麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

こいのぼりと箱根ヶ崎

2008年09月19日 | 東演

 上は、只今好評開催中の、藤井貴里彦さんの藍染めの展示会のポストカードです。

 一昨日のブログに「個展」と書いたけど、今回は奥様の恵美さんとの「二人展」であった。
 
 そうそう。17日、藤井さんは稽古には間に合わなかったものの、長距離移動でお疲れのところ、夜8時くらいに来団いただき、残っていたメンバーと軽い交流を行いました。
(詳しくは「9/17付の役者ブログ」をご覧ください)

 そうして昨日から展示会をオープン
 僕もちょいと顔を出しました。

 ギャラリーの女性から、前作『浄瑠璃の庭』に感動したと、今回も期待していますと、嬉しい言葉をいただき、勇気をもらいました。

 その後、藤井さんと実際稽古を始めて浮き上がった課題について、作家目線からのアプローチをいただいた。打てば響くアイデアが返ってきて、これでさらに芝居が膨らむと密かにほくそ笑んだ。

          

 昨日は何だか電車移動であっちこっち
 できれば効率的に、一筆書きの移動がベストなのだが、新宿~池袋間を4回も通ってしまった。
 それから。その電車移動の中で使った中央線下りが「箱根ヶ崎」行き。
 ハコネガサキ?
 こないだまで高円寺に住んでけど、基本、丸ノ内線ユーザーで、深い時間にしか中央線を使わなかったこともあり、僕には聞きなれない行先だった。

 思わず車内で路線図を見上げた。ふむふむ
 普通、立川から青梅線に乗り入れる電車は「青梅」か、拝島から五日市線にさらに乗り入れた場合の「武蔵五日市」が終点だ。
 路線図を辿ったら、拝島から八高線に入った二駅目が「箱根ヶ崎」だった。
 へ~え・・・。

 世の中知らないことは多い。

 というか。実は『空ゆく風のこいのぼり』は、普段見落としがちな市井の……誤解をおそれずに言えば、市井の中でもスポットの当たらない人々に光を当てた、光を当てれば当然影もできるから、それもひっくるめて、見つめた作品だ。
 新宿や吉祥寺じゃなく、武蔵境や昭島ですらない、箱根ヶ崎のような。。。

 藤井さんの優しい眼差しで紡がれた戯曲に、今稽古場で息を吹き込んでいます。

コメント
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