上は、只今好評開催中の、藤井貴里彦さんの藍染めの展示会のポストカードです。
一昨日のブログに「個展」と書いたけど、今回は奥様の恵美さんとの「二人展」であった。
そうそう。17日、藤井さんは稽古には間に合わなかったものの、長距離移動でお疲れのところ、夜8時くらいに来団いただき、残っていたメンバーと軽い交流を行いました。
(詳しくは「9/17付の役者ブログ」をご覧ください)
そうして昨日から展示会をオープン
僕もちょいと顔を出しました。
ギャラリーの女性から、前作『浄瑠璃の庭』に感動したと、今回も期待していますと、嬉しい言葉をいただき、勇気をもらいました。
その後、藤井さんと実際稽古を始めて浮き上がった課題について、作家目線からのアプローチをいただいた。打てば響くアイデアが返ってきて、これでさらに芝居が膨らむと密かにほくそ笑んだ。
昨日は何だか電車移動であっちこっち
できれば効率的に、一筆書きの移動がベストなのだが、新宿~池袋間を4回も通ってしまった。
それから。その電車移動の中で使った中央線下りが「箱根ヶ崎」行き。
ハコネガサキ?
こないだまで高円寺に住んでけど、基本、丸ノ内線ユーザーで、深い時間にしか中央線を使わなかったこともあり、僕には聞きなれない行先だった。
思わず車内で路線図を見上げた。ふむふむ
普通、立川から青梅線に乗り入れる電車は「青梅」か、拝島から五日市線にさらに乗り入れた場合の「武蔵五日市」が終点だ。
路線図を辿ったら、拝島から八高線に入った二駅目が「箱根ヶ崎」だった。
へ~え・・・。
世の中知らないことは多い。
というか。実は『空ゆく風のこいのぼり』は、普段見落としがちな市井の……誤解をおそれずに言えば、市井の中でもスポットの当たらない人々に光を当てた、光を当てれば当然影もできるから、それもひっくるめて、見つめた作品だ。
新宿や吉祥寺じゃなく、武蔵境や昭島ですらない、箱根ヶ崎のような。。。
藤井さんの優しい眼差しで紡がれた戯曲に、今稽古場で息を吹き込んでいます。