





僕個人は三本目となる「東京劇団フェス08」の観劇。
各都市で活躍するカンパニーが集結するイベントとはいえ、キャパ700のシアターアプルを埋めるのは容易ではない。
過去2本も苦戦していた。

「ギンギラ太陽’s」ばりの、すごい劇団がまだ博多にはあったのか!とビビりながら開幕を迎えた。
その謎は終演後に解けた。
アフタートークのゲストが大泉洋だったのだ。
どうりで若い女性が多いはずだ。
で、彼とグレコローマン主宰の小林晶の話から、実は『和装ニホヘト』は、映像にしたいのだと。
(したかった、ではなく、進行形です)
着付コンクールに材をとったこの脚本、観ながら「嗚呼、映画にしたら面白いのに…」と思っていたが、そりゃ当の本人もそんな狙いで書いているのだものナ…と納得。
お隣の映画館では『ハッピーフライト』を上映していたが、あんなノリの映画になる可能性のあるホンでした。
それはそうと。
舞台で本当に着物着せてしまうのにはド肝を抜かれたし。。。だって二人ですヨ、二人。たまさか出来る人がいるからやらせちゃえ!じゃ出来ない芸当です

また、アフタートークで「あれは本業」と言っていた太鼓もド迫力でした。。。
創作芸能・鼓夢という集団による三人の太鼓。さらにその中の一人が舞台で主要な役を演じていました。
ただメインは芝居だから、アタマであんなに長く太鼓と着付けを見せなくても…と思ったのも事実。
「福岡のドリームチーム」と小林。
「せっかく東京に出てくるのだから、福岡にはこんな面白い役者がいると伝えたかった」と。
確かに皆芸達者だったけれど、出演の12人中半分が客演のせいか少々噛み合いが悪く、特に序盤は芝居に無駄が多く、物語が回り始めるのに時間が掛かったのが残念でした。
それにしても、本当に日本は狭いようで広いっす!

あと、もう一本くらい観ちゃおうかな


【文中敬称略】