされて長い
☆世界のいくつかの研究室でテロメアを破壊したマウス
*ノックアゥトマウスが作製されテロメアに関し実験されている
☆ヒトでも高齢者のテロメアが極端に短いというわけではない
*テロメアが短くなると細胞が老化することは示されているが
☆個体老化には
*テロメアの短小化も含めて、他にさまざまな要因が働いている
⛳人の細胞の老化
☆分化したヒト細胞
*分裂のたびにテロメアが短くなる
*程度以下の長さになると老化を誘導するのは確か
☆分化した細胞ではなぜ
*幹細胞で発現していたテロメア合成酵素の働きを止め
*老化を誘導するような勿体無いことをするのか
☆「進化が生き物を作った」に立ち返えると
*老たという性質を持った個体が
*選択されて生き残ってきたと考えることが出来る
☆細胞を捨てるような無駄な行為にも意味がある
⛳人の細胞では、老化が必要である
☆細胞が老化して死なないと細胞の入れ替わりが起こらない
*古い細胞が溜まっていくと、時間とともに細胞の中身は劣化する
☆例えば、細胞が生きていく上ではエネルギーを作る必要性がある
*細胞内でミトコンドリアが酸素呼吸を行い
*糖を「燃やして」エネルギーを作り出す
*このときに副産物として必ず酸化力の強い「活性酸素」が生じる
☆活性酸素、リンパ球が細菌などの侵入者を殺菌、分解する際に
*利用するなど、有効な使われ方もする
☆活性酸素には
*細胞の構成成分(タンパク質、核酸、脂質)を酸化させて
*ダメにする副作用もある
☆厄介なのは、機能が低下した細胞、静かに死んでくれればいいが
*中には異常になってしまうものも現れます
*一番困るのはがん化
☆ヒトの体には約37兆個の細胞があり、一つでもがん細胞が生き残り
*そのまま増殖を続けると、その個体が死んでしまう
☆がん化は、多細胞生物の持つ最大のリスクであり宿命です
☆単細胞生物では、異常になってもその細胞1つだけが死ん終了する
⛳がんはゲノムの変異で起こる
☆ゲノムの変異は、DNA合成酵素のミスなどによって
*分裂のたびに蓄積していく
☆細胞増殖のコントロー関わる遺伝子が壊れると
*制御不能になってどんどん細胞が増殖し
*がん化することは容易に想像できる
☆変異細胞が貯まれば貯まる程、確率は確実に上がる
*ヒトの場合には55歳くらいから
*がんによる死亡率が急激に上昇するのはそれが原因
(敬称略)
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⛳出典、『生き物はなぜ死ぬのか』
ヒトの死に方7(進化が生き物を作った)
(『生き物はなぜ死ぬのか』記事より画像引用)