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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

東経44.83北緯20.50と演劇(6)

2014年11月19日 | 制作公演関連
ブレヒトの芝居小屋で上演する作品だけに
ブレヒト的な舞台になっていると、
言えなくもない『バルカンのスパイ』である。

ブレヒト?
って御仁に、親切に説明したいところだが、
ここでははしょります。
あ、ちなみに人の名前です。
演劇史に大きな足跡を残した
ドイツの人です。



あ。
そもそも今回の『バルカンのスパイ』を
「珍しいセルビアの演劇ですよ」と
様々なところで宣伝しているのです。
セルビア大使館の後援も受けていて、
同ホームページにも取り上げられています。

「はは~ん、とゆーことは国だな」と
勘のいい人は気づくでしょう( ̄ロ ̄;)

旧ユーゴスラビアだった国々のひとつで
当時の首都ベオグラードは、
セルビアの首都になっている。
つまりユーゴスラビア時代から
誤解を恐れずにいえば中心だった地域。

ブログタイトルの東経と北緯は、
まさに『バルカン~』の舞台でもある
ベオグラードの位置だったりもする。

最近、錦織フィーバーで脚光の
男子プロテニス界の頂点に立つ
ノバック・ジョコビッチは、
そんなセルビアのスーパースター。

そして本作品を書いた
ドゥシャン・コバチャヴィッチもまた、
この国を代表する劇作家であり演出家、
さらには小説家だ。
カンヌ映画祭でパルム・ドールに輝く
『アンダーグラウンド』も彼の戯曲。

それを映画化するにあたり、彼と
監督のエミール・クストリッツァが
脚本執筆にあたっている。



さて文章の合間に挟んだのは
ブレヒトの芝居小屋の片隅。
舞台を撮りたいところなのだが、
色々支障が出るので我慢。

かわりに何だか解らないでしょうが
雰囲気は感じられるだろう処を
撮ってみました

そんなこんなで。明後日初日。
日本・セルビア演劇交流プロジェクト
『バルカンのスパイ』
いよいよ本邦初演のベールを脱ぐ!




コメント
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