麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

中国ハイテク事情~ちっチャ(イ)ナおはなし/六

2008年02月19日 | 中国公演07
 小さな超市(スーパー)。。。スーパーと言っても、日本で言えばチェーン展開している大手ではなく、八百屋さんや魚屋さんがスーパー化(?)した、むしろ「よろず屋」的な個人経営の小さな店。。。のレジにインタレスティングを感じた話をします。
武漢でブラブラしていた時に入った、そんな小さな「超市」のレジはPCでした。おお!中国のハイテク化進みまくりじゃんと思いきや・・・明らかに外と繋がっておりません。
 つまり、ただ計算機として使っていて、僕がお金を出すと、PCと連動していない、モニターとキーボードが乗っている机の引き出しをただ手で開けて、釣り銭を出すのです。
 その「釣り銭箱」がまた洒落ていて、タバコのカートン箱を丁寧に切って金種ごとに並べている大変ハンドメイドな「金庫」だったりして

 決して馬鹿にしているわけでなく、個人的にこーゆーセンス好き AND、今の中国の現状を物語っているなぁと思いつつ店を出たのであった。

 出て、さらにテクテクと、自動車部品の小売店が並ぶ街を歩きながら・・・固定電話が普及するより先に携帯電話が広まった中国において、ガチャガチャとパンチャーを打つとチーンとお金の入った箱(?)が出てくるレジスターより、今や中古のPCの方が安いのだと思ったのダ。
 場合によっては、近所から「これ古くなって使わないから陳さんにあげるヨ」と頂戴したマシンやも知れない。
「使えるの?」「張さんトコに計算ソフトがあるからそれをコピーすれば十分ヨ」・・・決して、そんな受け渡し現場を目撃したわけではないけど、当たらずしも遠からずではないかしらん

 とにかく携帯電話屋さんは日本に負けず劣らずあって、デコ屋(携帯をオリジナルにデコレーションするショップ)も多く見掛けた。勿論、後者は若者が集まるような繁華街だが…。
 
 上海の地下鉄は、日本のような紙の切符ではなく使い切りの「カード型切符」であった。無人改札に通すと、入場時は改札内に出て来るから各自ピックアップし、出場の際はカードが改札機内部に収用され、人のみが出て行く仕組みだ。

 そんなこんなでハイテク化、デジタル化が進む中で、冒頭のようなアナログなんだかデジタルなんだか分からない部分が、ふと目に付く。そして、何だか和む・・・。 

 和むと言えば、オリンピックに向け、エネルギー効率を考えたハイブリッド車を導入する一方で、市中央には昔ながらのトロリーバスが走る北京のバス事情も面白かった
 なんたって一仕事終えて路線を変える場合、車掌が降りて手仕事で架線を変えていたものナ・・・。これが結構、力がいりそ~な作業なのだヨ、また。
コメント
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