麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

『紅い』に出てくる人々④

2008年02月11日 | 東演
○広瀬宗男

 広瀬家の嫡男ながら、二つ違いの姉・敏恵、4つ下の妹・たまきという個性の強い姉妹に挟まれて影が薄い。朴訥一念の性格は、小さい頃からの吃音も影響か。
 現在は、最も気を許している作男の喜作とともに米の品種改良に励んでいる。

 この頼りない長男に南保大樹。
 この手の役には初挑戦となる。台本を持った当初は「どうしても前に出て行っちゃうんですよネ」と本音を漏らしていたが、そんな役に苦戦しつつも楽しんでいる様子が稽古場の姿からは伺える。
  
○青山みどり

 町長の娘で、仙台の女学校を卒業後、地元の小学校に赴任した町始まって以来の才媛。現在も、女子青年団・処女会の面倒を見るなど、学校外の地域活動にも積極的。右翼農本主義の影響を強く受けた積極的な大陸進出賛成派でもある。
 また、たまきとは年こそ違うが幼なじみの関係。

 そんな時代の風を孕んだ女性に古田美奈子。古田自身、教員免許を持っており、さてそのあたりをどう役に生かせるか。
 ・・・と。これまで3回は親子、親子、夫婦という括りで紹介してきて、ここでこんな組み合わせだと、東演をよくご覧の方々は当然「また、この二人のカップリング?」と言われそうですネ。
 確かに、南保×古田コンビは『恋でいっぱいの森』のオーランドーとロザリンドをはじめ、とにかく数が多い・・・。

 さて、今回はどうかしら???
 それは是非劇場で・・・。
コメント
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