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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

『紅い』に出てくる人々③

2008年02月09日 | 東演
○水元敏恵(旧姓・広瀬)

 広瀬家の第一子で長女。おしゃべりで噂好きの出しゃばり屋。現在は役場に勤める水元徹の妻。彼とは仙台の行儀見習いの専門学校在学中に出会った。当時は作家を志していた徹も今は典型的な官吏職。頼りない弟と身勝手な妹の姉として、家を出たとはいえ、興味は実家の行く末である。

 ある意味で庶民の代表のような役どころに小池友理香。

○水元徹

 その夫。二人の結婚においては土地も家財一式も広瀬家が用意。実は町役場への就職も広瀬家の息がかかっている。そこにもってきて生来の性格もあり、完全に尻に敷かれている。

 演ずるは成長著しい、原野寛之。この徹という人物にも、世に思い当たる節の殿方が多いことだろう……(泣)

さてこの二人、『子宝善哉』(アトリエ公演)では小池が母で原野が子供、『大地のカケラ』(No.126)では同級生だった。そして、昨年の『恋でいっぱいの森』(6月東京=No.128、10~11月中国公演)では、フィービー(小池)に片思いするシルヴィアス(原野)という関係で、最終的には結ばれるカップル・・・。
 初の夫婦役となる今回、どんなコンビネーションで楽しませてくれるだろうか?

 ともに京王線沿線に住む二人は、その車内で役作りについて熱く語り合うことも多いと言う。「今回は、わたしが優位に立つ夫婦役だけど、それにこだわらず、色んな夫婦像について、あーだこーだ言いながら“水元な夫婦”に辿り着くようにしたい」とは小池。
 かたや原野は「芝居の中で二人はWボランチ的なポジション!」と、サッカーに例えて語り出した。さらに「なので全体の舵を取りながらも、小池姉さんがどんどん前に飛び出して行って、僕がディフェンシブな布陣を敷きたい」と。
 「ただ、セットプレーでは遠藤ばりの豪快なFK※を決める準備がある」と不敵に笑った。

 ※遠藤ばりのFK(フリーキック)=
  南アW杯アジア予選タイ戦で、遠藤が放った先制点を指す。
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